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50日間の共同生活が終わって、ウサミ先生の挨拶が終わる。 ここから出た後もまた会おうという約束を残し、そして皆の姿が次々とまばらになっていく。 日向もまた仲間達との強い絆や共同生活の満足感と共に修学旅行を終える… はずだったのだが、砂浜には日向を待つ5つの影があった。 「日向さん、これは一体」 「日向さぁん…」 「日向……テメー…」 「うわーん!やっぱりおにぃは最低のゴミクズキモ男だよー!!」 「日向…どういう事なの?」 驚きや怒り、涙に不安の様々な感情が交差した視線が痛い。 50日間のサバイバル生活。 仲間達と親睦を深め希望のカケラを集めつつ共同作業をこなす生活の中、5人の少女達と特に親密な仲になったのだ。 そして先程少女達からそれぞれの思いを告げられた。 どの娘も上質な才能と容姿を持ち合わせた超高校級の女子達だ。彼女達から告白された日向の心は浮き立っていた。 だがしかし、1人1人の告白を受け入れた後、まさか全員が全員同じ場所で待ち構えているとは夢にも思わなかったのだ。 「日向さんはわたくしの国に英雄としていらっしゃるのではなかったのですか!?」 「ふぇ…私と結婚してくれるって言ったじゃないですかぁ…あ、あれはやっぱりウソだったんですかぁ…?」 「オ…あ、あたしだって日向に責任とってもらうかんな!」 「約束破ったらただじゃおかないっていったよね…?」 「なによこれ…。やっぱりあんたって最低の男だったってわけね…」 女子達の殺気立ったオーラが正直めちゃくちゃ怖い。今にも襲い掛かってきそうだ。 そう、これは超高校級の修羅場といったところだろう。 この場を鎮めるため方法は…1つしかない。 日向は頭の中で閃きアナグラムを展開して文字を拾い集めた。 「これが俺の答えだ!ここにいる皆で結婚しよう!」

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