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「はあ…はああ…舞園…さん…気持ち…いい…もう…少し…うっ…出…」  ピンポーン… 「!?」 夜時間まであと数分というその時、自室のシャワールームにいたボクは、突然のインターホンの音に驚き、シコシコと動かしていた右手を慌てて止めた。 数日前、希望ヶ峰学園の入学式に出るはずが、いつの間にか、謎の建物の中に閉じ込められていたボク達15人。 奇妙な校内放送で体育館に集められるも、結局何も起こらず、ボク達はとりあえず学園内の探索に乗り出した。 その結果、この建物が構造だけなら希望ヶ峰学園そのものである事が判明したが、脱出口は見つからなかった。 とりあえず食堂に集まって食事をとる事にしたボク達だったが、その1時間後、ボク達は「あるもの」に襲われる。 それは、耐え難いほどの「性欲」だった。あろう事か、この学園に存在する全ての食料や水に、媚薬が入っていたのである。 ボク達のうち何人かは暴走して異性に襲いかかったが、強靭な精神力によって辛うじて性欲に耐えていた大神さんが食い止めてくれた。 その日は皆、部屋に戻って自慰を行う事で解決した。 その後も探索を続けるものの、脱出口も、ボク達を閉じ込めた黒幕も見つからなかった。 そして毎日食事をとり、その度に性欲に襲われる。 媚薬はかなり強力なものらしく、火を通そうが、水をろ過しようが完全には抜けなかった。 ボク達にできる事は、何度でも押し寄せてくる性欲に、ひたすら耐える事だけだった。 今、ボクがシャワールームにいたのも、トイレに座りながら性欲を消化するためだった。 そして、もう少しで達するという時に、ボクの部屋に誰かが訪ねてきたのだ。 ボクは、事実上の寸止め状態となったモノを急いでズボンの中にしまい、手を洗ってから玄関のドアを開けた。 訪ねてきた人の顔を見たボクは、驚きのあまり心臓が止まりそうになった。 「はい…!? まっままま、舞園さん…!」 「ごめんなさい、こんな夜遅くに…」 「こ、こ、こんな時間にどうしたの…?」 あまりの気まずさに戸惑いを隠せないボク。舞園さんはそんなボクの慌てぶりを気にした。 「あ、あの…もしかして私、間の悪い時に来てしまいましたか…?」 「い、いや、そ、そんな事は無いよ。し、心配しないで…(うう、まさかついさっきまで、オカズにしてたなんて言えないし…)」 「そう…ですか…良かった…ごめんなさい、ちょっと苗木君に用がありまして…部屋に入っても、いいですか…?」 「う、うん。別にいいけど…」 ボクは動揺を何とか取り繕いながら、舞園さんを部屋に上げた。 舞園さんはベッドの方へと近付いていく。ボクも後を追うように舞園さんに近付いた。 そして、モノがまだ勃ったままである事を悟られないように、そっとパーカーの裾を前に寄せてから、舞園さんに話しかけた。 「…舞園さん、用って何?」 「苗木君…あの…ですね…」 舞園さんはボクの方に向き直ると、やや暗い顔をしながらボクの両肩を掴んだ。そして… 「ごめんなさいっ!」 「!? わっ!」 次の瞬間、ボクは舞園さんによって、ベッドの上に押し倒されていた。 「ま、舞園さん、な、何を…はっ! ま、まさか用っていうのは…」 舞園さんの思わぬ行動に混乱していたボクだが、舞園さんの表情を見ているうちに、彼女の行動の意味に気付いた。 舞園さんは顔を赤らめており、目はとろんとして妙に色っぽかったのだ。 「…はい、そのまさかです…私、もう我慢の限界なんです…だから…」 「そ、そんな…ちょ、ちょっと待…んむう!? ちゅう…」 抵抗しようとしたボクだったが、舞園さんはボクが動き出すよりも先に動いた。 「はむっ…んちゅう…」 ボクの唇に伝わってくる、舞園さんの唇の暖かな感触が、ボクの心身から抵抗する気力を奪ってしまった。 「ん…ぷはあ…(キスした…舞園さんと…キスしちゃった…)」 やがて唇は離れたが、ボクは初めてのキスの心地良さに、意識がぼやけていた。 そうしている間に、舞園さんは靴を脱ぎ捨て、ボクの脚の上に馬乗りになっていた。 そして、舞園さんがボクのベルトを外して、ズボンを脱がせているところで、ボクはようやく我に返った。 「ま…舞園さん、やめて…こんな事、いけな…うあうっ!」 「苗木君、もっと自分に素直になってください…苗木君のこれ、こんなに大っきくなってるじゃありませんか…」 舞園さんを止めるために起き上がろうとしたボクを、股間からの突然の刺激が襲う。 見ると、舞園さんの左手がボクのモノを握りしめていた。彼女の言う通り、モノは大きく膨らんだままだった。 舞園さんはそのまま左手の指を動かし、ボクのモノをぐにぐにと揉みしだく。 「うっ…うはあ…舞園…さん…こんなの…良くないよ…駄目だったら…はうう…」 「フフッ…何が駄目なんですか? まさか私じゃ駄目、なんて言いませんよね…苗木君、私をオカズにしていたんですから…」 「なっ! 何でそれを…うああ…ああああ…」 「だって…エスパーですから…ウフッ…本物の私に…こんな事をしてもらうなんて…夢みたいじゃありませんか?…」 「ひいい…そんな事…言わないで…ボク…おかしく…なっちゃう…」 舞園さんの綺麗な手でモノを握りしめられる感触。媚薬漬けにされて敏感になっていたボクには、これだけでも全身の自由を奪うほどの刺激だった。 それに加えて、舞園さんの芳香と、舞園さんの癒される声で投げかけられる甘い言葉が、ボクの理性をみるみるうちに壊していく。 やがて舞園さんは手を止めて、ボクのモノから手を離すと、そのままボクのパンツを脱がせた。 いきり立ったボクのモノが、左右に揺れながら舞園さんの前にさらされる。 「あ…ああ…」 ボクの心は激しい羞恥心にかられたが、理性の破壊が進行しつつあるボクに、抵抗する気力は沸き上がらない。 舞園さんは無抵抗なボクに怪しく微笑みかけると、スカートをたくし上げてきた。 黒いニーソックスを履いた、すらっとした脚と、その上にある白くて綺麗な太腿、 そしてその上にある、ピンク色の下着が露わになった。下着は粘り気のある液体で湿っているようだ。 「……(ああ…なんて眺めなんだ…見ちゃいけないのに…目を…逸らせない…そうだ…目をつぶれば…)」 目の前の淫らな光景にしばらく見とれていたボクだったが、まだ残されている理性を振り絞って両目をつぶった。 それが、理性の破壊に対する、せめてもの抵抗のつもりだった。だが… 「うっ! な、何これ…気持ちいい…」 ボクは股間から感じる、揉みしだかれるのとは違った、温かい物が擦れるような刺激に驚き、思わず目を開けてしまう。 ボクの目に映ったもの。それは、舞園さんがボクのモノの上に、自らの股間を擦りつけている姿だった。 スカートは既に脱ぎ捨てられており、濡れたピンクの下着と、それがモノの上で前後に動いている様子がはっきりと見える。 下着ごしとは言え、舞園さんに素股責めをされてただで済むはずはなく、ボクのモノはムズムズして熱っぽい感覚に襲われる。 ボクの理性は今度こそ破壊され、ボクの頭は、与えられる性的快感を受け入れる事しか考えられなくなってしまった。 「むうう…あうあう…いい…もっと…」 「んふうっ…苗木君…そんなに可愛い顔して…私のここで…気持ち良くなってるんですね…嬉しいです…あぁんっ…」 舞園さんは腰を前後に揺らしながら、制服のボタンを上から順番に外していき、そして脱ぎ捨てた。 ボクの視線が舞園さんの下半身から上半身へと移る。そこにはぷるんと震える、白くて豊満な2つのふくらみと、形の良いピンク色の先端があった。 「んんんっ…舞園さん…ノーブラ?…くは…」 舞園さんはボクの頭を抱え上げ、その綺麗な胸に近付ける。 「んぁっ…苗木君…私のおっぱい…吸ってぇ…ふぅ…」 舞園さんのような美少女の、豊かで柔らかそうな胸を、こんなに間近で見せられては、媚薬漬けでなくても抵抗のしようがなかった。 ボクは言われるがままに、舞園さんの右胸に吸い付いた。 舞園さんの弾力に富んだ胸の柔らかさと、硬く尖った乳首のコリコリ感を顔と口で味わうボクは、 それだけでは飽き足らなくなり、空いている彼女の左胸に左手を当て、人差し指で乳首をクニュッと押しながらムニュムニュと撫で回していく。 「……(おっぱい…おっぱい…舞園さんの…おっぱい…吸ってる…揉んでる…なんて…柔らかいんだ…)」 「ああっ!…苗木君に…吸われるのっ!…すごく…気持ちいいっ…うぁうっ!…」 ボクが口を離した時には、舞園さんは顔も体も、最初にボクを押し倒した時以上に紅潮しており、下着も愛液でビショビショになっていた。 舞園さんは腰の動きを止めると、左手で自分の下着を左にずらした。それにより、彼女の花びらのような秘部が晒される。 舞園さんが次にやろうとしている事を悟ったボクの心は、激しい期待と興奮に支配され、ボクのモノに熱い感覚が走る。 舞園さんはボクのモノを右手で掴むと、腰を上げて狙いを定める。その様子にボクの目は釘付けとなった。 「…はあ…ああ…(入る…ボクのモノが、舞園さんのあそこに…!…早く…入れて…焦らさないで…)」 「…クスッ、苗木君ったら、そんなに目をキラキラさせて…心配しなくても、すぐに入れてあげますよ…私ももう、我慢できませんから…」 やがて舞園さんの秘部がボクのモノの先端に触れたかと思うと、ボクのモノはボクの目の前で、舞園さんの秘部にズブズブと飲み込まれていく。 そして完全に繋がった時、接合部からは愛液に混ざって、処女喪失の証である、赤い液体が流れ出ているのが見えた。 「あっ…うっ…くああっ…痛い…けど…気持ちいい…っ!」 「うああああ…入っ…ちゃった…舞園さんの…中に…!」 ボクと舞園さんはしばらく接合部を眺め、繋がった快感に打ち震えていたが、そのうちに舞園さんが体を揺らし始めた。 最初は少しずつ、ゆっくりと動き、次第に速く、激しく動いていった。 ボクは最初は動かずにいたが、下半身から来るあまりの快感から、無意識のうちに腰を突き上げ始めていた。 「ううああ…夢みたいだ…ボクなんかが…舞園さんを…超高校級のアイドルを…犯せるなんて…」 「はぁあん…違いますよぉ…私が…苗木君を…犯してるんですよぉ…んんんんっ…」 「…あう…はう…舞園さんの…おまんこが…締め付けてくる…はああ…本物の…セックスって…こんなに…気持ち良いんだ…」 「あはぁあんっ…苗木君のおちんちん…おちんちん…奥まで…来てる…かき回してるーっ!」 ボクの部屋の中に、ボク達の嬌声と淫語が飛び交う。媚薬漬けのボク達は、淫語を口走る事への抵抗も感じなくなっていたようだ。 ボクは舞園さんの中を突き上げ、かき回す快感をひたすら楽しみつつ、その上でぷるぷると弾ける胸を両手で鷲掴みにし、モニュモニュと激しく揉みまくる。 「ふああっ…苗木君に…そんなにエッチに…揉まれたらぁ…ますます…感じちゃうぅ…」 互いの腰の動きが激しくなるにつれて、性欲が解放を求めて下半身に集中していくのを、ボクも舞園さんも感じ始めた。 「んんんん…そろそろ…抜かなきゃ…ボク…もう…」 「はああっ!…抜かなきゃ…妊娠しちゃうぅ…でも…最後まで…苗木君を…感じたい…はぅんっ…」 「あああ…抜けない…腰が勝手に動いて…抜こうとしても…気持ち良すぎて…抜けない…うあうう…」 「抜かなきゃ…でも…抜きたくない…苗木君から…離れたくない…ああんっ…」 「ぐっ…もう…駄目…出るっ! うわあああーーっ!!」 「んはあぁあぁーーっ! 苗木君のっ…赤ちゃんの素がっ…お腹の中にっ…入って来るぅー!!」 絶頂から数分後…舞園さんはボクに寄り添って泣いていた。 「ぐすっ…苗木君…ごめんなさい…ごめんなさい…」 「泣かないで、舞園さん…ボクは別に怒ってるわけじゃないし、舞園さんを責める気も無いんだから…」 「ひっく…だって私…苗木君に…あんな事するなんて…最低です…アイドル失格です…」 「舞園さんは悪くないよ。毎日毎日、媚薬を飲まされていたんだから、いつか我慢できなくなるのも無理はないよ…  ボクだって、このままじゃいけないと分かってたはずなのに、舞園さんを止めないで、エッチな事を楽しんでいたんだから…  悪いのはボク達をここに閉じ込めて、媚薬付けにした黒幕なんだよ…」 「…でも私…初めての人は…苗木君が良いだなんて…勝手な気持ちで…苗木君の気持ちを無視して…」 「…いや、ボクだって、初めての人が舞園さんで嬉しかっ…あっ! いや、その…(ああ…何、口滑らせてるんだよボク…)」 「…苗木君…ありがとうございます…私…すごく嬉しいです…うっうっ…」 舞園さんは涙目のまま笑顔を浮かべた。 その夜、ボク達はそのまま同じベッドで眠った… 次の日の朝、ボク達はみんなに見られないように気を付けながら部屋を出て、食堂に向かった。 そしてみんなで食事を済ませ、いつものように、媚薬の効果が出る前にそれぞれの部屋に戻ろうとした。 その時だった。 「校内放送、校内放送。皆さん、至急、視聴覚室までお集まりくださーい」 ここに来た初日以来の、奇妙な校内放送が寄宿舎に響き渡った。 ボク達は不安を感じながら、全員で視聴覚室に向かった。 ボク達全員が視聴覚室に入ると、部屋の真ん中にあったスクリーンに何かが映し出された。 『モノクマげきじょう monokuma theater』 それは随分と古めかしい雰囲気のアニメ映像であり、白と黒のクマのキャラクターが、校内放送と同じ声で、奇妙な発言や行動をしているというものだった。 それがしばらく続き、見ているうちにうんざりしてきたボク達が、映像が終わるのを待たずに視聴覚室を出ようとしたその時、 スクリーンの方向から妙に艶かしい声が響いた。 『あっ…うっ…くああっ…痛い…けど…気持ちいい…っ!』 「「「「「「「「「「「「「「「!?」」」」」」」」」」」」」」」 その聞き覚えのある声に、全員が一斉に振り向き、一斉にスクリーンに注目した。 それを見たボクと舞園さんは、みるみるうちに顔面蒼白になった。 『ううああ…夢みたいだ…ボクなんかが…舞園さんを…』 『あはぁあんっ…苗木君のおちんちん…おちんちん…』 そう。スクリーンに映っていたのは、昨晩のボクの部屋の様子を、監視カメラから見た映像だったのである… 周囲の目が一斉に、ボクと舞園さんに注がれる。 「苗木…てめー舞園ちゃんに何してんだよ…」 桑田クンがボクを睨みつける。 「い、いや、こ、これは…」 動揺するボクに、大和田クンも指を鳴らしながら詰め寄ってきた。 「言い訳を聞く気はねぇ…女にこんな事をしておいて、ただで済むと思うなよオラァ…」 すると舞園さんが、ボクと大和田クンの間に立ちはだかった。 「待ってください! 苗木君は悪くないんです! 悪いのは私なんです!」 「な…ま、舞園…そ、そこをどきやがれ!」 「どきません! 苗木君が私を襲ったんじゃありません! 私が苗木君を襲ったんです! 私、どうしても性欲に耐えられなくて…  それで昨日、苗木君の部屋に押しかけて…だから全部、私が悪いんです! 殴るなら私を殴って!」 「…バ、バカ言うな…オ、オレに…女を殴れるわけねーだろ…」 涙目でボクをかばう舞園さんに、大和田クンは動揺して引き下がった。 だが桑田クンはますます怒りをあらわにした。 「苗木だけ舞園ちゃんとヤらせてもらえるなんてずりーぜ! オレにもヤらせろ!」 「キャアッ!」 「危ないっ!」 ボクは咄嗟に、桑田クンに掴みかかられる舞園さんを自分の方へと引き寄せた。 「邪魔すんな、このクソボケウンコタレー!」 「桑田、いい加減にして!」 ボクに詰め寄ろうとする桑田クンの右手を、朝日奈さんが掴んで引き止める。 「てめーも邪魔すんの…あ…」 振り向いて朝日奈さんを睨みつける桑田クンだったが、やがてその表情は不気味な笑みへと変化した。 「…別に舞園ちゃんじゃなくてもいっか…目の前に、こんなにでかいおっぱいがあるんだもんなぁ!!」 「…え…何言って…きゃあっ! いやああぁっ!!」 桑田クンは突然、朝日奈さんに襲い掛かった。 「ああんっ…やめてぇ…触らないでぇ…おっぱい…そんな乱暴にされたらぁ…」 桑田クンに背後に回られ、豊かな両胸を揉みしだかれて、朝日奈さんは激しく感じて膝をついてしまう… 「く、桑田…貴様、朝日奈に何をする! 今すぐやめねば我がただではおかぬぞ…うぁうっ!? な、何をする大和田…?」 朝日奈さんを助けようとする大神さんだったが、彼女の背後から大和田クンが突然抱きついてきた。 「うう…悪りぃ大神…朝日奈が喘いでるのを見てたら、俺も我慢できなくなっちまってよぉ…大神…おめぇも乳も穴もあるんだよなぁ…」 「や、やめろ…あうぅ…力が入らぬ…媚薬のせいか…あああっ…わ、我が…媚薬ごときに…屈するというのか…くうぅっ…」 背後から右胸に手をかけられ、さらに股間をまさぐられ、大神さんは朝日奈さんほど喘いではいないものの、立っているのがやっとの様子だ… 「キャッ! な、何をするのですか、山田君! あぁんっ…や、やめなさいっ…んんんっ…」 「フフフ~…セレス殿ぉ~…僕は一度で良いから、セレス殿のこの御御足で、顔を挟んでいただきたかったのですよぉ~」 続いて山田クンが、突然セレスさんにのしかかって押し倒したかと思うと、セレスさんの両足を掴み、自分の頭をその白い太腿に挟ませる。 抵抗するセレスさんだったが、セレスさんの細い手足では、山田クンの巨体を動かすだけの力は出せない。 「セレス殿の太腿は最高ですなぁ~…ついでに購買部で手に入れた、この秘密兵器も試してみますかぁ~…」 「ひゃうっ!…そこはぁっ…やめろって…言っれんらろーが…はうっ…この…くしゃれらーろがあぁっ…ひいっ…」 セレスさんの股間に、動くこけしを下着ごしに押し付ける山田クン。セレスさんはこの追い打ちに全身を痺れさせ、下着を粘液で濡らしていく… 「きっ、君達! た、直ちにやめたまえ! 風紀の乱れにも程があるぞ! ぼ、僕だって我慢してるというのに…くううっ!?」 今度は、怒鳴り散らす石丸クンの下半身に、背後から江ノ島さんが抱きつき、石丸クンの股間を撫で回してきた。 「石丸ぅ~…今時、風紀なんて流行んないってばぁ…一緒に乱れちゃおうよぉ…アンタのこれ、もうカッチカチじゃん…」 「ううああ…くはあ…や、やめないか、江ノ島君…わっ!」 石丸クンは江ノ島さんを振りほどこうとするも、そのまま前のめりに転んでしまう。 江ノ島さんは素早く石丸クンにのしかかると、まるで軍人のような無駄のない動きで彼を押さえ込み、彼のズボンを脱がしにかかる… 「……(そーっと、そーっと…)」 「くっ、愚民どものこんな醜態など見ておれん…俺は失礼させてもら…おい腐川! 貴様、何をしている!」 その頃、ニタニタした顔をしながら、忍び足で十神クンに接近していた腐川さんは、あっさりと十神クンに発見されてしまう。 「えっ!? い、いや、あたしは…べ、別に、この状況に乗じて、や、やらしい事をしよう、なんて考えていたわけでは…クシュン!  …あっら~ん…何だか知らないけど、周りがピンク一色に染まってるわね~ん…アタシも混ぜてもらっちゃおうかしら~ん…」 弁解しようとしていた腐川さんだったが、クシャミをしたかと思うと、突然別人のように豹変してしまった。 当時のボク達は、腐川さんが多重人格で、クシャミをすると殺人鬼のジェノサイダー翔になるなどという事実は知る由もなかった。 「ふ、腐川…なのか…?…一体、何が起こって…うわあっ!」 豹変した腐川さんは、懐から鋭いハサミを取り出すと、動揺する十神クンに襲い掛かった。  バッ! ジョキイッ! ガシッ! ズボッ!  ハサミで十神クンのベルトを切断し、ズボンの端を掴み、しゃがみながらパンツごとずり下ろす。腐川さんはこれらの作業を一瞬で終わらせてしまった。 十神クンのモノは既にパンパンに膨れ上がっていた。恐らく、この場にいる男子全員のモノが十神クンと同じ状況になっているのだろう。 「な…き、貴様…! この俺にこんな恥をかかせて、ただで済むと…!?」 腐川さんは十神クンの抗議に耳も貸さず、しゃがんだままハサミを開くと、それを十神クンのモノに当ててきた。 「白夜様ぁ~、大人しくしないと、この立派な肉ぼーちゃんを、自慢のマイハサミでちょん切って、火を通してチャーシューにしちゃいますわよ~ん…」 「く…貴様…むうっ!?…くうう…」 十神クンが抵抗できなくなったところで、腐川さんは長い舌で十神クンのモノの先端を舐め回し始めた… 一方、不二咲さんと霧切さんは顔を赤らめながらも、何とか理性を保っていた。 「うううう…ど、ど、どうしよう、霧切さん…」 「くっ…今は朝食に入っていた媚薬が、ちょうど効いてくる時間だわ。そんな時にあんな映像を見せられたから、みんなの性欲が一気に刺激されて、  暴走しやすくなったようね…黒幕は、そのタイミングを計算してあの映像を…全員が暴走してるわけじゃないから、効き目には個人差があるみたいだけど…  不二咲さん、早くここを出ましょう。これ以上ここにいたら誰が襲ってくるか分からないし、このままじゃ私達まで性欲に溺れかねないわ」 「う、うん…」 「おーっと、逃がさないべ、霧切っちに不二咲っち。2人まとめて、俺の息子で相手をしてやるべー!」 視聴覚室を出ようとした2人の前に、いやらしい笑みを浮かべた葉隠クンが立ちはだかる。 「くっ…仕方ないわね…不二咲さん、ちょっと下がって」 「えーっ、霧切さん、危ないよぉ…」 「いいから下がって!」 「う、うん…」 霧切さんの気迫に押されて引き下がる不二咲さん。霧切さんは葉隠クンの方に向き直ると、ややためらいながらスカートをたくし上げ始めた。 「おーっ! 霧切っちが誘ってる! 俺の占いは3割当たる! 俺の股間が世紀末だべー!」 葉隠クンはわけの分からない事を口走りながら霧切さんに飛びついた。  ドカッ! 次の瞬間、葉隠クンは霧切さんが下着を見られる覚悟で繰り出した、股間狙いハイキックの餌食となった。 「あががが…な、何で俺だけ…」 「悪く思わないでね…さ、今よ、不二咲さん」 「う、うん…葉隠君、ごめんねぇ…」 霧切さんは床で伸びている葉隠クンを尻目に、不二咲さんを視聴覚室の外へと逃がした。 「苗木君、舞園さん、あなたたちも早く!」 「わ、分かった! 舞園さん、急ごう!」 「えっ…あ…は、はい!」 この異常な状況に立ち尽くしていたボクと舞園さんも、霧切さんの声と共に慌てて視聴覚室を飛び出した… 視聴覚室から逃げ出したボク達4人はひたすら走り、寄宿舎の大浴場の前にたどり着いた。 「はあ、はあ…良かった…誰も追ってこないようね…」 「ぐすっ…私があんな事したせいで、こんな事になるなんて…ごめんなさい…私のせいで…」 「舞園さん、そんなに自分を責めないでよ…昨日も言ったじゃないか、悪いのは黒幕だって…媚薬の事もそうだけど、  みんなにあんな映像を見せて暴走させたのも、黒幕の仕業なんだから…」 「そうだよ舞園さん…もし舞園さんがしなかったとしても、そのうちに誰かが同じ事を誰かにしてたと思うよ…」 泣き崩れる舞園さんを、ボクと不二咲さんで慰める。すると舞園さんは、泣きながらボクに抱きついてきた。 ボクもそのまま彼女を受け止めて抱きしめる。しばらくそのままでいたボク達だったが… 「んちゅう…ちゅぱ…ごめんなさい…私…今ので…スイッチが…入っちゃいました…あんっ…苗木くぅん…」 「はうう…ボクも…スイッチ…入っちゃったよ…止まらないよ…舞園さあん…」 ボクと抱き合った事で、性欲のスイッチが入ってしまった舞園さんは、突然ボクの唇を奪ってきたかと思うと、 ボクの股間を左手で刺激しつつ、右手でボクのズボンのチャックを降ろし始めた。 そして同じくスイッチが入ったボクも、舞園さんの制服のボタンをいくつか外し、舞園さんの胸に右手を突っ込んで、柔らかさを堪能しようとする。 「ど、どうしよう…苗木君と舞園さんまで、おかしくなっちゃったよぉ…」 「…あ、あなた達、何してるの!? いい加減に…はぁっ!」 ボク達を止めようとした霧切さんだったが、彼女がボク達に触れるよりも先に、ボクの左手が彼女の股間に触れていた。 ボクはそのまま左手の指を動かし続けた。霧切さんはあっという間に性欲を刺激され、下着をみるみるうちに愛液で濡らしていき、力が抜けてその場にへたり込む。 「はぁんっ…やめな…さい…ひいっ!…そんなとこ…感じちゃう…」 「うは…霧切さんの…そんな…エロい顔…見られるなんて…思わなかったよ…はああ…」 「もう…苗木君の…浮気者ぉ…苗木君は私が…独り占めしようと…思ってたのにぃ…んあぁっ…」 「ごめんね…舞園さん…あうん…」 「もう…仕方ありませんねぇ…こうなったら…3人で仲良く…気持ち良くなりましょう…」 舞園さんはとろんとした目をしながら、ボクのズボンから取り出したモノを左手で掴むと、空いた右手で霧切さんを引き寄せ、彼女の胸に手をかけて撫で始めた。 「…いやぁっ…らめぇ…我慢…できない…苗木君…直接…弄って…」 性欲のスイッチが入った霧切さんは、股間をいじっていたボクの左手を掴むと、自分の下着の中に突っ込んで、秘部を直接触らせ始めた… 「ううう…もう嫌だぁ~!」 ボク、舞園さん、霧切さんが3人で乱れている間に、不二咲さんは泣きながら自分の部屋へと逃げ去った… この日を境に、学園内は完全に性欲に支配される事となった。 毎日が乱交パーティとなり、そのうちに性欲さえ満たせれば、時間や場所はおろか相手さえも選ばなくなり、 いつでもどこでも誰とでも性交を行うようになった。 この日には逃げおおせた不二咲さんも、そのうちにみんなと共に快楽に溺れるようになり、 さらにはボク達を監視するだけのはずだった黒幕さえも、後にふとした手違いから、享楽の渦に巻き込まれる事となった。 こうして、ボク達の「オカシアイ学園生活」は、本当の意味で始まりを迎えた……

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