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「もう……こんなことしないって言ったじゃないですか」  仄暗いホテルの一室、ベッドの上で舞園さやかは声を上げた。それは強い調子の割に、どこか諦念を感じさせる響きがあった。 「い、いやぁ、ははは……ボ、僕もそう思ってたんだけど、さぁ」  へたり込んださやかを少し離れた場所に立つ男が、どもりながら言う。目線はさやかの整った面に注がれつつ、プリーツスカートとソックスに挟まれた眩いばかりの太腿にもキョロキョロ移ろっている。  普段生白い顔は紅潮し、努めて冷静になろうとするも興奮を隠しきれないという様子が見て取れた。 「こ、今度のドラマの主役も、僕が根回ししてあげたんだよ? そしたらさ、君の会社が『プレゼント』って、ね……」  さやかは唇を噛み、言葉を詰まらせる。殊更に顰めた眉だけが、ささやかな抵抗を示していた。 「こういうモノって、受け取らないと、そ、それはそれで関係が悪くなっちゃうんだよね……だから、し、仕方なくなんだよ、仕方なく」  挙動不審に辺りを見回しながら、男が歩を進める。密室のホテルにいるも拘らず、誰かの視線を気にしているようなその仕草は、男の不安定な精神状態を体現していた。 「……や、やめっ……?! んむっ……」  それまでの緩慢さからは意外な速さで接近した男に不意を突かれ、さやかは逃げる間も無く唇を奪われた。  顔を離そうとしても男の腕がさやかの頭を抱え、胸を押そうとしてももう一本の腕がさやかの華奢な肢体を拘束して、少女は為す術もなく唇を犯される。 「ちょ、ちょっとぁあんむ、せめてシャワーを、ちゅ、んん……」 「さ、さやかちゃんからはいい匂いしかしないよ、んむ。それに、ベッドに座ってたのはさやかちゃんじゃない」  男の舌がさやかの口内に押し入って来ようとする気配を察し、さやかは固く唇を引き結んだ。 「うん、んっ……や、やっぱり舞ぞ……さやかちゃんの唇は、やわらかいや……」 「んんっ……んぁ……ちゅっ、ちゅぱ……」  男の舌がさやかの唇を這い回り、こじ開けようと隙間に差し込む。長い睫を涙で濡らしながらさやかは必死に耐える。しかしその抵抗に気付いたか、男は次の策に出た。 「ん……んん~っ?!」  男の指がさやかの鼻を抓んだのだ。それは壊れ物を扱うような力加減でさやかは痛みこそ感じなかったものの、その呼吸を封じるには十分であった。  十数秒の呻きをあげた後―― 「ぷはっ……ああっ」  その手段の前に屈しさやかの唇が僅かに開いた。  その隙を逃さず、遂に男の舌がさやかの口内へ突き込まれた。縮こまっていた舌を引き出し、びちゃびちゃと水音を立てて貪る。 「んみゅ、あぁ、ふぁ、ぁ、むちゅ、んはぁ……」  にちゃにちゃと口を弄ばれ、柳眉を逆立てていたさやかの表情がとろんと蕩けはじめる。この男に初めて抱かれた時の記憶がさやかの脳内で媚薬を分泌させ、マトモな思考を狂わせる。 「ま……さ、さやかちゃん、もうエッチな顔になってるよ?」 「あ、ぁぁ……そんなこと……ひゅっ?! んんっ、こくん、こくん、ひわらいへぇ……」  口では否定するものの、男が唾をさやかに流し込めば、こくこくと可愛らしい音を立ててそれを嚥下する。飲みきれなかった分は自身の唾液と一緒に口の端から垂れ落ち、セーラー服の襟を汚した。  一方的に転がされるだけだった少女の舌が、次第に男のそれに寄り添い始める。お互いの唾を擦り付け合うような柔肉のダンスに粘液の音が絡みつく。  もはや拘束の必要はないと察し、背中を抱いていた男の手がさやかの胸に回った。 「っ?! んん、やぁ……あっ、あん……」  恐る恐る、といった調子は始めだけで、さやかが愛撫に合わせ意のままに鳴くことで気をよくしたのか、胸を嬲る指に力が入り始める。  さやかの豊かな胸は男の気まぐれに応じてふんわりと形を変え、その都度甘い痺れがアタマとカラダに染み渡った。  勿論、男のキスが止んだわけではない。惚けた顔は余すところなく口付られた。すでに少女には抵抗の意思など微塵も感じられず、されるがままに分泌する涎を提供し、分泌される涎を享受する。  真っ赤になったさやかの顔は汗と涎と涙でてらてら光り、男からの愛撫に合わせて甘美な喘ぎを調べた。 「そ、それじゃそろそろ……」  頭を抱えていた手も放されると、支えを失ったさやかの肢体は呆気無くベッドに横たわった。熱い呼吸に合わせて胸が上下し、噎せ返るように甘い匂いが立ち上る。その姿はまるで磔にされた美しい奴隷の様だった。  男はごくりと生唾を飲み込みつつ再びさやかを引き起こし、セーラー服のリボンを解くが……そこで逡巡した。 「はぁ……はぁ……」  さやかは潤んだ瞳で男の様子を窺い、無言でセーラー服の側面にあるジッパーを上げた。 「あっ……よ、よくわかったね」 「エ……勘違いしないで下さい……これ以上セーラー服が汚れるのが、イヤなだけです……」 「そ、そ……そんなこと言って、き、期待してるんでしょ?」  気を取り直した男がさやかに両手を掲げさせ、セーラー服を抜き取る。  汗で肌に張り付いたキャミソールも同様にして脱がせる。  そして、男は思わずひとりごちた。 「……きれいだなぁ」  そこには火照らせた肢体と真っ白なブラジャーのコントラストの眩しい、『超高校級のアイドル』の痴態があった。  肋骨は薄い肉に覆い隠されただけで、すこしでも身体を捩らせれば段々になったあばらが浮き出てしまうことだろう。  しかし、体幹は細いが決して痩せぎすではなく、適度に乗った脂は彼女の発育が「少女」から「女」の途中にあることを物語っている。  自分以外は誰も知らないという占有感と支配感が、男の中でむくむくと鎌首をもたげる。  男はもどかしげに自分の服を脱ぎ、ズボンを蹴飛ばして全裸になると、屹立した男根をさやかの眼前に寄せた。それはさやかの小顔を上回るほどに大きく、少女は恐怖の想像で息を呑んだ。 「じゃあ最初は、ご奉仕から、ね?」  男が具体的なことを言う前に、覚悟を決めたのか、少女はその怒張に唇を寄せる。  はじめは、触れるか触れないか、という位置でチロチロと鈴口を啄む。先走った汁を、蝶の様に啜る。 「うう、さやかちゃん、もっと」  男の声に促され、今度は幹を舌の表面で撫で擦った。男の匂いがツンと鼻を突くが、性臭など今のさやかには興奮を高める材料に過ぎない。  遂に、さやかは指示もされぬ内に大きく口を開けて一物を咥えこんだ。 「んちゅ、あぁむ、んん、ううぅ、じゅる、あぁ、はむっ」  長さもさることながら、さやかの小さな口では顎が外れてしまいそうな程に、怒張の太さは逞しかった。  頬張りきれない勃起の端にさやかの唾液が伝い、舐めしゃぶる口吻の動きに合わせて卑猥な音を立てた。  そのように一心不乱に奉仕するさやかの頭を、男は愛児にするように撫でる。  美しい黒髪は男の指に引っかかることも無く流れて、この状況には不似合いなほど穏やかに時間が経つ。  それを打ち破ったのは、おどおどとした男の声だった。 「ね、ねぇ舞、さやかちゃん。こっち、見て?」  舌を突き出してペニスをしごき上げていたさやかが視線を向けると、パチリという音と、眩しいフラッシュが襲った。  さやかは思わず、それまで奉仕していた怒張から口を離していた。 「だ、ダメっ!! 写真はダメっ!!」  片手で顔を隠し、もう片方の手でカメラを取り上げようとするが、その抵抗は無意味なものとなった。  囁かれる言葉がさやかから反抗の芽を摘んだのである。たった一言だけで、さやかの健気な意思はポキリと折れた。 「も、もう、今更でしょう? この前のも含めてあれだけ――いろいろ、ヤッちゃったのに」  『この前』を思い出す様に感慨深く男が言うと、さやかは絶望的な表情を固まらせて、腕を下した。隠したままの目元から、幾筋もの涙が流れた。 「う、うう……こんな、ひどい……ぐすっ」 「……そ、そんなに顔を隠したいならさ」  怯みつつ男が目を付けたのは、先程解いたセーラー服のリボンである。 「ううう……っえ?! な、何を!!」  リボンを持った男の手がさやかの腕をくぐり、目元を覆って一瞬のうちに頭の後ろで縛り上げた。 「これで、顔バレは防げる……それと、ボ、僕、もっと気持ちよくなりたいんだ」  男はさやかの胸の間にペニスを差し込み、少女の腕を取って胸に寄せさせた。  さやかの胸はその細い体に対してとても大きかったが、男の竿はそれをもってしても溢れてしまうほどで、さやかが少し首を曲げればもう口先が怒張に届いてしまう代物だった。 「……ひっく、ぐすっ……んん、ちゅっ、あむぅ……」  絶望をさえずりながら、さやかは再び男に奉仕する。胸で両側から一物を圧迫し、舌で唇で男に恭順を示し、喉の奥で鈴口を迎える。  その間にもシャッターの音は複数回耳に入っていたが、もはやさやかが口淫を止めることはなかった。  男は片手でカメラを構えながら、とうとうもう片方の手をさやかの下半身へ伸ばした。  付けたままの薄いプリーツスカートには、すでに薄くはないシミが出来上がっていた。それをぺろりと捲り上げれば―― 「う、うわぁ……」  思わず男が感嘆の声をあげてしまうほどに、さやかの股間は愛液で満ちていた。上と揃いの白い下着はすでに用を為さず、ぐずぐずに濡れそぼって無毛の女陰が透けて見えた。  入り込んだ空気を感じたのであろう、さやかの口遣いが一瞬止まったが、観念したように口淫を再開する。  男はさやかの耳元に口を寄せた。吐息を受けてぴくんと少女の身体が震える。 「もうこんなに濡らしちゃって……おもらししたみたいだよ、さやかちゃん」 「あ、あむ、ああ……言わないで、そんなこと、あむ、んちゅ……」 「そ、それにしても紐パンなんて……かかか、カレシの為かな? それとも趣味? なんにしても事務所の売り出し方とは違うキャラになっちゃうから週刊誌に感付かれないようにね……」 「んん、んむぁぁ、こ、こんなこふぉ、ふぁへふぉいてぇ……ひっく、んんぁぁ……」  実際、清楚な印象を振りまいているさやかが身に着けているのが、紐を引くだけで恥部が露わになる無防備な下着と知られた日には、その反響たるや相当なものだろう。アイドル生命に関わる可能性もあった。  『こんなこと』をしていると露見した方がよほど致命的なのは明らかではあったが。 「こんなに濡れてるなら、もうそのままで入れちゃっていいくらいだけど……えい」 「ん、んむぅぅぅぅぅぅぅぅ~っ?!」  さやかの意思を挫きつつ、男が下着の隙間から侵入させた指は、膣口にじゅぽりという音を立てながら飲み込まれた。  そのまま躊躇い無く一本、二本と指を数を増やしてゆき、壺に入れた虫の様に蠢かせる。爪が内壁を止め処なく刺激すると、絞った果実の様に淫液が垂れ出した。 「あっ!! ああぁっ!! ダメダメぇ!!」  奉仕どころではなくなったさやかの口は淫楽に咽ぶ。 「それじゃ、一緒に……」  男は奉仕の止まった自身をしごき、さやかの陰部を一層掻き毟って、同時の絶頂に押しやった。 「ダメダメだ、い、いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」  絶叫するさやかの顔へ大量の白濁が降り掛けられ、美しい黒髪も白く汚された。男は一息つきながらカメラを取ると、さやかの顔と股間に向けて複数回ボタンを押した。  目を白黒させ、だらしなく舌を突き出したその様子に『超高校級のアイドル』の面影は微塵もない。美しくもグロテスクな彫像、といった方がまだ救いがあっただろう。 「あ、あぇ、あえ、ふぇぇ……」  カメラの音が止むと、少女は放心したように倒れ込んだ。 「も、もう、もったいない……な」  男は美しい顔や髪を汚している精液を掻き集めると、さやかの口に押し込んだ。目隠しされているさやかは、絶頂で理性すら剥ぎ取られて、本能的に大人しく男の指をしゃぶり、粘つく白濁を咀嚼し、大きな音を立てて飲み込んだ。  さやかは妄想する。男の精液が体中に染み渡り、細胞の一つ一つまで犯されていることを想像する。  支配されていることを想像する。  濡れそぼっていたさやかの股倉が、じゅわ、と、ふやけた。 「それじゃそろそろ……ハメちゃうね。さやかちゃんのこと、ボ、僕だけのモノにしちゃうね」 「ああ、ああああ……」  男は朦朧としているさやかを膝立ちにさせ、その太腿の間に滑り込んだ。  下着の紐を引き抜いて投げ捨てた。床に落ちたそれはべちゃりと湿った音を立てた。  そして細い腰を捉えると引き摺りおろし、同時に下から一気に刺し貫く。  抵抗感は皆無だった。 「かはぁっ?!」  あやふやだった少女の意識が一気に引き戻され、間髪を入れずに吹き飛ばされる。馬乗りになっているのはさやかの方なのに、体勢の有利を利用する余裕もなく串刺しにされる。  むしろずぶずぶと自重で沈み込んで、逃げ場のない快楽に籠絡される。杭打機で穿たれたような圧迫感が喉元まで込み上げる。 「ほらほら、さやかちゃん、もっと腰を……うっく、使って」 「ひゃ、あ、あ、やぁ、あ、あっ、ああ!!」  少女の身体はトランポリンの様に跳ね、その度に止め処なく喘ぎ声が漏れる。胸がぶるぶると上下し、玉の様な汗を振りまいて、さやかはいいように犯される。  トップアイドルとして何万人もの観客を虜にする彼女の腹筋は、喉は、いま、ただ一人の侵略者の為に切々と淫蕩を謳う。 「あ、あああん!! いや、いや、おっぱいぃ、そんなにつねらないでぇ!!」  運動する双球に目を奪われたか、男は両手を使って思い切り柔肉に掴みかかった。手始めにブラジャーを引き千切り、窮屈にしていた乳房を解放する。  露わになった乳首は大きめの小豆ほどにも膨れ上がっていた。すかさず抓り上げれば、痛みを快楽と受け取るさやかはカナリヤの様に鳴いた。 「あー! あー! あああぁ! いやああぁっ!!」  爪が赤い跡を残し、指の隙間から媚肉が零れるほどに強い力で揉みしだかれたが、尚も痛みはさやかの中で快楽に変換された。 「や、やらぁ、らめ、あ、ああん、ああっ!!」  目隠しから涙を溢れさせ、放縦に喘ぎ続けるさやかを、男は更に責めたてる。 「あ、繋がってる部分だけがスカートで隠れて……すごく、エッチだよ」  男がびしょぬれになったスカートをめくると、剛直がさやかを貫いている様が露骨すぎるほどに現れた。アイドルとして水着姿になることも多いさやかの恥部はきれいに手入れされ、まるで子供の様な土手だった。  そんな事情を知ってか知らずか、非情にも男はカメラを取り、それもズームで写真に収める。  まっさらな恥丘こそ子供の様だが、肥大したクリトリスは開発された女のソレだ。 「あ、カメ、カメラだめ、ひゃあぁ!!」 「ダメじゃないよ……ま、まだ自分の立場が、うくっ、わかってないみたいだね。そんなこと言う舞園さ……舞園さやかちゃんには、えいっ!!」  男はさやかの目隠しを取り去り、更にもう一枚写真を撮った。それは男に跨るさやかの蕩けた素顔と、生々しく男根を咥えこむ性器が全て写った、余りにも決定的な一枚だった。  そのシャッター音が切っ掛けとなったのか、さやかの肢体がこれまでとは違った感覚で震えだす。  喘ぎ声は蒸気機関の様に止め処なく、短く刻まれてゆく。 「あ、あ、あ、あ、も、もうダメです……ダメ、あ、あっ!!」 「さやかちゃんイッちゃうの? そういえばさ……くっ、イくときはなんて言うんだっけ?」  まるで催眠術の様に、さやかは男の誘導に従った。アイドルの可愛らしい口から零れるには余りにも露悪的な表現で、それ故、蠱惑の塊と言える科白だった。 「あ、い、イキます、おとこのひとのおちんちん咥え込んで、いやらしくおまんこハメられて、はしたなくイッちゃいます!! あっ!! あっ!! あっ!! ああっ!!」 「……は、はい、よく言えました。それじゃ、イッちゃえ!!」  男が一際強く腰を突き上げ、屹立したクリトリスを捩じり上げると、さやかの身体が雷に打たれたように震え上がった。 「あ、ああああああああああああぁ~!!」  振り絞るような叫びと共にさやかは絶頂し、背筋は限界まで反り返って淫靡なカーブを描いた。  官能が走り抜け、全身の汗腺という汗腺から汗が滲み出した。勢いよく潮が吹き出し男の腹を汚した。  ヘアピンが弾け飛んで髪が振り乱され、大きく開けた口角に数房の髪の毛が入り込んでいた。  対照的に歯を食い縛り無言だった男は、さやかがひとしきり絶頂を味わい余韻に浸り始めたのを見て取ると、やおら起き上がった。 「……よいしょ」 「はぇ?」  当然、馬乗りになっていたさやかは寝転がることになり、じゅくじゅくに惚けた顔のまま男を見上げる。 「僕、まだイッてないんだよね……それ!!」 「んにゃあぁっ?! あぁあ?! ま、まって!! わたしまだイッたばかり……あぁっ!! ひゃぁ!!」  男は蜂の様に細いさやかのくびれを捉え、真っ直ぐに打ち出した。  猛然と腰を送り始めた男、組み敷かれた少女はその暴風の様な快楽を受け切れず、蕩けていた顔を引き攣らせ、まるで壊れてしまったように甲高い喘ぎを上げ続ける。  手加減の無い挿入の連続にさやかの性器は掘り進められ、どんどんこの男専用の形に作り替えられてゆく。 「あにゃぁ!! やぁっ!! ああっ、あ、ああ、あ、らめっ、ああああ!!」  男は剛直を殴り付ける様に叩き込みながら、次々とさやかの肢体に口付けていった。額、頬、肩、喉首、乳房、乳首、脇、腕、掌、腹。  甘噛みし、吸いついて、赤い跡を残す。少女の身体に刻まれるのは、一目でそれとわかる、征服の証。  キスと同時にさやかの甘酸っぱい体臭が男を襲い、一物が更に大きさと硬さを増し、さやかは一層喘ぎを迸らせた。  そうして散々にさやかの皮膚を蹂躙し終えると、男の狙いは最後に残した唇に向かう  さやかの喘ぎを封じるように唇を落とせば、まるで赤子のように少女も吸い付いてくる。  もはやそこにはアイドルとしての矜持も人間としての尊厳もなく、快楽に屈し、男の肉人形と成り果てるのを受容する途方も無い被虐欲求だけがあった。 「あっ!! んむっ!! ひゃ、お、おまんこ、こわはれるっ!! ほわされちゃう!! はああ、ああ!!」  さやかに熱っぽいキスを見舞いながら、男は一物で赤肉を掻き分け続け、さやかの臓物を押し上げて、子宮口にぴったりと狙いを定めていた。  対する女体の方も、膣口は咥えこんだ竿を決して放そうとはせず、膣内は侵略者を愛おしげに締め付けよだれを垂らし、子宮は下りて、まさに相思相愛といった具合。 「うう……ボク、そろそろいくよ……ま、さやかちゃん、中に出しちゃうよ? 赤ちゃん出来ちゃうよ?」 「ひぎいっ、いや、だめぇ、赤ちゃんダメぇ!! 種付けしちゃだめぇ!!」  さやかは懇願した。喘ぎ喘ぎ、必死に声を上げた。 「それじゃ、約束するんだ。さやかちゃんは僕専用の……」 「なりますぅ!! あ、あ、私は、舞園さやかは、ふぁあ!! あ、あなた専用のおまんこです……んんっ!! ああ!!」  呆気無く、是非も無く、余りにも簡単に、国民的アイドルは専属奴隷へと身を堕とした。  男は笑みを浮かべ、ラストスパートをかけ、ゴリゴリと剛直を押しこむ、捩じこむ。  パンパンと肌のぶつかり合う音が狭い室内で反響する。  その間隔はだんだんは速まって行き、さやかの悲鳴も共に加速した。  そして。 「しょ、しょうがないな、それじゃ外に……って、え?」  限界直前で男が腰を引き始めた刹那、その背中にさやかの足が巻き付いた。 「え、ちょ、ちょっと舞園さん!! 出ちゃうってば!!」 「ああ!! 種付しちゃらめぇ!! ゆるしてぇ!! あ、ああ――」  男が必死で足を解こうとするが、意外なほどの力強さでさやかの足はきつく絡みついたままだった。 「ぐっ……もう、だめだ!!」  そして男の我慢は長くは続かず―― 「ううっ!!」 「あ、ひゃああああああああああああああああぁぁぁ!!」  一度出したとは思えない程大量の精液が迸り、さやかの膣内を余すところなく駆け巡った。子宮はトプトプと注がれた粘液で詰まり、まるで排卵を促す様に内壁を擽った。  白濁は膣内を埋め尽くすだけでは飽き足らず、膣口から逆流してさやかの尻に伝い落ち、乱れ切ったシーツを濡らし続けた。 「あああ、ああ、ああ、あっ、あっ、で、出てる、私、種付けされちゃってる――あんっ」  その後も小出しの射精の度にさやかは体を震わせ、放たれる精液を受け止めていた。 「はあぁ……苗木君ので、お腹がパンパンです」 「はあぁ……舞園さんゴメン、っていうかボクのせい?」 「あ、あれは演技に集中しすぎて……」 「それは違うよ!」 「え?」 「『枕営業を断るための練習』って言ってたのに、あっさり負けた上に身体をホールドするなんておかしいじゃないか」 「そ、それは……アドリブです!!」 「ど、どういう意味?」 「ああいう場面では言質を取った後、膣出しで止めを刺すんです!!」 「どこでそんなこと知ったの!!」 「え、えと、その……えっちな小説で」 「……確かに演技は上手かったよ。何度途中でやめようと思ったか」 「それに積極的な苗木君を見てスイッチが入ったっていうか、私って責められるのが好きなのかな……って何言わせてるんですか!!」 「ボ、ボクは知らないよ!! ……あとさ、この舞園さんが書いた台本、ボクにやらせるにはちょっとキャラが違わないかな? それと口調がなんか、しつこいっていうか……」 「だ、だって、え、え、えっちな小説を参考にしたらこんなセリフばっかりで……で、でも!! 途中から結構ノリノリじゃなかったですか?! 精液掻き集めて飲ませるなんて、思いつきもしませんでしたよ?!」 「あ、あれは確かにやりすぎたかな……ごめん」 「んん~? どうなんです、苗木君? 私をいじめるの、楽しくなかったですか?」 「……新鮮な気持ちにはなったけど、でも」 「でも?」 「こんな目にあう舞園さんなんて、演技でもなんでもボクは嫌だよ。ボクは普通に『ボク』として、舞園さんといちゃいちゃしたい……なぁ、なんて」 「…………ど、どの口が言うんですか!! もうっ、可愛い顔して苗木君はホントに鬼畜で女たらしですね!! 初めてを奪って膣出しもして、赤ちゃん出来てたら絶対責任とってもらいますからね!! しゃ、写真もいっぱい撮られちゃったし……」 「あれは舞園さんが撮ってって!!」 「苗木君にいつでも私を見て欲しいから……でも、ちゃんと管理しておいてくれないと、私、誰かに脅されちゃうんですからね? それが嫌なら責任取ってくださいね?」 「う、ううぅ。でもボク」 「お金なら大丈夫です。伊達にアイドルやってませんし、私がずっと面倒見てあげますから、その代り苗木君はいつも傍にいて、私を励ましてくれるだけでいいんです!!」 「えっ?! なんでお金の心配してるって分かったの?」 「だって、私」 「エ、エスパーだから?」 「奴隷ですから♪」 「そんな関係やだよ!!」 「じゃあ、奥さんですから?」 「気が早い……のかな……大丈夫だよな……」 「苗木君、『尾行に失敗して拘束された探偵が尋問に耐える』というシチュエーションの練習に付き合ってほしいのだけれど」 「ええと、苗木……? 『コーチに脅されて身体を要求された』時の拒絶って、どうやればいいのかな……?」 「『負けたギャンブラーが負け分をカラダで返済する』時のための心構えを身に着けておきたいのですが、お手伝いいただけませんか、苗木君」 「苗木、その、『捕虜になった時の拷問に耐える』、訓練を、したいのだが……」 「うぷぷ、『仲良しだと思ってた男友達から犯されて妊娠する』のって、物凄い絶望だよねぇ……おいしそうな絶望だよねぇ……」 「もう小芝居はコリゴリだよぉ~!!」

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