「早立ち」クイズ&Stand-Art''(2012/7/21)

Ⅰ.総論

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hayatachi

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Ⅰ.総論


 今回掲げていたのは、「新しい傾向の実験」と「参加者に楽しんでいただく」という二点。
 この目的は達成できたのか?

<1.新しい傾向の「実験」として>


 新しい傾向の「実験」については成功。

(1) 具現化

 「早立ち」という、「主催者の頭の中にしかなかったもの」を具現化することができた。

(2) 反応、振り返り

 それに対し、アンケートや飲み会などでさまざまな反応を頂くことができた。動画アップ、レビューなど「振り返り」についても早期に着手できた。

(3) 早立ちの可能性

 準備過程および当日の反応から、早立ちの可能性、早立ちが活用できる局面が(主催者の中でも)広がっていったのが非常に大きい。

・当初案=「短文基本問題以外を楽しむための、早押しボードを改良した企画」

 「通常の早ボは12人くらいしか楽しめない」
→「交代でステージ上で12人が押して、それ以外は観客席でボード解答」(花男杯でやったように)
→「100人早押し機を開発した新規イベント」
→「早立ちだったら、100人早押し機を使わずとも、全員で幅広い知識とスピードを競える」
 という流れ。
 対象としては、実力者層中心に、短文基本問題以外に興味を持った中堅層をイメージしていた。

・大会前=「イベントでの全員参加ラウンド・敗者復活での活用」「バラエティ問題での活用」

 「多人数が同時にクイズできる」というメリットに基づいたもの。「イベントに参加した!」という参加意識の向上という点で大きなプラスになり得る。特に通常のイベントで参加意識を感じにくい(出てはみたけど何もできずにあっさり負けてしまう)中堅層以下にとって。
 背景になっているのは、中堅層以下にとって、
 「何年やっても上位層に追いつけない」
→「勝ち進められないから、イベントに行ってもちょっとしかクイズができない」
→「面白くない」
→「イベントから足が遠のく」
→「初級者~中堅層(クイズ歴3-7年目くらい)がなかなか定着しない、特にイベントに来ない」
 ……のではないかという問題意識(あくまで仮説ですが)。
 また、バラエティ問題(今回Extraでやったもの)についても早立ちが使えるのでは、と思ったのもこの頃。

・大会後1=「さまざまな実力層の人が、それぞれの実力に応じて同時に楽しめる」

 この点については自分の想像以上のメリットだった。
 「複数人が回答できる」という早立ちの特徴をプラスと捉えた方が、特に中堅層以下からのアンケートで多かった。これは自分自身予想以上の成果(とともに、「100人早押し」は結局少数人しか回答できず、この点で限界があることもわかった)。

・大会後2=「イベント開催の省力化」

 事前、「時間のわりに出せる問題数が少ない」ことはデメリットとしてかなり悲観的に捉えていた。しかし、逆に考えると「少ない問題数=労力でイベントが準備でき、かつ競技性も保てる」ことは大きなメリット、ということも事後にわかった。

☆この事後のメリット2つについては、特に地方について非常に効果が大きい。
 地方はプレーヤー間の実力格差が激しい。全国レベルのプレーヤーから、クイズを初めて間もない人までが同一サークルにいる、ということが有り得る(関東・関西であればサークルや年代によってある程度は分化可能)。また、一方でクイズイベントはほとんどない。やろうとしても担い手の量・質ともに不足し、労力を集めるのが困難。
 そういった地方にとって、この「早立ち」を導入するメリットは大きい。

<2. 参加者に楽しんでいただく「イベント」として>


 雰囲気・アンケートから伺うと、おおむね「楽しんでいただいた」と思われるが、課題も多く残した。

 特に、準備が不十分であったこと、構成やルール設定に詰めの甘さが見られたことに対し不満の声も挙がった。それを予期した人が参加を控えた可能性も高い。
 また、比較的好意的な評価を頂いた方についても、「リハ的要素が強かった」「オープン大会としては厳しいが、オープン例会ならばちょうどいい湯加減だった」という、いわば「条件付きの」評価も多かった。
 今後「早立ち」普及のためには、より精度を高めることが必要。









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