目次
高倉 冠葉 （たかくら かんば）
声：木村 昴
名目上は、晶馬の双子の兄であり、高倉家の第一子。
夏芽家の息子で真砂子の実兄だったが、10年前に父親が死亡した際、高倉家に引き取られた。
都立外苑西高等学校（男子校）の2年生で16歳。
女性にモテていて恋愛経験も豊富だが、女性達から恨みを買うこともしばしば。
目的のためなら手段を選ばない性格で、弟妹には父親の様な一面を見せることもある。
妹の陽毬に対しては、兄妹愛以上の想いを持っている模様。
ペンギン1号
声：木村 昴
冠葉のパートナーのペンギン。
キリッとした眉で、おでこに絆創膏を貼っている。
ペンギンながら人間の女のエロに興味が強く、いつもセクハラ行為や下着・セクシー写真の収集をしている。
高倉 晶馬 （たかくら しょうま）
声：木村 良平
名目上は、冠葉の双子の弟であり、高倉家の第二子。
高倉家の唯一の実子。
都立外苑西高等学校（男子校）の2年生で16歳。
女性や恋愛には疎く、純粋な一面を持っている。
冠葉と違って良識がある。料理が得意で高倉家の家事全般を担当している。
妹の陽毬を溺愛している。
ペンギン2号
声：木村 良平
晶馬のパートナーのペンギン。
食欲の塊で、登場時はほとんどいつも何か食べている。また、しょっちゅうゴキブリを殺虫剤スプレーで殺している。
他のみんなが自分の持ちペンギンを可愛がったり役に立てたりしているのに対し、晶馬はわりと放し飼い状態。
山下 洋介 （やました ようすけ）
声：坂巻 亮祐
晶馬や冠葉と同じ男子校の友人。
高倉 陽毬 （たかくら ひまり）
声：荒川 美穂
名目上は、冠葉・晶馬の妹であり、高倉家の第三子。13歳。
10年前、実母に育児放棄され、こどもブロイラーで透明な存在にされる寸前に晶馬に助けられて、高倉家に来た。
医師に余命わずかと宣告され命を落とすも、不思議なペンギンの帽子の力によって生き返る。
編み物が得意で、牛乳が苦手。
病気は治ったものの、まだ学校には通えてない模様。
兄たちに溺愛されている。
→プリンセス・オブ・ザ・クリスタル （通称：プリクリ様）
陽毬が水族館で買ったペンギンの帽子を被ると現れる別人格。口が悪く高圧的。
陽毬の余命を延ばす代わりに、高倉兄弟に「ピングドラムを手に入れろ」と命令する。
ペンギン3号
声：荒川 美穂
陽毬のパートナーのペンギン。通称サンちゃん。
目には睫毛があり、頭にピンク色のリボンを付けている。
編み物が上手で、休学中の陽毬の良き友達。お洒落好きでよく派手な色のカツラをかぶったりしている。
高倉 剣山 （たかくら けんざん）
声：子安 武人
高倉兄妹の父。
16年前の事件当日、出産報告を聞いた後、「これで世界はピースされる」と呟いて仲間達と出掛けていった。
事件の主犯格として指名手配され、姿を消して所在不明になっていたが、実は既に死亡していた。
16年前にはピングフォースの、兄妹の幼児期にはKIGAのマークが入った作業着を着用していた。
高倉 千江美 （たかくら ちえみ）
声：井上 喜久子
高倉兄妹の母。
父と同じく事件を起こした団体の指導的幹部として指名手配され所在不明になっていたが、同じく死亡。
倒れる姿鏡から陽毬をかばい、顔に傷の残る怪我を負った。
池部の叔父〈小説版では池辺の伯父〉 （いけべのおじ）
声：田中 秀幸
剣山の兄（小説版）。和菓子屋を営んでいる。
両親の失踪時から時々訪ねて兄妹の世話をするなど、それなりの気遣いは見せているが
あくまで別家庭であり、冠葉の金の出所など深いところまではあまりタッチしてない。
荻野目 苹果 （おぎのめ りんご）
声：三宅 麻理恵
櫻花御苑女子高に通っている2年生（小説版は1年生）。
冠葉と晶馬の担任教師である多蕗に片思いをしており、ストーカーもしている。
日記に書かれた事柄を遂行するために日々努力しており、そのためには手段も選ばないが、
普通の少女らしい一面も持ち合わせている。
陽毬と出会ってからは高倉家に頻繁に出入りしており、高倉兄弟とも面識を持つ。
カレーには特別な思い入れがある。
荻野目 桃果 （おぎのめ ももか）
声：豊崎 愛生
苹果の姉。ゆりや多蕗とは同級生。明るく優しい子供だったらしい。
小学生だった16年前に地下鉄の事件で死亡したとされるが、遺体は発見されていない。
日記と呪文を使って「運命の乗り換え」を行う能力を持つ。
荻野目 聡 （おぎのめ さとし）
声：立木 文彦
苹果の父。
桃果にこだわり過ぎる妻と苹果への接し方について意見を違え、激しい夫婦喧嘩のすえ離婚した。
現在は子連れの女性と再婚しており、定期的に苹果と面会する関係。
荻野目 絵里子 （おぎのめ えりこ）
声：深見 梨加
苹果の母。
離婚後に苹果と二人で今のマンションに移り住み、忙しく働くキャリアウーマン。
苹果が幼い頃には桃果のことを引きずっており、カレーの日の継続を主張した。
柏木 雪菜 （かしわぎ ゆきな）
声：生田 善子
苹果と同じ女子高の友人。ガングロでロングヘアー。
通学電車の痴漢騒ぎで双子が苹果と出会うキッカケを作った。
藤代 万里 （ふじしろ まり）
声：山村 響
苹果と同じ女子校の友人。ショートヘア。
多蕗 桂樹 （たぶき けいじゅ）
声：石田 彰
冠葉と晶馬の担任教師。
苹果とは高校時代からの知り合いであり、彼女から想いを寄せられているものの、本人は気付いていない様子。
野鳥観察が趣味で、好きな食べ物はモンブラン。晶馬曰く、私服はださい。
多蕗の母
声：久川 綾
ピアノが好きで、「才能のある人」をこよなく愛す。
幼い頃から多蕗にピアノを練習させていたが、怪我でピアノが弾けない手になり
弟のほうが優秀だと判ると、多蕗を見放した。
多蕗の実父
ピアニストだったが、母に才能を見限られ離婚した。
多蕗の継父
「才能のある人」が好きな母が再婚した、新進気鋭の作曲家。多蕗の姓は彼のもの。
この継父自体は、音楽に詳しい善人だった。
多蕗の弟
再婚した母と継父との間に生まれた。
ピアニストとして天性の資質があり、本人に悪意はないが、その存在が凡人の多蕗を追い詰めることとなる。
時籠 ゆり （ときかご ゆり）
声：能登 麻美子
「サンシャニー歌劇団」の人気女優。
桃果・多蕗とは小学校の同級生で、日記をなぞっていた頃の苹果の恋敵だった。
同性愛者で、多蕗とは仮面夫婦らしい。
ゆりの父
声：内田 直哉
高名な彫刻家。桃果による運命の乗り換えがなされる前は、彼の設計した巨大ダビデ像が東京に建っていた。
ゆりに「醜い子は愛せない」と言い放ち、「美しく改造する」という口実で虐待を繰り返した。
ゆりの母
父親曰く、ゆりを産んだ後「どんどん醜く」なり、「あんな事」になった。
（小説版でのみ言及）
ある日、朝食を作りかけのまま忽然と姿を消した。
父は何かを知っているようだが、ゆりは本能的に母の不在を追及してはならないことを悟った。
結城 翼 （ゆうき つばさ）
声：朴璐美
ゆりと同じサンシャニー劇団の男役。
ゆりと性的関係にあったが、飽きて捨てられる際「みんなに体の秘密をバラす」とゆりを牽制した。
夏芽 真砂子 （なつめ まさこ）
声：堀江 由衣
苹果同様、『プロジェクトM』を遂行する謎の少女。相手の記憶を消すスリングショットを持っている。
口癖は、「嫌だわ、早くすり潰さないと」。
冠葉の実妹。
エスメラルダ
声：堀江 由衣
真砂子のパートナーのペンギン。
黒い毛並みで、顔のあたりはハート型に白い。星の大きい黒目がちのツリ目。
1号を押し倒して濃厚なキスを浴びせるなど、熱烈な攻勢をかけている。
夏芽 マリオ （なつめ まりお）
声：荒浪 和沙
真砂子の弟。
冠葉が陽毬にしているのと同様、真砂子が眞悧に代償を払って命を繋いでいる。
夏芽 左兵衛 （なつめ さへえ）
声：糸 博
真砂子の祖父。故人。
一代で夏芽財閥を築き上げた日本経済界のカリスマだが、人間的には破綻した性格。
ひ弱なマリオを夏芽家にふさわしい跡継ぎに育てるべく、毎日過酷な武道の訓練でしごいた。
真砂子の父
声：川田 紳司
祖父の方針に付いて行けず、結果的に夏芽家を出て行くことになった。
KIGAに関与し、10年前に死亡した（真砂子いわく「利用されて殺された」）。
冠葉の実父。
真砂子の母
（小説版でのみ言及）
夏芽家内の軋轢の重苦しさに耐え切れず、幼い子供たちを残して家を出た。
久宝 阿佐美 （くほう あさみ）
声：早見 沙織
真砂子が指示して高倉冠葉恋愛被害者の会を結成させた少女。
10代女子に人気の雑誌シックスティーンでモデルをやっている。
エスカレーターから突き落とされて入院し、真砂子の赤弾で冠葉に関する記憶を消去された。
唯 （ゆい）、千鶴 （ちづる）
声：松嵜 麗、阿久津 加菜
恋愛被害者の会のメンバー。
真砂子の赤弾で冠葉に関する記憶を消去された。
渡瀬 眞悧 （わたせ さねとし）
声：小泉豊
中央図書館「そらの孔分室」の司書。
病院へ現れ、鷲塚医師に代わって陽毬の主治医になった。
元は鷲塚医師の優秀な助手だったが、犯罪組織のリーダーになって16年前の事件を起こし死亡した。今は「幽霊」らしい。
シラセ、ソウヤ
声：岩崎愛、高城元気
眞悧が連れている助手の少年2人。
鷲塚医師
声：屋良有作
東鷗総合病院の医師。眞悧が現れるまでは、陽毬の主治医だった。
16年前の事件より以前、眞悧は彼の助手だった。
最終更新：2012年01月28日 23:11
