2012年 KEYBOARD TUTORIAL 夏 - 合宿の前に
合宿無事終了。お疲れさまでした。
参考用に作ったCombinationの解説等をまじえて、個人的な楽曲解釈、キーボードアレンジ観を中心にまとめてみました。
一つの考え方として、自分の音構築や実際の演奏の参考としてみてください。
課題曲
-Hanky Panky / Superfly
Evernoteアカウントに音源アップしてあります。
Keyboard用パート譜もアップしました。
Combination = U-F 16
- Instruments
- Organ = (Part1) I-B 45, Key Range = to B3, 15va
- Brass = (Part2) I-D 22, Key Range = from C4
- A. Pf. = (Part4) I-A 34, Pad assign = Pad1&8(※)
※画面パネルの下に配置されているのがPADです。PAD1は左端、PAD8は右端のヤツです。
このCombinationでは、C4(真ん中のド)以降の鍵盤では管楽器の音、B3以下の鍵盤ではオルガンの音、上述のPAD1またはPAD8でピアノの音(4分でならすE6+E7用の音)が割り振ってあります。
イメージとしては、主に右手でBrass、左手でOrgan、必要な時にPADを叩いてPianoを鳴らすという感じでしょうか。
考演奏: 曲の流れを追いながら
- Intro.: オルガンは歯切れよく。後半5小節はBrassメインにして、加えてPf.でいいかと。
- A.
- B.: 展開にあわせて(足元のエクスプレッションペダルで)管楽器の音を上げていきましょう。
- C.
- D.
- E.
- F.
- G.
- H.
- I.: 基本的にはBrassメインでいいでしょう。後半のオルガンの16分の部分に向けて、メインパートをBrass→Organ→Brassと展開していくように、休符の間をつなぎの時間にする意識で。
-Link / L'Arc-en-Ciel
Evernoteアカウントに音源アップ済。
譜面にはいろいろ記載されていますが、曲の音源を聴くとほぼストリングスに専念すればいいでしょう。
素早いフレーズも多いので、無理にオクターブで弾ききろうとせず、Combinationでオクターブ違いの音を重ねて弾きやすくするのも一つの手です。
その分音のチョイスや強弱などに気をつけて弾いてみましょう。
考演奏: 曲の流れを追いながら
- Intro.: 歯切れよく。
- A.
- B.
- C.: 白玉(全音符や2分音符)が多いので滑らかに。他のパートを聴く余裕もあると思うので、ボリュームコントロールを臨機応変に。
- D.: ふたたび歯切れよく。
- E.
- F.: Organパート。ここも滑らかめでいいでしょう。
- G.
- H.: 駆け上がりの最終2小節は16分×4の単位で考えるといいんでしょうか?それぞれ弾きやすい運指があると思うので、楽譜とにらめっこしてみてください。
- I.: 白玉は持続する音を大事にして、新しい音を添えていくイメージで、滑らかに。オルガンの運指にも共通することだと思います。
- Ending.
チャレンジ曲
-Free Planet / Superfly
-LOVE PHANTOM / B'z
Combination = U-F 17
- Instruments
- Piano = (Part1) IA-036, Key Range = to E4
- Syn. Brass = (Part2) UB-050, Key Range = from F4
- Strings = (Part3) IC-056
- Syn. Human Voice = (Part4) IC-106
- Loop Sample = (Part6) UF-009, Pad Assign = Pad 1-8
※Loop Sampleについて
iPad Appで作ったピアノの打ち込みループ(WAVE File)を使える設定にしてありますが、
その都度データをM3にアップロードしないといけないようです。
以下の手順でデータをダウンロードして、アップロードしてみてください。
- Evernoteアカウントにアクセスし、データをダウンロード。ファイル名は指定の名前にしてください。
- ダウンロードしたWAVEファイルは形式はそのままに、USBメモリにコピー。
- USBをM3に接続。
- M3はMediaモードとし、画面下のLoadのタブにタッチしてからサンプルファイルを選択し、Loadボタンにタッチ。
- サンプル音源が使えるようになった、はずですが…どうでしょう?
考演奏: 曲の流れを追いながら
ストリングスが大活躍するIntro1,2は割愛してます。よほどでない限り、実演奏では省略する方が賢明でしょう。
- Intro.: ベース音のみ鍵盤で弾いて、あとはサンプルを。
- A.: PianoじゃなくてSyn. Brassでいいかと思います。現状ではラスト2小節でSyn. Brassの音域が不足するので、フィルターで音を変化させるなどしてアクセントをつけてみるといいかもしれません。
- B.
- C.
- D.: ループを使うのであれば、片手でルート音を弾くのか、ストリングスを弾くのか。譜面には何も書いていないベースの動き次第で音の選択をしましょう。
- E.: Synth Human Voiceをしっかり弾ききりましょう。
- F.: 後半のストリングスは、クロマチックから次の小節につながっていくので、ここで止まったりしないように。
- G.: 弦楽器隊がいないので、4分打ちでもしっかりストリングスでリズムを作ることが何より重要。ここはループは二の次でいいです。
- H.: 繰り返し後はギターとのユニゾンになります。Human Voiceはアタックが弱い音である分、ギターとの時間差に気をつけましょう。
最終更新:2012年08月23日 11:11