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「苗木君、Trick or Treat」

 部屋のドアを開けたら、ハロウィン恒例の言葉を言う霧切さんが居た。

「セ、セーラー服……?」
「そうよ。悪い?」

 彼女は、寒いと言ってもいい季節なのに、半袖のセーラー服とハイニーソを身に付けている。

「悪くないけど、仮装なのかなって思って」
「あまり派手な仮装はやりたくなかったのよ。舞園さんに相談したら、セーラー服でも苗木君は喜ぶって……あっ」

 失言をしてしまったと言わんばかりの表情で霧切さんは手を口で覆った。

「霧切さん、僕を喜ばせたかったの?」
「…………セーラ服では駄目だったかしら?」

 少し不安そうな眼差しを僕に向ける。駄目なわけがない。
 僕はセーラ服フェチとかでは無いはずだけど、ドアを開けて霧切さんの姿を目にした時からすごくドキドキしている。

「駄目、じゃないよ……むしろ凄く良い。ねぇ、霧切さん」
「何?」
「Trick or Treat」
「私が先に言ったのだけど」
「うん。分かってる。お菓子は用意してたけど、君にはあげない」
「え?」
「霧切さんもお菓子くれなくていいからさ、君を頂戴? 僕は僕自身を君にあげるから――」

 僕は言うや否や彼女の唇に吸い付いた。柔らかくてどんなお菓子よりも甘い霧切さんの唇に、じっくりと味わうように口づけをした。

「……んっ、ちゅっ……ふっん、はっ……」

 まだ足らなかったけど、酸素を求めて顔を離す。僕と彼女の間に銀の糸がひく。

「――っ、はっ……苗木君、急すぎるわよ……それに、ここ廊下ッ……!」

 頬を紅潮させ、息を乱した霧切さんが僕を非難する。でも、そんなに潤んだ瞳で言われても一層この気持ちを昂らせるだけだ。
 僕は少々乱暴に彼女の腕を引っ張って抱き寄せた。

「じゃあ、中ならいいでしょ?」
「~~~~っ! もう、バカ!」


◇◇

僕の部屋のベッドの上で、セーラー服姿の霧切さんが恥ずかしそうに俯いてる。

「ねぇ、霧切さん。見ての通り僕は仮装はしてないけどさ、君のせいで内面の方が狼男に仮想しちゃったみたいなんだ。責任とってよ」
「そんなの、知らないわよ」

 口ではそう言うけど、霧切さんもとっくに僕を受け入れる用意は出来ているようだった。
 さっきとは違って、優しく彼女の両頬に手を添えて重ねるだけのキスをした。
そのまま、霧切さんを押し倒して、少しの隙間から舌を差し入れる。いつも彼女は最初は躊躇するけど、すぐに僕の舌と絡めてくれる。

「んっ……はぁっ、んんっ……ふっ……ちゅっ……」

 キスだけでどうにかなってしまいそうになる。けれど、キスだけで済ませるわけがない。
 口づけながら、霧切さんの制服の下から手を入れる。

「――んっ!……はっ……むっ……ぷはっ……」
「霧切さん……胸、触るよ」

 こくん、と彼女が頷いたのを確認すると宣言通り僕は霧切さんの柔らかいそこに下着の上から触れた。

「あっ……んっ……」

 いつもながら、彼女は手を口にやって声を抑えようとする。
幸い、この部屋は完全防音なので声を出しても構わないのに。

「霧切さん、声……聞かせてよ」
「い、やよ……んっ……こんなの私じゃ、ない……! ひぅっ!」

 強情な彼女の首筋を舐めると、意図せず高い声が漏れる。霧切さんは、かなり敏感な方だから。
 僕は、セーラ服を上へ彼女の下着ごと押し上げた。

「あ………」
「セーラ服だからかな。なんだかいつもより興奮する」
「……変態」
「別にいいよ、男は狼だからね……霧切さん、凄く……綺麗だよ」

 僕はその真っ白な肌に手を這わせる。わざと敏感なところは避けて、愛撫する。
なのに、彼女の胸のきれいな桜色をした先端は物欲しそうに固くなっていた。

「――ねぇ、霧切さん。物足りなかったら言ってよ」

 耳元で、わざと吐息がかかるように尋ねる。

「なっ……! べ、つに……そんなの、ないわ……よ!」
「本当に?」
「あなたの、好きにすれば……いいじゃ――あぁっ!」

 彼女の言葉を待たずに、僕は先端を摘んだ。
焦らされていたせいか、いつもより反応がいい。気を良くした僕は、その突起を口に含んだ。

「んっ……ふっ、あぁっ……」

 暫くの間僕は、彼女の胸ばかりを堪能していた。
霧切さんが自分の太もも同士を擦り合わせて何かを求めているのを知りながら無視していた。

「なっ、苗木……くぅんっ……! も、良いから!」
「何? 何が良いの、霧切さん? 僕ハッキリ言ってくれないとわからないよ」
「……はぁ……はぁ……下も、お願い……欲しいの、苗木君のが……っ」
「うん、いいよ」

 僕はいつもこんな攻め方はしない。でも今日はハロウィンで、あくまで「イタズラ」っていうスタンスをとっていたから、こんな意地悪を彼女にしてしまう。
霧切さんも、多分分かってて文句をいったりしないんだと思う。
 霧切さんのスカートをめくり上げて、下着に手をかけた。脱がせやすいように、霧切さんが少し腰を浮かせてくれる。
 露わになったソコは、一度も触れていないのにトロトロになって、ヒクヒクと僕のモノをねだる。

「ねぇ、何もしてないのに霧切さんのここ、凄く濡れてる。
これなら、すぐに挿れられそうだね……霧切さん、そんなに欲しかったの?」
「…………」

 霧切さんは返事をしない。顔まで背けてしまった。仕方ないか。

「挿れるから、ね」

 僕は彼女のソコに自分のモノをあてがった。クチュッ――と水音がする。
その音がさらに僕の欲望を掻き立てた。

――今日は、優しくなんてしてあげない。

「くっ……!」
「んんっ! やっ、ああぁぁっ!!」

 いつもだったらゆっくり挿れるけど、僕は一気に奥まで突いた。
霧切さんは目から涙を溢し、背を仰け反らせた。軽くイッたのかもしれない。
でも僕は止めない、止まらない。

「やっ、あっ、あっあぁっ! んっ、やめっ……! はげ、し……なえ、ぎく……!」

 絶え間なく腰を振る。パンパンッと体がぶつかり合う音とグチュグチュと響く卑猥な音。

「はぁ、はぁ……乱れたセーラー服で喘ぐ霧切さん……凄くエッチでいやらしいよ……」
「や、あぁっ、言わな、でっ……!」

 恥ずかしさに、霧切さんがベッドのシーツを握りしめながらイヤイヤと首を振る。
同時に、彼女の中がキュッ、キュと僕のモノを締め付ける。

「霧切さんッ……霧切さんッ! 霧切さんの中、ヤバイッ……! も、僕イキそうッ……!」
「あぁっ、んぁっ、あっあぁっ、ふっん……わた、私も……イッちゃ、う……」
「「ああぁッ……!」」

 僕と霧切さんは、見事全く同時に果てた。


   ◇◇

「イタズラといえども、いくらなんでもやりすぎよ……」
「ごめん、調子に乗り過ぎた」
「大体、私はやられっぱなしだったじゃない」

 霧切さんは少々ご立腹なさっていた。でも相変わらずセーラー服姿だから、気を抜いたらすぐにでも僕は前かがみになってしまいそうだった。

「霧切さんが、可愛すぎてたまらなかったんだ」
「なっ……! よ、よくそんなこと恥ずかしげもなく言えるわね」
「だって、こんな言葉より恥ずかしいこと散々したじゃん」
「だ、黙りなさい! それにしても、今回は勉強になったわ」

 霧切さんが腕を組んでそっぽを向いて言い放つ。

「ハロウィンにあなたを訪ねるのはやめることにするわ」
「えぇー、それは嫌だなぁ」
「嫌だったら、普通のハロウィンにしてちょうだい」

 ビシっと僕に指さして忠告する彼女の姿から察するに、完全にいつもの調子に戻ったようだ。

「わかったよ。来年からね。でも、今回は良いでしょ。ねぇ、僕の部屋に泊まっていってよ。今夜は凄く冷えるんだって」
「……仕方ないわね。きょ、今日だけよ?」
「分かってるよ」

 なんだかんだ言って、真っ赤になりながら僕のお願いを聞いてくれる霧切さんは凄く可愛かった。


― END ―
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