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目覚まし時計の時刻は"11:24"と表示されていた。

いくら休日とは言え、二人して惰眠を貪るのも考え物かもしれない――。
そう思いながらベッド脇のサイドボードにあるペットボトルのスポーツ飲料に手を伸ばすのだった。

――ふぅ、美味しい。
最近発売された商品だけど、常温でも飲みやすいよう糖分を控えめにしているだけに温いままでも美味しく感じる。
これからの時間をどう過ごすかで頭を張り巡らせていると隣で眠っていた人物が寝返りを打ちながら目を覚ますのだった。

「……おはよう。今、何時?」
「おはよ。11時半ってところだよ」
「そう。……寝過ぎね、私たち」
「……そうだね」

めくれたタオルケットから覗く乳房を気にすることもなく、響子さんは額に手を乗せ溜め息を吐くのだった。
僕はそっとタオルケットを掴み響子さんの胸元を隠すように肩口まで掛けておく。

「誠くん。それ、取ってくれる? 私も飲みたいの」
「これ? 僕の飲みかけだけどいいの?」
「構わないわ」

彼女の視線がサイドボードに置いてあるペットボトル飲料を捉えたようだ。
僕は再び右腕を再び伸ばしペットボトルを掴んだ。
後はバトンリレーのように響子さんにペットボトルを手渡せばいい話だけど、ピタリと手を止めたのだった。

"どうしたの?"と首を傾げる響子さんを尻目に、僕はキャップを開けて彼女の口ではなく自分の口にボトルを持っていった。
"やっぱり、そういうことね――"と響子さんは目を細める。
"そうだよ。ここまでやればわかるよね、響子さん?"って心の中で答えながら液体を口に含ませたまま顔を近づけて――。

口付ける。
そして軽く開いた唇から舌を差し入れ一口、二口と液体を響子さんの口に流し込む。

「んん、あ……、んッ……」
「ぅふあ……、ふぅ……」

親鳥が雛に餌を与える感じだなって思いながら響子さんと唇を重ねる。
口の中のスポーツ飲料がなくなっても僕らは唇を重ね、舌で突っつき合うように戯れていた。

「う、ぅんっ……んふっ、んっ、んっ」
「んぅ、うっ、う、うぅん」

じゅっ、と音がするほど唾液を強く吸い上げたのを最後に、ゆっくりと響子さんから唇を離した。
熱っぽく潤んだ瞳が咎めるような視線で僕を睨んでいる。

「……私は唯、水分補給がしたかったんだけど?」
「おはようのキスも兼ねて一石二鳥だと思ったんだけどな」
「誠くんのクセに生意気ね……」

そう言って僕の額にコツンと自分の額をくっつけグリグリと押し込んでくる。
本気で怒っているなら拗ねて口を利いてくれないから、そこまでご立腹じゃないんだと捉える。
じゃれ合いの一環だと思って左手で背中、右手で腰を抱き締めながら響子さんの真意を問う。

「ごめん。響子さんの方はこれから何か予定を立てていたの?」
「……あなたと適当に出掛けようと思っただけよ」
「そっか。ご飯食べたら午後から映画でも見に行こっか?」

すると響子さんはチラリと窓の方を見ながら、

「けど……午後から天気は不安定になるって言っていたわね」
「うーん。ゲリラ豪雨に見舞われるならやめとこっか?」
「……そうね。映画は次の休みに観に行きましょう」
「それじゃ、もう少しこうしてよっか……?」

抱き締める腕の力を少し強め、響子さんの右頬を頬摺りして男女のスキンシップを図ってみることにした。
すると響子さんも頬摺りに応じてくれて、しばし戯れていた。

「……誠くん」
「うん、響子さん……」

頬摺りを中断して頭を上げたら、慈愛に満ちた眼差しを向けながら僕の名前を呼んだ。
お互いエッチをする気分に既にスイッチは切り替えられており、暗黙の了解のように目蓋を閉じて唇同士をふんわりと重ねるのであった。


「んふ……ん、んんっ、ふぅ、ふぅ、ふぅ……」
「ん、んぅ……すふ、すふ、すふ……」

愛する人と裸で抱き合う心地よさは、温泉にじっくりと肩まで浸からせたような心地よさに似ている。
響子さんの温もりが愛おしさと一緒に身体中の隅々まで拡がっていくような感じだ。

「……ねぇ、まことくん」
「んぅ……?」

夢見心地な気分でキスから頬摺りを堪能していたら響子さんが呼びかけてきた。

「……触ってもいいかしら?」
「うん。お願いしてほしいかな……?」

僕も満ち足りた面持ちで頬摺りに浸りながらそれに応じる。
抱き合っている胸と胸の間は興奮の発汗でジットリと濡れてきていた。
もちろんペニスは男性特有の朝の生理現象を通り越して逸り水を漏らし、幹を挟み込んで触れ合う素肌もヌルヌルとぬめっている。

ツヤツヤのパンパンに膨張している亀頭――。
太く固く怒張して血管や尿道を浮かせている幹――。
そして、粘膜質な亀頭と肌質な幹とをクッキリと分けている背の高いくびれ――。

響子さんはそれぞれの部分にほっそりとした指を絡めては、ぎゅうっ、ぎゅうっ、と繰り返して握り込んだ。
その都度ペニスには興奮の血潮が殺到し、たくましくいきり立って反応を返してしまう。
もちろん響子さんの力加減で苦痛を与えるようなことはない。
むしろペッティングの実感に嬉々として、トロトロと精製したての逸り水を漏らしてくるほどだ。

「んんっ……ん、んぅ……ん、んんんっ、んんぅ……んっ」
「ふふっ。……誠くんのペニス、私は好きよ?」
「えっ、それどういう意味なの……?」
「逞しい形をしているけど、実は凄く繊細だったりするところとか。それと、少ししごいたりキスしたりするだけで誰かさんみたいにバカ正直に反応してくれるところとか私は好きね」
「もう……! からかわないでよ……んあっ!」

僕が反論を試みようとしたら彼女が右手で亀頭、くびれ、幹、の順に握り込みを繰り返す。
そのたびに僕は吐息を震わせ、切なげに鼻声でよがってしまう。

やがて掌が逸り水でヌルヌルになってくると、今度はそれを亀頭全体に塗り込むよう丹念に撫で回してくる。
亀頭をすっぽりと握り込んだまま、右に左にねじるように。
あるいは前後に押し引きして、亀頭だけをしごくように。
その間も僕のペニスは悦びに打ち震えて逸り水を漏らし、ニチュヌチュとぬめる音も次第に明確となってきた。
ま、まずいぞ――!!

「んうっ! んっ、んんうっ……! ぷぁ、まっ、待って!」
「……そろそろなの?」
「そ、それもあるけど、僕ばっかり気持ちよくなるのはよくないって……!」
「……それもそうね」
「それじゃ、僕の番ってことで……」
「えぇ、お願い……」

ふぅ、あぶない――。
果てる前に何とか攻守交代をすることができた。
左の肘をついてゆったりと横臥しながら身体をぴったりと響子さんに寄り添う。


響子さんの首筋を覗き込むような体勢になったところで、僕は彼女の両肩を抱くように四つん這いの両手の肘をついた。
ちょうど斜めから響子さんの上に覆い被さるような体勢となり、あらためて彼女の首筋に唇を押し当ててゆく。

「キスだけじゃなく、いっぱい触ってあげるね……」
「えぇ、来て……」

僕がキスしやすいようにおとがいをそらしながら、鼻にかかった甘え声で愛撫をおねだりしてきた。
それに小さく頷いて、まず右手で響子さんの肩から二の腕からを丁寧に撫でさすってみる。
元々が色白な彼女の肌も、こうして興奮をきたすと肌は真っ赤に火照り、平静な部分とくっきり分かれてしまう。
頬や首筋、耳たぶなどはすっかり紅潮しているが肩や二の腕はまだ真っ白なままだ。

「響子さんの肌って、スベスベで、柔らかくって……本当に綺麗だよ」
「ありがとう。お世辞でも嬉しいわ」
「お世辞なんかじゃないってば、僕の正直な感想だって……!」
「……ふふっ、知ってる」
「もう……!」
「ぁん、んぅ……」

僕をからかったオシオキのように頬と首筋、耳たぶを辿る経路で唇を押し当てていく。
そして鎖骨の辺りに唇を移動させ、ほんのりと紅潮している喉元から胸元にかけてスタンプを押すようにひとつひとつ丁寧にキスしてゆく。
最後は少しずつ四つん這いの身体を後退させ、響子さんの胸元から乳房の膨らみにかけて大きく舌を這わせていくのだった。

「くうっ……んぁ、ん、うぅ……」
「んんっ……」

アイスクリームを舐めるようにチロ、チロと舌先を這わせて乳首から乳輪を愛でる。
舌先で円を描くように乳輪を舐めながら、同時にコロコロと乳首を転げ回す。
そして赤ちゃんが母乳を求めるようにちゅう、ちゅうと音を立てて吸い付く。

「……ぷぁっ。響子さんのおっぱい、僕は好きだな」
「なに? さっき私がやったことへの当てつけ……?」
「そうじゃないよ。艶と張りを兼ね備えて触り心地はいいし、綺麗な形だってしている。時間が許すならずっと触っていたいくらいだよ」
「……えっち」
「それは大好きな人のおっぱいだもん。いくらでもえっちになるさ。だからさ……」

そっと響子さんの右手を手に取り、再び僕の股間の方に持っていく。

「一緒にイこう? ね、イカせて……?」
「……えぇ、一緒に」
「んっ、んんっ! ん、んぅう……」

響子さんは僕のペニスを優しく握り込んでいた。
そのまま指先で幹のたくましさを確かめてから、やがて握手するように温かい掌の中に亀頭を包み込んでくれる。
僕も遅れをとらないよう左手は正面から彼女の股間をすくい上げるように触れる。
柔らかな恥丘と性毛の感触を手の平に覚えつつ、親指以外の四本の指で響子さんの陰部をぴったりと包み込んだ。

「んっ、ん、んぅう……んんっ、ぷぁ……はふ、はふ、はふ……」
「はあっ、はあっ、はあっ…ん、んぅ……」

中指と薬指を陰部の裂け目に人差し指と小指をそれぞれ両脚の付け根に添えて、ゆっくりと陰部全体を撫でさする。
秘裂の中へ少しずつ指先を沈めて愛撫の指先にそっと力を込めた。

膣口はか細く窄まっていたものの、愛液のぬめりもあって中指は思いの外あっさりと没入していく。
第一関節の辺りを往復させて締め付けに抗うと膣口は悶えるようにきゅうっ、きゅうっ、と窄まって中指にしゃぶりついてくる。
往復運動は少しずつ大きく、そして早く。
シフトアップ――。
膣口の締め付けに抗うよう何度も何度も中指を突き込んで、同時に上下左右とまんべんなく膣壁をくすぐる。

「あんっ、あんっ、んぁ……んっ、んぅうっ!」

響子さんもお返しとばかりに幹をしっかりと握り締め、表皮をぐにぐにと前後させてしごき始めた。
亀頭部分への刺激は小休止状態となったが、幹には興奮の血潮が殺到して滾るように彼女の握力に抗ってくる。
自ずと亀頭は逸り水も滲みっぱなしとなる。

「はぁ、はぁ……きょうこさんの好きなクリもいじってあげるね」
「んっ、んぅう……。まことくん……し、して、してっ……」

人差し指の指先を濃桃肉の上端へ移動させ、麦粒大のクリトリスを指先で真上から押さえつけて小さな円を描くようにクルクルと撫で転がしてみる。
愛液のぬめりもあって右に左に逃げ回るけど、響子さんと一緒にイクためにも余り時間を掛けていられない。
濃桃肉の包皮をめくりあげて大きく転げ回し執拗に彼女の女芯をいじり立てる。

「んっ、んっ、んんぅ……! んぁ、あんっ! あ、ああっ、ああんっ!」
「きょうこさん……きょうこさん、きょうこさんっ……!」

お互いラストスパートとばかりに半ベソの声音になりながら愛撫の手を速めていく。
胸が張り裂けそうなくらい愛おしさが込み上げ、僕らは無我夢中で唇を貪りあう。

「んうっ! んうっ! んううっ……! ん、んんんっ!!」
「んっ! んむぅ! んんんっ……! んんっ! んんっ……!!」

舌と唇で淫らに絡み合う中で、腰からゾクゾクとした身震いが押し寄せる。
限界はすぐそこだった――。


「んっ! んんっ! んんぅうううっ……!!」
「んんっ! んっ! んんんっ……!! んっ! んんっ!」


響子さんの身も心もとろけそうなほどに甘ったるい鼻声で何度も何度もよがり鳴き、ガクガクとその身を打ち震えさせた。
膣口はいきむようなよがり鳴きに合わせて力任せに窄まって、指先でひとすくいほどずつ愛液を噴出させる。

よかった、アクメに達したんだ――。
その感触を実感しながら僕も怒涛のように押し寄せる衝動に身を任せるように射精するのだった。
どくどく、と音まで立てて噴出した精液は忽ち響子さんの手袋に飽き足らず、お腹や乳房にまで振りかかった。

「すごいわね、昨夜もあんなに出したのに……」
「ごめんね……手袋汚しちゃって」
「いいの。きちんと予備はあるから」

そう言いながら響子さんは射精を遂げてなおゆっくりとペニスをしごき、尿道に残っている残滓も搾り取ってくれる。
亀頭は絶頂感によってじんわりと痺れているけど、トロトロと滲み出てきて気持ちいい。

「すぅ、すぅ、すぅ……ん、んぅ、ん……んふっ」
「ふう、ふう、ふう……ん、んんっ、んっ、んっ、んむっ……」

響子さんは軽めのアクメということもあり僕より回復が早く、彼女のなすがままだった。
上唇、下唇と代わりばんこで唇を啄ばまれたり。
お気に入りの角度でぴったりと唇を重ねて、優しく吸い付いてきたり。

こうして、のんびりとじゃれあっていられる休日も僕らのお気に入りなのだった――。


―――――

小腹が空いてきたところで僕らはようやくベッドから出た。
それから一緒にシャワーを浴びて、一緒にコンビニに出かけ、一緒に簡単な昼食を済ませた。

そして――。


「はぁ、はぁ、はぁ……ま、まことくん、わたし、その……」
「うん……、ぼく、も、さっき、頑張りすぎたから、もう持たない……」

ベッドにぺたんと座り込んだ僕の上から、さらに座る姿勢で響子さんは身体を僕に預けている。
後ろを向けて、その背中と柔らかいお尻のみを接している背面座位の体勢で僕らは限界を迎えようとしていた。
腰を打ち揺すり、突き上げながら響子さんの乱れる様を堪能していたらあっという間に限界が訪れるのだった。

「んぁ、ああっ! あっ、んっ、ぁあああっ!」
「んんっ!! んんんんっ……!!」


腰全体で突き上げるように響子さんの奥へ入り――放出した。
その瞬間は気持ちいいと言うより、むしろ痛いくらいの刺激で呻き声が漏れた。

そして、精も根も尽き果てるような感じで響子さんを抱きしめながら横たわる。
膣口からペニスを抜いてコンドームの始末をするのも億劫な気分だった。

「……複雑ね」
「えっ、なにが……?」

絶頂の余韻から戻ってきた響子さんが何やら深刻そうな横顔をしていたので思わず尋ねてしまう。
ひょっとして、気持ちよくなかったの――?

「響子さん、今のひょっとして気持ちよくなかった……?」
「……違うの。気持ちよかったのは確かだけど、縋るものがないのと誠くんの顔が見えなくてちょっと醒めたりしたの」
「ごめんね……。そういうことに気が利かなくて」
「うぅん、いいの。だからあなたの手を見て誠くんに抱かれているんだって自覚できたから最後は一緒に気持ちよくなれたし……」
「そうなんだ……。だったらさ、いっぱいキスしながらすれば僕とエッチしているんだってわかると思うよ?」
「もう、あなたの前向きな姿勢も時に考え物ね……」
「ごめん。……それじゃあ、次はちゃんとお互い向き合ってしよう、ね?」


結局僕らは夜眠るまで用を足す以外、一日中ベッドの上で過ごしたのだった。

――響子さんと堕落的に休日を過ごした。


END
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