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絶望を打ち破ったあの日、僕は霧切さんの部屋へと招かれた。
エレベーターの中で

「後で部屋にきて」

と。僕としてはお風呂に入り、明日の出発に向けてゆっくり休もうかと考えていたが、今の自分の不安定な心を落ち着かせる為には誰かと会話することも必要だと思い了承した。



苗木君は私のお願いを快く受け入れてくれた。

「じゃあ、一時間後に…」

私は彼にそう告げると自分の部屋へと戻った。時刻は22時を指していた。
部屋に着いた私は大切に保管していたプレゼント、彼に貰ったプレゼント…ブルベリの香水、ボージョボー人形、桜の花束etc…そしてイン・ビトロ・ローズ。
それらをインテリアとして飾った。殺風景な部屋が少しでも女の子らしくなるように。


時刻は23時。約束の時間だ。僕は彼女の部屋を訪ねた。綺麗な部屋、それが第一印象。辺りを見回すと小物が飾ってある。皆僕がプレゼントしたものばかりだ。
ベッドには霧切さんが腰掛けている。何時の間にお風呂に入ったのだろうか…かすかに濡れた髪の毛が、ほんのり紅く染まった頬が、
そして、風呂上がりであることを瞬時に悟らせる薄着姿が僕の下劣な欲情を掻き立てた。



彼が無言で私を見つめている。その視線から、彼が私の全身を見回していることがわかった。
また、彼の表情から、彼が破廉恥なことを考えていることもわかった。
仕方のないことである。きっと彼は監視カメラを気にして数週間ずっと自慰を我慢してきたにちがいない。いや、そうでなくては困る。そのことを見越してこの風呂上がりのシチュエーションを作り上げたのだ。
多少卑怯な手段ではあったが、私にはこうするしかなかった。
女としての魅力が無い私には、正攻法で大好きな彼の気を惹くなんてことは出来ないから。



卑怯だ。僕はそう思った。大好きな彼女がこんな格好でベッドに座っている。からかうつもりなのだろうか?
抑えていた性欲が爆発しそうになる。油断すれば彼女を汚してしまう…。彼女が一言も喋らないのも卑怯だ。余計なことを考えてしまう…!

「よ、用って何かな、霧切さん?」

気を紛らわそうと口を開くが、ちょっと噛んでしまった。余裕がないな…

「とりあえず、隣に座って頂戴」

この人は鬼だろうか。でも従う。今は何も考えないことが一番だ。
僕はベッドに腰掛ける。

「す、座ったよ」 ぎゅっ!

ぎゅっ?目の前に彼女の綺麗な長い髪が見える。何が起こったのだろうか。

「苗木君、大好きよ…」

時間がかかったが理解した。今僕は彼女に抱きつかれ、告白されている。

「あ、あなたが私のことを好きならば、私を、その…抱いてくれないかしら?」

彼女が何か言っている。それよりも、何か柔らかいものが僕に当たってる…。もしかして霧切さんノーブラ!?
そのことに気付いた瞬間、僕の中で何かがハジけた。



「苗木君?」

人が死ぬ思いで告白したというのに彼は無反応。どういうことなの?

「な、なえん…んんぅ!?」

何が起こったの?言葉が出ない。答えは単純だった。彼が私の口を塞いでいたのだ。
嬉しい…!夢にまでみた彼とのキス。涙が出そう。
彼の舌が私の舌と絡みあう。いやらしい音が鳴る。もう何も考えられない。

一分ほど経っただろうか。彼女とのディープキスを終えた僕は彼女を押し倒し、シャツのボタンを外していく。
白く綺麗な肌、そして控えめな胸、小さな乳首。僕はそれらを無心で貪る。
スカートにも手をかけ、脱がす。露わになる下着。それにも手をかける。

「待って、苗木君。じ、自分で脱ぐから、あなたも脱いで」

「うん…」

僕も服を脱ぎ、彼女も脱ぐ。僕も彼女も生まれたままの姿になる。

「苗木君…」

彼女が僕のいきり立った逸物に触れる。触られただけで爆発しそうになる。

「ん…」

彼女が咥える。じゅぷっ、じゅぷっといやらしい音が響く。

「き、霧切さ…ん!」

「んん!?」

彼女の口の中に僕の溜まっていた精液をぶち撒ける。

ドクッ、ドクッ、ドクン…!

苦しそうにする彼女。でも口をはなそうとしない。

「ふ…んっ」 ゴクン。

「ハァッ…ハァ…、苦いわ」

「ゴメンッ!大丈夫?」

「でも…幸せ…」

笑顔。本当に幸せそうな笑顔。愛おしい…
再び火がついた僕は彼女を抱きしめ、秘部へ手を伸ばす。

クチュッ、ヌルッ。

彼女のアソコは十分に湿っていた。粘液が糸を引いている。
仰向けにし、足を開かせ、間に僕の腰を挟む。

「霧切さん、入れるよ」

所謂、正常位の形になった私たち。優しい彼は私に確認する。

「いいのよ。来て、苗木君」

彼の物が私の中に入ってくる。多少の痛みはあるけれど、思いの外すんなりと受け入れることができた。得も言えぬ幸福感が私を包む。同時に、何故か懐かしい感じもする。

「きりぎり…さん!」

「苗木君、苗木君!」

お互いに名前を呼び合う。言葉って不思議だ。口に出すだけで相手のことを更に感じることができるから。
彼の腰の動きが早くなる。きっと射精が近いのだろう。

「き、響子さん!」

「!?」

彼が呼んでくれた。響子って。
思い出した…。
私の初めての相手って、やっぱりあなただったのね誠君。

「響子さん!もう…」

「ま、まことくん…誠君!」

脚を彼の腰に回し、がっしりと結ぶ。指を絡ませしっかりと手を握る。手袋越しにだけど温かさが伝わってくる。
離ればなれになっていた心が再び繋がれたんだ。
もう二度と離さない。

「誠君!中に出して!」

無我夢中で叫ぶ。刹那、熱い精液が私の中へ流れ込む。
同時に私も絶頂を迎える。

ドクン…ドクン…

脈打っているのがわかる。全てを出し終えた彼は、ゆっくりと抜いていく。
脚に力が入らない。
たった一回のセックスだったが、しばらく立つことさえもできない気がする。
彼も相当疲れたのだろう。そのまま私の横へ倒れこんできた。

「ハァッ、ハァッ…ごめんね霧切さん。乱暴なことしちゃって」

「いいのよ、元々誘惑したのは私なんだから」

「でも、初めてだったから加減がわからなくて…
君を傷つけてしまったかも」

「あら?私もあなたもセックスするのは初めてじゃない筈よ」

「え?霧切さん、それってどういうこと?」

「さあ?自分の失われた記憶にでも聞いてみたら?」

「ここまで言えば、わかるわね?誠君。」

そう言うと私は彼に抱きついた。彼も優しく私を抱きしめてくれる。

昔はあんなに小さかったのに、今ではとっても大きく感じるあなたの腕の中で私は眠りに落ちていった。
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