「ねぇ腐川さん、話があるんだけど、いい?」

突然強要されることになってしまったコロシアイ学園生活。
ボクたちはいくつかの事件を乗り越えながら、共同生活を送っている。

「な、何よ…またアンタなの…?」
「迷惑だったかな?」
「あたしみたいな、み…見るに耐えないブスの所に、こんな何度もくるなんて…ああアンタ、頭どうかしてるわよ…。」

何時もながら卑屈な発言に、腐川さんはブスなんかじゃないよ、寧ろ可愛い方だとボクは思う。なんて言ってみたら、
目に見えて動揺して、用ならさっさと済ませなさいよ!!って照れ隠しに大声を上げながらも部屋に入れてくれた。

長いこと一緒に過ごすようになって、ボクは彼女の部屋に入れてもらえる程の仲になっている。
そして一方のボクは、腐川さんに、恋をした。
言葉に棘があって勘違いされやすい彼女だけど、
その裏で誰かとの絆を求めているいじらしいところや、
超高校級の文学少女という肩書きらしいロマンチストな一面、
彼女の想い人の十神白夜クンに対して本当に一途なところすらも魅力的に思っている。

そして今日、ボクはこの気持ちを伝えようと思う。

「それで?話って何よ…。」
「腐川さん、前にボクに言ったよね?恋は始まったときから叶ってる、って。」
「そういえば、言ったわねそんなこと…。」
「それでさ…ボクも今片想いしてて、
その想いも叶うかな?なんてさ…。」
「そんなのあたしの知ったことじゃないわよ!
何?あたしが妄想だけで恋の話書いてるからって出来もしない恋愛相談で冷やかしに来たの?」
「そ、そうじゃなくて…!あの…よく聞いて欲しいんだけど…!」

やっぱりストレートに言うしかないみたいだ。恥ずかしいけど、言わなきゃな。


「ボク…腐川さんが好きなんだよ!!」

「嘘よ!」

ボクの決心の末の告白に対する返事は承諾でもなく、拒絶でもなく、

全否定だった。

「あ、あああ、あたしみたいな小説書くことしか能のない根暗のブスなんか、だっ、だ、誰が好きになるっていうのよ!!
ぜッ…絶対に有り得ないわ!」

…そういえば、嘘の告白でからかわれたことがあるって言ってたっけ。
まぁ、一悶着ありそうな気はしてたけど、
流石に真っ向から嘘だと断定されるのは心にくるものがあるな…。

「嘘なんかじゃないよ。」
「口でなら何とでも言えるわ…!」
「じゃあ、どうしたら信じてもらえる?」

「………………よ。」
「えっ、何?」


「あ、あたしのこと好きだって言うなら、あたしの足舐めてみせなさいよッ!!」


「えっ…?…えええ?!!!」

「ほ、ほら、やれるもんならやってみなさいよ!ほ、ほ…本当に好きなら…舐めるくらいどうってことないでしょうよ!!」

そう言って腐川さんはさっさと右足の靴と靴下を脱いで椅子に座り、ボクの前へ素足を差し出した。
これは一体…どうしたものかな…。

「ど、どうせ出来ないんでしょ?わかってんのよ…。さっさと嘘って言ったらどうなの…?」

けど、こんな所で諦めるようならまず告白なんてしてない。
意を決したボクはしゃがみ込んで、彼女の足を取って自分の顔の前へ持ってくる。
少し乱暴にしたらすぐに折れそうな程繊細で、普段余り晒されることがないため病的な程に白い。
それに意外にもキツい臭いもなく……寧ろ、石鹸の香りが鼻をくすぐった。

「な、何よ…。」
「いや、お風呂嫌いって言ってた割には…って…。」
「あたしが臭いせいで、びゃ、白夜様が気分を害したら大変どころの騒ぎじゃないでしょうよ!ちょっと考えたらわかるでしょ!?」

ああ、やっぱり十神クンか。
ここまで思われてるなんて、悔しいな。

べろっ
「ひっ?!」

十神クンへの対抗心からか、ボクの中の何かが吹っ切れたのかわからなかったけど、
殆ど抵抗感を持たずに彼女の白い足の甲に舌を這わせた。

ちゅっ、れろ、ちゅぱ
「ち、ちょっと!ななな何してんのよ!?」

薄い足の甲に浮かぶ骨のラインを舌でなぞって、指をくわえたところで腐川さんはボクから逃げるように足を引っ込めてしまった。

「だって、舐めろって言ったのは腐川さんじゃないか。」
「ほッ本当にするなんておおお思わないじゃない!!アンタ完全に頭おかしいわよ…ッ!」

どうやら、かぐや姫さながら言い寄る相手に無茶を言って難を逃れるつもりだったらしい。

でも、男としてはそういう訳にもいかないよね。

「ボクの気持ちを信じて貰えるまではやめないから。」

今度は逃げられないようにしっかりと素足を両手で掴んで、舌での愛撫を再開する。
指の一つ一つをしゃぶって、足の裏も刺激し、くるぶし、足首、すね、と上がっていく。
腐川さんは混乱してるみたいだ。
舌の感触にビクリと体を跳ねさせて、時々軽く暴れるけど、
やっぱりそこは男女の差、さっきみたいに簡単には逃げられない。
見上げると最初は青かった顔が少し赤らんできた。息も切らしてるみたいだけど、これって暴れたせいっていうより……
…感じてる?

「ん…ッ、苗木!早く、っは…離し…ひぅっ!」


どうしよう……

…思ってた以上に可愛い…。


その可愛い姿をもっと乱してみたくなって、長い丈のプリーツスカートを持ち上げたとき、

「ひゃあッ!!」
「うわっ!」

椅子に座ったままだった腐川さんがバランスを崩し倒れてしまった。

「いっ…たぁ…。」
「大丈夫?!怪我してな…」

その時ボクの目に飛び込んできたのは堪らない光景だった。
僅かに涙を浮かべた伏し目がちな瞳も、
今までの快感で乱れた息をつく薄いピンク色の唇も、
更にスカートが捲れ上がってしまっているせいでさらけ出された前に小さなリボンの飾りがついたシンプルなデザインの下着も、
平均より脂肪の少なく日に殆ど当たっていないだろう真っ白い太腿も、
もう一人の彼女が殺した男の数を記録した正の字の傷すらも、全部がボクの目の前に……

「ごめん、ボクもう我慢できないや…。」
「なっ?何…ゃ、あッ?!」

腐川さんの両脚を鷲掴みしてM字に開かせ、下着が更によく見えるようにする。
汗の匂いに混じって漂う女性特有のいわゆるイイ匂いがボクの興奮を高め、理性を吹き飛ばした。
少しだけ湿り気を帯びた下着に口を付けて、さっきしたようにソコを丁寧に舐める。

「そんなとこ、んっ!やめ、はぁ…っ!」

筋を舌でなぞると体を小さく震わせて、唾液だけじゃない液体が何となく甘い匂いを漂わせてボクの顔と彼女の股を汚した。
せめてもの抵抗とボクの頭を押し返す両手は、布越しに陰核を転がしただけであっさり力が抜けてしまった。

もうまともに抵抗はできなさそうと判断したボクはもう役目を果たせない下着を脱がし、覆い隠された秘部と直面する。
初めて生で見た女性器は少し濃いめの綺麗なピンク色で、
腐川さんのことだからそういう経験はないんだろうな…
ヒクヒクと動く様が初めてのことに戸惑ってるみたいに見えて、可愛いと思った。

蜜壷から下へ伝う愛液が床に零れてしまわないよう、啜るようにして彼女の最も敏感な箇所へ吸い付いた。

ジュルル、ジュプ、ジュル
「んひぃッ?!!ふあっ、あ、あはぁ…ッ!」

ぐったりとして大人しかった腐川さんが再び華奢な両足を浮かせて快感に身悶え始める。
きつく閉じた入り口に舌を侵入させて、指で皮を剥いて露わになった陰核をこねくり回す。

「やっ、それ、だめッんぁあっ!」

これで最後と熱くしとどに濡れた陰部を大きく音を立てるほどに強く吸い上げる!

ジュルルゥゥウッ
「イッ、ぁ、ぁああアあぁッ!!」

彼女は高い声を上げ、体を弓なりにして少し汗が滲んだ喉元を晒して果てた。

ズボンのジッパーを降ろすと、中で窮屈にしていた逸物が勢いよく飛び出た。
「腐川さん」と呼び掛けて脈打つ怒張を見せてみると目に見えて動揺して
「こんなに大きいものなの…?」なんて独り言を漏らしていた。

「腐川さんのイケナイ所に触って気持ちよくなってる声を聞いて感じてる顔を見てボクのモノがこうなったんだ。
君が好きだからだよ。」

初めて見る勃起した男根に未だに愕然とする彼女へ教え込むように話す。
「ボクの気持ちわかってくれた?」という質問に返事はしないものの、理解はしたのか頷いてくれた。


「それで、このままだと結構つらいんだけど…。」

できることなら、手伝ってほしいなー…なんて。

「……仕方ないわね。こ、事の発端は…あたしの言い出したことだし…協力…してあげないことも、ないわよ…。」

余り目を合わせてくれないのはちょっと残念だけど、一応は了承を得た。
早速…と手を伸ばしかけたところで「けど!」と突然の大声に手を引っ込めてしまった。

「いい入れるのは、ぜ、絶対ダメよ…!初めては…あああたしが、
こっ心の奥底から…すす好きになった人とって、決めてるんだから!!」


……まぁ、仕方ない…かな。

という訳で、なるべく汚さないようにと服を脱いで二人とも産まれたままの姿になる。

「え、えーと…失礼します…?」

後ろから抱いて、太腿にボクのモノを挟んだ。それだけでまた固く大きくなる。

彼女は俯いているせいで表情が髪に隠れて見えないけど、白いうなじがキレイで真っ赤になった耳が可愛らしかった。
腰を前後させて肉棒と陰唇を擦り付ける。薄いお尻に腰をぶつける度、ボクのカウパーと腐川さんの愛液が混ざり合って
いやらしい音を部屋中に響かせる。

「んッ、ぁん、っはァ…あ…!」

正面へ倒れそうになる彼女を両腕でしっかりと支えると、浮いた肋骨の手触りとささやかな胸の膨らみ。
ツンと立ち上がった薄桃色の胸の突起を指がかすめる度に甘い声がボクの聴覚を犯した。

「腐川さん…気持ちいい…?キミのアソコ、すごく熱くて…ハァ…トロトロで…乳首もこんなに…コリコリしてる…」
「ぁ…やッ、言わないで…あぁんッ!」

状況を丁寧に伝えるとより熱くとろけるように蜜が溢れて腿がモノをきゅうきゅうと締める。
言葉責めに弱いようだ、想像力に富んだ彼女らしい。

「はぁ…腐川さんッ…もう…ッ!」

ボクの中で何かがせり上がってくる感じがする。
腰の動きを早めて、両手で突起を押し潰して、そしたら彼女が高く声を上げて、背を反らして、
そして二人で一緒に果てた。




「ねぇ、腐川さん。」

お互いの乱れた呼吸が落ち着いたところで、話しかけてみる。

「何よ…?」
「もう一度聞かせてくれないかな?ボクの想いが叶うか。」

勢いでコンナコトに及んでしまったことでうやむやにされてはたまらない。
ちゃんと返事を聞くまでは譲らないつもりだ。

「………~~~ッば、バカなこと言わないでよ!!こんなこと…ここ今回だけなんだからね!」

さっさと体洗って服着て出て行きなさいよ!!とシャワールームへ押し込まれてしまった。

「アハハ…やっぱり、そう上手くはいかないよね…。」

でも…
ちょっとだけまんざらでもなさそうな顔に見えたのは、気のせいじゃないといいな。
シャワールームでボクは一人ほくそ笑んだ。

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最終更新:2013年04月10日 22:20