プロジェクトを64bitプラットフォーム用に設定する
- プロジェクトのプロパティを開く。
- 「構成マネージャ」をクリックして「構成マネージャ」ダイアログを開く。
- 「アクティブソリューションプラットフォーム」プルダウンを展開し「新規作成」をクリックする。
- 「新しいプラットフォームを入力または選択して下さい」プルダウンで64bitプラットフォーム(x64)を選ぶ。
- 「設定のコピー元」プルダウンでWin32を選び、「新しいプロジェクトプラットフォームを作成する」にチェックを入れて「OK」をクリックする。
- 「構成マネージャ」ダイアログの「アクティブソリューションプラットフォーム」で64bitプラットフォームが選べるようになる。
プロジェクトの設定はWin32の設定が引きつかれるが、以下の設定が自動で更新される。
- 「構成プロパティ」->「リンカ」->「詳細」の「対象コンピュータ」の指定が/MACHINE:X64になる。
- 「構成プロパティ」->「C/C++」->「全般」の「デバッグ情報の形式」の指定が/Ziになる。
nmakeの出力ターゲットプラットフォームを64bitにする
cl.exe(VC++コンパイラ)には5つのバージョンがある。
- x86 on x86 : x86プラットフォーム上で、x86用の出力ファイルを作成する。
- Itanium on x86 : x86プラットフォーム上で、Itanium用の出力ファイルを作成する。(クロスコンパイラ)
- x64 on x86 : x86プラットフォーム上で、x64用の出力ファイルを作成する。(クロスコンパイラ)
- Itanium on Itanium : Itaniumプラットフォーム上で、Itanium用の出力ファイルを作成する。
- x64 on x64 : x64プラットフォーム上で、x64用の出力ファイルを作成する。
通常nmakeから実行されるコンパイラはx86 on x86
vcvarsall.bat を使って、実行されるコンパイラを指定する。
vcvarsall.bat のパスは、C:\Program Files\Microsoft Visual Studio 9.0\VC\Vcvarsall.bat
| vcvarsall.bat 引数 |
コンパイラ |
ホスト(ネイティブ、またはエミュレーションを使用) |
ターゲットアーキテクチャ |
| x86 (既定) |
32 ビット ネイティブ |
x86、x64、Itanium |
x86 |
| x86_amd64 |
x64 クロス |
x86、x64、Itanium |
x64 |
| x86_ia64 |
Itanium クロス |
x86、x64、Itanium |
Itanium |
| amd64 |
x64 ネイティブ |
x64 |
x64 |
| ia64 |
Itanium ネイティブ |
Itanium |
Itanium |
最終更新：2011年09月27日 17:12
