久遠@Wiki

プラドレッド

最終更新:

puladread

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【最終更新日時:2012年03月16日 (金) 12時23分46秒】

概要

2009年度久遠(クリスマス号除く)に一年かけて連載。2010年度久遠にも時々掲載。 現在こちらのページにて全話閲覧可能。
HP名とタイトルがダブっているのは、構想はあったものの「たぶん描く機会はないだろうなー」と作者がやけっぱちでHP名に使用してしまったから。

あらすじ

旅のサーカス団、紅向日葵一座(プラドレッドサーカス)の軽業師ネロと、天涯孤独の少女エリルを中心に、彼らの交流や旅やいちゃつきぶりを描いた物語。
いちおう19世紀英国が舞台ということになっていたが、もはや消えた設定。

登場人物

(本編で出てない設定もキャラも紹介)

ネロ・プラドレッド
主人公。15歳(作中は初夏)。8月31日生まれ。身長155cm。軽業師。
良くも悪くも子供らしく、素直に礼を述べる時もあれば、構ってもらうために悪戯を繰り消したり、こうと決めたらすぐ体が動くなど、感情的な性格。かなりの甘党で、よく一座の食べ物を勝手にくすねては追い掛け回されている。本能で動くが、そのおかげでエリルの命を救えたともいえる。知恵熱を出す程度には馬鹿。
7年前大けがを負い路地裏にいたところを団長に拾われ、それ以前の記憶がないが心の闇となっている。本名はレイリー。元はエリルと同じ孤児院で育ち、当時は少女のような外見で体も気も弱かった。火事の際、双子の姉ミレイアが自分を庇って死亡したショックにより記憶喪失になった。
エリルを義妹として大切に思い、惚れてもいるのによく喧嘩している。タッシュもいいように扱っているが根は頼っているようである。もはやツンデレ。
2年後のエピソードでは身長が伸び、エリルと恋仲になっているが性格はあまり変わっていない。バンダナはエリルにあげてかわりに彼女のネクタイをつけている。

エリル・ハーネット
ヒロイン。15歳。5月22日生まれ。身長162.5㎝。胸はAカップ。
ネロにいきなり踏み台にされるという衝撃的な出会いを果たした。天涯孤独の貧乏少女で、一座にアルバイトとして雇われる。
ネロと同じ孤児院で育ち、音楽家の夫妻に引き取られで養育される。このころ一度紅向日葵一座の公演を見たようである。その後孤児院の全焼、養父母の病死などの不幸に見舞われたため、誰かがいなくなる、誰かが倒れるなどといったことを極端に苦手としている。性格は控え目で臆病、常に敬語で話す。甘えられる相手がいないため人前で涙を見せなかった。ネロの記憶が戻ったのを機に正式に入団し、歌姫として活躍。髪を切り、性格も明るくなった。
幼少時のあだ名は「リィ」。小さいころから歌は得意だった。怪力という裏設定があり、そのせいか非常によく食べる。でも牛乳は飲めない。
天然気味でやや腹黒く、ネロに対しては兄妹以上恋愛未満なややこしい懐き方をしている。2年後のエピソードでは恋人関係になっている模様。

タッシュ
17歳。170cm。軽業師。
ロバートとジャッキーの腹違いの弟で、ネロとエリルにとっては兄のような存在(かなり過保護)。伯父にあたる団長に育てられた。母の片見を首から下げている。
変わり者が多い一座では貴重なツッコミ役で、ヘタレ気味だが面倒見はいい。
自身と似たような人は放っておけないため、昔は寂しさゆえに悪ガキだったものの、姉やネロに出逢い世話をやいているうちに今の性格になった模様。
父についてはほとんど知らず、ロバートに嫌われる原因も解らずにいる。

団長
身長213cm。紅向日葵一座の長。
質実剛健で怒らせると怖い。が、普段は気さくで情にあつく、一座の者は全員家族であるという考えを持つ。そして強い。
元は旅商人で、タッシュの母の恋人であった。彼女が亡くなったのちタッシュを引き取り育て、一座を組織し成長させた。
弟の被害者たちが不思議と自分の周りに集まることを宿命と捉え、彼を探し出そうとしている。

ジャッキー(ジャクリーン)
狙撃手。胸はEカップ。
ロバートの腹違いの妹、タッシュの腹違いの姉。
明るくかなりノリのいい性格で、下手な男より漢気に溢れるカウガール。副業で賞金稼ぎをしているが、敵は生け捕る主義。
義賊の母を持つが、ロバートに仲間達ごと殲滅され、自身も死にかけたところを団長達に保護される。
母の遺言によりロバートを憎むことを止め、逆に彼や国中にいるであろう腹違いの兄弟達を救いたいと考えている。

ロバート(ロブ)
表向きは狙撃手兼用心棒。
寡黙で無愛想、だが根は感情的で、誰にも心を開かない。本業は賞金稼ぎで、敵は殺す主義。
大犯罪者の息子なうえ彼によく似ており、それゆえ悲惨な人生を余儀なくされ、父親を抹殺する為だけに生きてきた。一座を身を置いているのは、伯父にあたる団長から情報を得るため。 父の血をひくジャッキーやタッシュも快く思っていないが、被害者であるネロやエリルには同情しているため助けることもある。

ミライ
手品師。
文字通りタネも仕掛けもないマジックをするやや変態のお兄さん。鳩たちには懐かれていない。
体力は皆無だが悪ノリが好き。何かと謎めいた言動が多いが多分何も考えていない。
パートナーのアイラに惚れこんでおり、彼女を救うために共に逃亡した末に最中に団長と出会った。
作者の過去作品の主人公で、そこでは落ちこぼれの魔法使い。アイラとの交流の中成長していく。

アイラ
手品師。胸はGカップ。
ミライのパートナー。しっかり者でわかりやすいツンデレ。ツッコミ要員でハリセンを所持。
植物や薬学の知識が豊富で、エリルのために非合法な治療薬を作ったことがある。動物の言葉がなんとなくわかり、鳩の世話は彼女がしている。
作者の過去作品のヒロインで、そこでは自然界の精霊。力を利用しようとした輩から逃げるため、魔法のない世界にミライと逃げた。

アリス
ミライとアイラの背後霊。
もとは令嬢で、忙しい両親が誕生日に帰ってくるのを楽しみにしていたが、団長の弟一味に殺され、その後も地縛霊として廃屋に留まっていた。
ミライとアイラに発見され、以後は彼らについて行っている。彼らを「パパ」「ママ」と呼び慕っている。

ジャック(ピーター)
大きいピエロ。
双子の兄。よく吐血する。その虚弱さはエリルのトラウマを蘇らせるほどである。

フレディ&パティ
小さいピエロ。双子。
ジャックの弟妹。いつも兄と一緒にいる。

霜月
人形使い。
東の国出身でいつも着物を着ている。のんびりや。

バルド
コック。
行方不明の恋人を探している。団長が拾ってきた子にネロと名付けて餌付けた。彼が甘党になった原因はここにあるようだ。

ジュリア
エリルの先輩歌姫。
団長がネロを拾ってきたとき、戸惑いながらも受け入れた。作中に名前は出てこない。ごめん。

シスター・レベッカ
コーンウェル修道院の修道女。 ネロとエリルとミレイアの育て親。
火事の際に亡くなってしまい、以後も墓場に地縛霊のようにいた。ふたりが一緒に旅立ったのを見て成仏していった。

ミレイア
ネロの双子の姉。あだ名はレイ。
少年のような風貌の少女。現在のネロとよく似ている。歌は苦手。
火事の際にネロを庇って死亡。今も空の上から共に育ったネロとエリルを心配している模様。

風車小屋の管理人
亡くなった夫に代わり、風車小屋とひまわりがたくさん咲く丘の管理をしている。
一座の公演に感動し、ひまわりを送った。病気に侵されており、最期に向日葵が満開になる奇跡が起きた。

団長の弟
ロバート・ジャッキー・タッシュの実父。国家史上最悪と呼ばれる大犯罪者。
ネロとエリルが育った孤児院に放火した犯人でもあり、アリスを殺した一味の統領でもある。
あらゆる女性に手をつけたためあちこちに子供がおり、その多くが悲惨な人生を歩んでいる。
唯一タッシュの母にあたる女性だけは心から愛していたものの、彼女の死をきっかけに暴虐さは増した。

タッシュの母親
娼婦。団長兄弟に愛される。
団長と恋人同士であったが、当時彼には金がなかったため、生きていくために団長の弟に何度も買われ、身ごもってしまった。
出産後、生まれた赤ん坊とピアスの片方を団長に託し亡くなった。明るく純朴な性格だったという。



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