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左右田和一は、今夜とても眠れそうにない。
生ぬるい風の吹く南国の夜、まだ皆はレストランで歓談中だろうが、夕食後すぐコテージの部屋にひきこもり、独りベッドの上をごろごろと転がって、生まれてこのかた経験したことのない痛みに苛まれていた。
発端は今朝の採取作業出発前。
「ソニアさん、おはようございます!今日もお美しい!」
いつものように調子良くソニアに朝の挨拶をし、おはようございます、と柔らかな返事をもらい、機嫌も上々の時、それを見つけてしまったからだった。
「あれ、ソニアさん、襟元が……虫さされかな?」
それを聞いたソニアがハッとして頬を赤らめる。
「え……?え!?ソニア…さん……」
そこから自分が今日一日、何をしていたのかよく覚えていない。
あれが何なのかなんて童貞の左右田にも解る。むしろAVで予習に余念が無いのだからむっちゃ解る。
白い肌にひときわ目立つ、できたての紅い痣。
そんな、そんな、酷いッスよ。
わかってたけど。相手が誰なのかも。最近ずっとあいつと一緒に居たッスもん、ね……。
やめろ、やめろと止める自分を振り切って、想像する。
ベッドの上のソニア。白い真新しいシーツの上で、産まれたままのあられもない姿を晒し、
頬を紅潮させて脚を開き、もっと、もっととみだらな声を上げる王女様。
それは今まで何度も想像しては頭のなかで抱き続けたソニアの姿と一緒だ。
しかし、この世には左右田の妄想上のそれではなく、本当にソニアの痴態を知る男、抱いた男が存在してしまうのだ。しかも仲間の中に。
その事実はどうしようもなく左右田の心をギリギリと締め付ける。
「くっそ…くっそ……」
処女ではないという事実。
そんなことにまで興奮してしまう自分。
筆舌に尽くし難い感情が渦巻く。
「は、あ、ソニアさん…」
ヤケクソで握る自分自身はいつもより硬く大きい。
「くっそ…あいつ、ユルさねえ……田中ああああああ!!!!」
その時、がさつにドアが開けられる。
「おーい左右田!食堂の空調壊れたから見てくれねーかって……って、お前、なんで、田中の名前呼んで泣きながらシコってんだよ?!」
「……え?!ギニャアアアアアアアアアアア!!!」
……お、おわりだ。二重の意味で。
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