事の原因は彼らが置かれた状況だった。
シェルター化した希望ヶ峰学園。生き残った男1人と女6人。
戦刃むくろが苗木誠に抱いた好意。江ノ島盾子の失敗。
端的に言うと

絶望姉妹が絶望に染めようとする

苗木誠の幸運スキル発動+戦刃むくろの残念スキル発動で失敗

江ノ島「こんな奴らと生き続けるなんて、なんっって絶望!!」


これは、そんな彼らの行動記録であるー。

閉鎖された学園の中、暗がりの中で蠢く複数の人影。
キングサイズのベッドの上で座り生まれたままの姿を晒した人間達が、互いの距離を徐々に詰めていく。

「苗木君…………」
「舞園さん………」
「ちゅう…はむ…あん…ちゅう」
「んん…!」

お互いに見つめ合った後、触れ合う唇。
しかし舞園さやかはその裸体と舌先をぐいぐいと押しつけ、素股でいきり立った苗木誠を刺激する。

クニュ……クニュ…クニュ

「んむ…!舞園さんっ……でっでちゃうっんん」
「はんっ…いいですよぉ……出して……あむっちゅううう」

首に手を回され退路をなくした苗木はただ与えられる快楽に浸るしかない。
やすやすと苗木の口の中に侵入したさやかの舌はまるで触手のように苗木の舌を絡め取り、脳をピンク色に染め上げていく。
ここまでなら逢引する普通のカップルに見える。
しかしこのベッドで起きていることは苗木にとって余りにも予想外すぎる異常事態だった。

「うぷぷ…いくらなんでも早すぎでしょう、苗木クン!」

苗木の後ろから覆いかぶさる肉の感触。
江ノ島盾子は豊満な体を惜しげもなく披露したまま苗木の体の腹部に手を回す。
その手は今まさにさやかの太ももに搾り取られようとしていた苗木の分身の根元を握り、その発射口を封じた。

「いひぃ!?」
「あむっ……もう、江ノ島さん!私が気持ちよくしてあげてたのにぃ!」

あまりに突然の盾子の妨害に妙な声を上げてしまった苗木に対し、さやかはある程度予測していたのか言葉ほど声色に強さはない。

「だぁめ。苗木にはもっともっと…この絶望を味わってもらうんだから…」

盾子はそう言いながら、れろんと苗木の耳を舐め上げしゃぶり始める。

レロレロッチュウウウ

「はむっちゅう……んんっ」
「あっああっあっ」

耳たぶを唇ではさみチロチロとなめ、かと思うと耳の全ての汚れを削ぎ落とすかのごとく耳の起伏に舌を差し込み往復させる。

「ちゅう…はぁん……ちゅう」
「う…ああッ…」

ときおり吐息をわざと苗木に体感させるよう耳元で息継ぎし、そのたびに苗木はまるで軽い絶頂をしているかのように体を震わせた。
一通り耳の表面を味わったあとは、耳の穴にピッタリと空いた唇を張り付かせ、

「んちゅう…」

舌を侵入させた。

「んふ…」

チュブ…チュブ…ヂュウウウウウウ

「あ…ああ…!!」

脳まで舐め尽くされるような、まるで性器を舐められているような快感。苗木は与えられる未知の快楽に女子のように喘ぎ声を上げる。

(うあ……耳が…融けるっぅ……!!)

既に虚ろになりつつある苗木の意識。目の焦点は合わず、半開きの口からは唾液が漏れ出し顎から首へ伝っていく。
さやかはその雫を下から愛おしそうに舐めとっていき、唇に至った時点でちゅうと吸い付いた。

「ちゅう…………苗木君」

苗木はその口づけで意識を目の前のさやかに向ける。
唇は少し突き出せばすぐに触れ合う距離。

「私を」

その言葉を発する過程で唇が掠り合う。太ももがよりしまりペニスを肉に埋める。

「見て」

ゾクッ

心臓を鷲掴みにされたような感覚。その直後にさやかとの距離がゼロになり再び苗木の口内が犯されていく。

「はむっちゅう…あん…ちゅう…えふ」

目の前を憧れの人が覆い、唇を蹂躙され

「ちゅぶ…はぁん…ちゅ…ちゅうう」

後ろからいずれ未来をかけて対決するはずだった少女に聴覚を陵辱される。
胸板と背中に二人の美少女の双丘と硬さをました乳首が擦り付けられる感触がダイレクトに伝わる。
鼻腔は今まで嗅いだ事のない桃色の淫臭に支配された。
さやかの太ももが搾り取る動きにシフトし、左右交互にすり合わされる快感に苗木のものはふるふると震え出す。
示し合わせたようにせき止めていた盾子の指も徐々に緩くなっていく……。

「あむっちゅう…はぁん苗木くぅん…ちぃうう」
「んふっ…苗木ぃ……いっちゃう…?はむっ…れろちゅうう」
(いきたい…いきたい…!いきたい…!!)

既に白目をむきそうなほど追い詰められた苗木は訪れる絶頂を渇望するしかない。

もうせき止めていたものが上がっていくのがわかった…

「れろんっちゅううう」

「んふふふ…ちゅちゅううう」
(あっ)

出るっ。

っっっっっぎゅっ!!!

(!?!?!?!?)

文字通り苗木の体がはねた。今まさにせり上がってきた物が頭頂部から出ようとした瞬間、盾子の指は非常にも苗木の根元を締め上げた。

「ちゅぷ……はぁ」

キスを終え恍惚と嗜虐の表情で苗木を見下ろすさやか。
苗木はまともに声を出せず、締め上げた当の本人を尻目に涙を流しながら表情でさやかに疑問を投げかけた。

「ごめんなさい…苗木君…」

そう言いながら、さやかは涙を舐めとる。

「けど…もっと我慢すればもっと気持ちいいですよ」

言い終えると今度は軽く唇を尖らせて苗木の唇をちゅっちゅっとノックしていく。

「うぷぷ…いけると思った?」

その声に苗木は振り向こうとするが、今度は逆の耳から伝わる舌の感触に行動が中断させられた。

「あむっ…っちゅうちゅうっれろ」
「あれえ?お姉ちゃんも我慢できなくなっちゃった?」

戦刃むくろ。ベッドの上で苗木が犯されるのを静観していた彼女だったがついに我慢しきれず、空いていた横から苗木の手を抱きしめ片耳に舌を這わせる。

「うぷぷ…じゃあ【絶望サンドイッチ】してあげる」

盾子は苗木の背中から離れるとむくろとは逆の空いている腕にしがみつき、再び舌を苗木の耳に挿入した。

「ちゅうちゅううう…」
「れろん……ちゅううううっ…れろ」
「あむっ…ちゅう…ちゅううう」

両サイドの絶望姉妹、正面のさやかに抱きつかれたまま、苗木はベッドに背中から倒れ込む。
完全に屈服した体制になってしまった苗木だが、変わらず絶頂は塞き止められたままで生殺し状態。
プニプニとしたさやかの太ももの感触に否応なく歓喜し、三人の美少女の唇と舌に溶かされる。

「舞……園…さん」

既にまとまな考えも動きもできない。ただ本能の赴くままか、先程から唇のみで苗木の顔を蹂躙するさやかに対し、その名を呼び口を開いて自らの舌を心持ち突き出した。

「はい……あむっ」

さやかはすぐに苗木の意図に答える。
突き出された苗木の舌先を口に含むと大きくスライド、まるで口淫するかのように口を上下させた。

「んむっんむっんちゅうっんむっ」

くちゅくちゅと耳の奥底から響く水音と共にいいように蹂躙される自らの口内。
異次元の快楽に流されるまま意識を手放そうとした矢先、水音を響かせていた片側の耳からふと出た呟きが苗木をつなぎ止めた。

「あむっえろんっちゅう…好き…ちゅう」
「れろん…お姉ちゃん?」
「好き…ちゅう…苗木くん…大好き…ちゅうう」

まるで耳が愛する男の唇であるかのように深いキスをするむくろ。そばかすの頬を紅く染め上げ、抱きしめた苗木の手を自らの陰部に差し向ける。
その囁きは苗木の心にまた別の意味で悦楽をもたらした。
面白くないのがさやかだ。

「むう…んちゅう苗木くぅん」

苗木の目を見つめ、意識を自分に向けさせる。
声が届きにくいのを見越し、はっきりとした口の動きで伝えた。

「好・き」

その瞬間苗木の目が大きく見開き、太ももに挟んだ苗木のものがぴくりと動いた。

「んふっんふふふふふんちゅうう」

それだけで十分だった。さやかは喜びを露にまた苗木の口に舌を突き入れる。

「ちゅう…あむっ…苗木くぅん…好きですっ…ちゅう…すきぃ」

呪文にように繰り返し、苗木を貪る。

「うぷぷ…ねえ幸せ?苗木ぃ……」

好意の声と共に愛撫を受け続ける苗木にも確かに聞こえた盾子。
その瞬間苗木の意識は二人のアプローチから引き離され、続く言葉を待った。

「私も」

親指と人差し指で輪っかを作ってせき止めた苗木のペニスの根元。

「絶望的に」

その下、やわやわと苗木の玉を刺激していた三つの指は

「愛してる」

ぎゅうっ!

「!?」
「気持ちいい?…苗木ぃ」

ぎりぎり痛みを伴わない強さで揉みしだき出した。

「すきぃ…あむっ…ちゅう……」
「ちゅうぁんあむっちゅううう…」
「はぁ…苗木ぃ…いきたい…?ちゅう…れろ」

終わらない快楽の狂宴。自由にいくことができるなら各々の快楽で幾度絶頂に達しただろうか。
既にビクンビクンと仮初の絶頂をし続けている苗木のものはただ震えるだけ。

(いき……たい……い…き)

限界はとうに超えていた。だがそれでも

「…好き、苗木クンのことが、好き…」

新たな参入者の声を聞き逃さなかった。

(霧切さん………!!)

霧切響子の声を。

察知したさやかが太ももの締め付けをすこし緩ませる。

「はぁ…」

と同時に、響子の暖かい吐息が苗木のものに降りかかった。
それだけでまたビクンッと苗木のものが痙攣する。

「はぁ…はっぁ…はぁ」

響子はずっと、この快楽の狂宴の中羞恥と欲望の狭間で揺れ動いていた。
正常な判断などもうなんの意味もなさない。ならばいっそ自らの奥底から沸き上がる感情に従うのが得。
そして今意を決して想いを伝え、さやかの太ももから突き出た苗木のものを目の前にしている。
苗木を気持ちよくさせてあげたい。知識はある。だがいざ目の前にすると息を荒くするだけで行動にうつせない。

「はぁ……はぁ……はぁ……はぁ」

「あ…あう…えう…」
「………」
一人の男に四人の女が貪っている中、その輪に入らずただ目を釘付けにして股を濡らす女がまだ二人いた。
朝日奈葵と、セレスティア・ルーデンベルクだ。
二人とも苗木に好意を抱いているが故この場にいたのだが、どうしてもタイミングを逃し未だ傍観者の立場に甘んじていた。
セレスは思案する。が特に妙案が思いつかず、また先程から茹でダコのようになっている彼女にも期待はできないだろうと判断。
結局正攻法で行くと決めると共に、ため息をついたあと彼女には珍しいおせっかいを葵に一つさた。

「さ、行きましょう」
「い、いくって、セレスちゃん…!?」
「はあ…この後に及んで……もう羞恥心は無駄ですわ。今必要なのは、〝適応"…ですわ」
「てっ、適応って……」
「彼に好意を抱いているのなら…覚悟を決めることです。手遅れになりますわよ」
「う…」

(き……霧切さん…うう)
「はぁ…はぁ…」

もうどれだけ響子の吐息を浴びただろうか。
もどかしさだけでいえば拷問というレベルではない。しかも当の本人は無意識でやってるからタチが悪い。

「んふふ…ちゅうう」

さやかも面白がってキスを続けながら太ももを揺らして苗木のものをピクピクと刺激する。
そのたびに響子の吐息の当たる角度が変わり、濃密な快感にアクセントを加えていく。

(もう…もう…む……り)

ギュム!!

「ひぎっ!」

「だぁめ苗木ぃ…意識なんてとばさせないから…ちゅう」
「最後まで…ちゅう…頑張って…れろ」

意識が飛びそうになるとすかさず玉を握り、絶望シスターズが覚醒させる。
置かれてる状況は果たして幸運なのか絶望なのか。
そしてまた新しい要素がこの快楽に加わる。

「苗木クン…愛してますわ」
「苗木…そっその…私もっすっすす……好き」

その声は確かに苗木に響き、苗木は告白のたびに体をビクンと痙攣させた。
二人は特にその反応に気づかず、比較的まだスペースがある足にポジションを取る。
セレスは右足、葵は左足へ。

「んっ……ちゅ」
セレスは躊躇いなく苗木の足の甲に口づける。頬が赤いのは羞恥がまだ消えきっていないのもあったが、一回タガが外れるとあとは転がり落ちるだけだった。

「ちゅ…ちゅう…んむ」

苗木の足の指を順々に口づけると面白いように苗木の体がビクンビクンと反応する。
奉仕している感覚と新しい玩具で遊んでいる感覚が同居し、セレスの表情にサディスティックな笑みが浮かぶ。

「あむっ…れろん…ちゅうううう」

チュパ…レロッ…チュウ…

足指を一つ一つなめしゃぶり味を堪能する。

「ぷわっ……ふふ…気持ちいいですか」

今度は足裏にぐいぐいと胸を押し付ける。

「んうっああ」

異質な快感にたまらず苗木は何度目かわからない声を上げた。
今度は意図したのかしなかったのか、葵が追い打ちをかける。

「こっ、こうかな……?」

ふにょんと、左足が暖かく抱擁される。
彼女は豊満なバストで足先を包み込み、マッサージするように優しく揺すった。

(これ…いい……かも)
足裏に硬度をました乳首をなぞらせると苗木はピクピクと震え、その震えが葵にまた甘いしびれをもたらす。

「ちゅぷ…中々やりますわね……」
「え……えへへ………」

コツをつかんだ葵は苗木の足を胸で抱え込むような体制に移行する。
セレスも負けじと苗木の足に舌を這わせ、キスを繰り返す。

ついに五体いたるところを美少女に蹂躙され、淫靡な空気が部屋に充満する。

「苗木くん…ちゅう……私のキス……美味しいですか…?ちゅう…あむっ」
「れろっ…好き…ちゅう……好き…ちゅううう」
「ちゅう…はぁ…ちゅ…ふぅ…いきたい…?苗木ぃ……まだだぁめ。ちゅう」
「ちゅぶっ…ちゅうううう……んふふ苗木くん…こんなに足で感じるのですね……」
「あ…こすれて…結構…いい……かも…苗木も、気持ちいい…?」

残すは最大の性感を前にする響子のみ。
羞恥に染まった感情を振り切り、徐々にさやかの太ももから顔を出す苗木の亀頭に口を近づける。

(苗木クン…)

徐々に口を少し開け

(苗木クン……)

陰茎に

チュ

口付けた。

「!!!!!!」

ギュウ!

(く………ああ…………!!)

あまりの快感に苗木が暴れ出そうとするが、盾子がすぐさま握り締め行動を抑制する。

「ん…むっ……」

響子は徐々に、徐々に亀頭を唇で包み込む。

「んん…ちゅうう」

さやかの太ももがあるためくわえることができたのはここまで。
しかしそれでも十分。響子は包み込んだ亀頭を愛おしそうにねっとりと舐めまわす。

(苗木くん……苗木クン……)

チュプッ…

「んむっ…れろ…ちゅうん…んん」

裏筋から舌をゆっくりと這わせ、、鈴口に舌先でちょんちょんと触る。
苗木を気持ちよくしてあげる。その想いから優しさすら伝わる心地よい刺激。
だが今に限ってはこの淫虐における最大の追い打ちになる。
断末魔のような声をあげようとも

「あっあっあむっ」
「んちゅう…」

すかさずさやかに口を吸われる。

心臓が止まる。脳が焼き切れる。快楽で殺される。
苗木は本気でそう思った。盾子の声を聞くまでは。

「ちゅう…ねえ苗木ぃ…いきたいならさあ…」

「誓ってよ…私たちの肉奴隷になるって」

「いつでもどこでも私たちに求められたら応じるの…ご飯の時も寝てる時もいつでも…そのかわり」

「いくらでもどぴゅどぴゅイかせてあげる。手で口で胸でまんこで苗木のチンポから精液搾り取ってあげる」

「起きたときに朝立ちのチンポを騎乗位でぴゅぴゅってイかせてあげる。ご飯の時も机の下からジュポジュポしゃぶってイかせてあげる」

「お風呂の時は私たちの体で全身隈なく洗ってあげる。女の子のぬるぬるすべすべのお肌でこすり上げてびゅるびゅる精液出させてあげる」

「夜寝る時も私たちみんなに種づけさせてあげる。毎日四六時中女の子と気持ちいいことさせてあげる」

「ねえ苗木ぃ…最高でしょ?肉奴隷になるって誓って。そしたらいっぱいいいっっぱいびゅっびゅって精液出せるよ…?」

耳元で呟かれる悪魔のささやき。
選択肢などあってないようなものだ。
早く、イきたい。

「なる…んん……なる……よ!」

さやかの口付けの合間をぬってなんとか意思を伝えた。

「うぷぷ…………じゃあ、いいよ」

盾子の耳までつり上がった微笑みに苗木は気づかない。
ただ苗木を支配するのは焦燥と、安堵と、期待。
盾子の指の輪がゆっくりと外れていき、そして

(……!)

完全に枷が解かれた。

さやかのキスで

「んちゅううっちゅううぅ」

絶望姉妹の吐息と舌で

「ちゅ…好きっ…れろっ好きぃ……」
「ちゅううれろんっ…うぷぷ…ちゅううう」

セレスの奉仕で

「ふふ…あむっちゅうううううう…」

葵の抱擁で

「んう…!あっ…!ん…気持ちいい……?」

そしてトドメは響子の口をすぼめた吸引

(…あ)

「んむっちゅううううううううううううううううううううううううううううう!!!」

びゅううううううううううううううううう!!!びゅううううううううう!
びゅうううぅぅぅぅ………………

真っ白に染まる。

もうなにも考えられない。気持ちいい。気持ちよすぎる。

(霧切……さん…)

あの響子が自分のものを一生懸命吸ってくれている。あのクールで美しい響子が自分の精液を一生懸命飲んでくれている。
脱力していく体。それを悟ったのか全身に纏わる少女たちも貪るのではなく緩やかに癒すような刺激に切り替わる。
響子も苗木の射精が終わりに近づくにつれ徐々に吸引を緩め、唇に少し力をいれて柔々(やわやわ)と放出を促す。

「ん…むっ…」

びゅ…びゅう……

先程まで全てを貪り尽くされるような刺激だったのが嘘のように、今は人肌で全身が暖かく包まれ、最高級のマッサージを受けているかのように身をゆだねてしまう。
今までの人生の中で一番の安らぎの空間。

(気持ちいい…あう……)

響子の舌が射精を終えたペニスの裏筋に舌を這わせ抉るように上下させる。
苗木の体がピクンとピクンと震えると同時に、尿道に残った最後の精子を響子の口内に放出した。

(あ…う……)

最後の刺激が終わり、淫靡な肉圧の中で苗木の意識はかすれていく。
瞼を閉じる寸前に見えたものは、薄く開けた瞳の中に劣情を隠そうともしないさやかの視線だった。

………30秒。

「はう!?」

苗木の休息はそれだけだった。
さっきとくらべ体にかかる圧力は明らかに減っていたが、ペニスにもたらされる感触は異常だった。誰かに舐め回されしゃぶられ、貪られている。

「うあっ!な!?」

今苗木の上半身には誰もいない。だからこそ、自分の陰部に群がる絶望姉妹の狂宴を身に焼き付けてしまう。

「あむっちゅううれろっ」
「ちゅぱっもごっれろれろれろっ」

むくろは亀頭を口に含み唇と下で包み込むように吸引し、こべり付いた精液の残り香を飲み込んでいく。
盾子は玉を丸ごと口に含むとまるで飴玉のように舌の上でもごもごと転がす。
二人の刺激は決して生易しいものではなく、口の動作を高速かつ小さくない力で苗木のものを蹂躙した。

「くっあっあ」

イったばっかりでこれはとてもじゃないが耐えれるものではない。
ただでさえ敏感になったものが常人ではまず耐えることが不可能な二人の口淫のコンビネーションを受けている。
もうなにも出すものがないと自分でも思ったペニスが凄まじい勢いで熱を取り戻していく。

「うぷぷ…もうあむっ」
「んん…ちゅううあむ」

戦刃くろは亀頭から口を離すと、盾子が含んでいないもう一つの玉を含み、吸引と舌の愛撫を開始した。

「あっああっ…!」

苗木から見る景色からすれば、半勃ちの自分の陰茎を境界線に二人の少女が自分の睾丸をそれぞれ口に含み、上目遣いで見つめてくる。
ゾクゾクと心動が早くなる。
視覚的な刺激と実際の性感が相乗効果を生み出し、苗木の陰茎は彼女らが求める完全な状態にまもなく戻ろうとしていた。
絶望シスターズはすかさず追い打ちする。

「ん…」
「む…」

二人は少し顔を前に押し出すと、勃ちつつあった苗木の棒を頬で触れる。
すると徐々に頬の当たる面積を増やし…

(二人の…!頬で……!)

互いに球を含んだまま、二人の頬で棒を挟み混んだ。

「うあ!?」

ものすごい光景だ。二人の少女が玉を含んだまま、真ん中の棒を二人で挟むように頬釣りしてくる。

クニュ…クニュ…クニュ…クニュ

「んんむっちゅうう」
「んむっんふうんんちゅ」

苗木はじっと見つめてくる二人の視線に囚われ目を離せない。
二人は鏡のように顔を動かし苗木のものに圧力を加える。
いうなれば頬コキだろうか。しかもくわえられた玉への刺激はそのままである。

「あっあっあっっ」

苗木の喘ぎ声と共についに、二人の刺激によって苗木は完全な硬度を取り戻した。

クニュクニュクニュクニュ……

(うあ…!!)

このまま頬でイかされる、そう思った瞬間。

「「ぷはあ」」

示し合わせたかのように姉妹の愛撫がストップした。

「え……」

期待していたのとは違った状況に思わず疑問の声を上げてしまう苗木。

「うぷぷ…」
「大丈夫…」

一度離れた姉妹の口は再び苗木の股間へと戻っていく。
しかし今度は硬度を取り戻した陰茎。苗木の亀頭。
二人の唇が徐々に近づいてくさまを、苗木は食い入るように見つめる。
どちらも亀頭頂部ではなく、分け合うようにサイドから亀頭に口を近づけ…

「「んむ」」

両側からピッタリと唇を貼り付けると

「「ちゅううう」」

吸い付いた。

「あぐっ!!」

耐え切れず苗木は大きく体を仰け反らせ二人から視線を外してしまう。

「だめですよ苗木君…ちゃんと見てあげないと…」

いつの間にか苗木の隣に来ていたさやか。
彼女は手で優しく苗木の頬を包み、苗木の視線を絶望姉妹へと促す。
また自らの股間に視線を戻した苗木の目に飛び込んできたのは、吸引をやめ、見せつけるように舌を出しそれを苗木のものに這わそうとする二人の姿だった。
視線が交錯する。姉妹の瞳に心を囚われる。
すると二人は苗木のものを下からゆっくりと舐め上げた。

「くう!」

苗木はまた身をよじる。しかしそんなことはお構いなしに姉妹は二人の舌でペニスを挟み込むようにして口淫を開始した。

「れろっちゅううれろっれろん」
「あむちゅうれろんれろっちゅう」

まるで苗木のペニスを隔ててディープキスをしているかのような二人の舌の乱舞。
苗木のものは二人の口の間で踊るように動き、キスをされ舐め回される。

「あっあっうああ!」

あまりの刺激に頭頂部からの先走りが止まらない。
もういつ爆発してもおかしくない状態。

「れろちゅうれろん…いいよお姉ちゃん…れろ」
「ちゅ…ありがとう…れろんっ」

なにを示し合わせたのか、むくろはペニスの頭頂部を舐め上げるとその割れ目を唇で包み断続的に吸引した。

チュウッチュウッチュウッチュウ

「んっんっんっんっんっんっ」
「あっあっあっあっでっでるうう!」

苗木の限界を悟るとすぐさまむくろは苗木のもの全てを

ジュポオッ!!

喉奥まで使って口に含み
口内の全てをもって吸った。

「ちううううううううううううううううううう」

ぶびゅうううううううううううううううううううううううううううう!!!!

「ああああああああああああああああああ!!!」

苗木は余りの快楽に絶叫した。
戦刃むくろの口内は暖かく喉奥まで使ってペニスを締め上げてくる。
どびゅどびゅと射精が止まらず戦刃むくろの喉に白濁液が叩きつけられるが、なんの苦もなくむしろ一滴も逃さないというようにむくろはゴクゴクと飲み干していく。
長い、長い射精。その間にもむくろは器用に飲み干しながら吸引してさらなる射精を促す。

「はっはひ……」

目はうつろ、情けなくも涎が出ていることに苗木は気づけない。それほどに苗木はむくろの口淫に支配されていた。

「ちゅううううううう」
「あっあっあっ……」

むくろの吸引で腰が浮き、ペニスごと全て吸い込まれしまうのではないかと錯覚してしまう。
徐々に射精がおさまり、ペニスの硬度が失われていく。それでもむくろの吸引は収まらず、しばらく部屋にはむくろの吸着音と苗木の喘ぎ声が響いていた。
苗木の律動が完全に収まり、ようやくむくろの吸引も終わりを告げた。

「んっんぐんんんむっ」

むくろはもごもごと口の中で舐め回し、名残惜しそうにまた口をすぼめて吸引するとちゅぽんと、ようやく苗木を開放させた。

「ふう……苗木君………気持ちよかった?」

むくろはこれ以上ない笑顔で苗木にほほ笑みかける。
口淫しているときのものとはかけ離れたその表情は苗木を大きく動揺させると共に、目を釘付けにさせ最高に魅了することに成功した。

「う……うん。凄……かった…」

未だ周囲には五人の女子がいるというのに、見つめ合い二人の世界を構築させてしまう。

「そう……よかった…」
「う……うん…ううん!?」

そんな世界を壊すかのように苗木の右腕が柔らかい感触で包まれ、人差し指がちゅぱちゅぱとしゃぶられる。

「んむっ…苗木…私も頑張ったのに……ああでもっこれもいい絶望……!!」

なにか声をかけようとした苗木だったがその前に自己完結された。とりあえず右腕はしばらく好きにさせたほうがよさそうだ。
苗木はとりあえず暴力的な快感から支配され、しばらくゆっくりと体を休めようとした矢先、さやかの声がふりかかった。

「ふふっじゃあ次はぁ、私のなかにいいっぱいお願いしますね!」
「えっあっちょ…ちょっともう今日はムリ…」
「うぷぷぷぷぷ、それはだめだよお…苗木ぃ。さっき誓ったよなあ!?オレ達の性処理道具になるってよお!…苗木君に選択肢はありません……求められたらその粗末なものを差し出して白濁液をまき散らすしないのです………」
「あっ!…でっでもあんなのんむっ!?」

言い終わらずまたさやかの舌が口に入り込む。

「ちゅうんんむっ…ぷはっ。安心してください苗木君。すぐに勃たせてあげますから…」
「そっそんな…きっ霧切さん!」

苗木は視界の端で捉えた響子に助けを求めた。彼女ならあるいは。
が、

「苗木君…次は私ね。あなたなら出来るわ」

無駄だった。この淫らに乱れきった世界で良識など持つだけ意味がないことを彼女は悟ってしまっていた。

「後がつかえてますから…ちゅ」

そうこうしているうちに苗木の陰部にセレスがまとわりつく。

「あむっちゅうう」

さやかのキスが再開されると同時にまた全身に肉圧がかかる。

「はあ…はあ…はあ…ちゅう」

響子は熱のこもった表情で左腕を抱きしめて苗木の手のひらに口づけする。
足は引き続き葵と、むくろが抱きしめた。

「むう…また足……」

少し不満げな葵だが、すぐにまわってくるからとむくろに諭された。

「うぷぷ…苗木君、これじゃあまたすぐタっちゃいますね?」
「んむっ!?」

盾子に絶妙に玉を揉みしだかれ体が硬直する。

「はぁん…苗木君、私の中…とっても気持ちいですよ…?」

まだ勃ちきらない苗木のものを、さやかは自らの陰部の入口に擦りつけ、湿り気を帯びていく。

「私の初めて…苗木君にあげます…私のここ苗木君専用ですよ?ずっとずっとここに入れてびゅーて中出ししていいんですよ?」
「あっあっ」

言葉と愛撫でムクムクと元気を取り戻していく。
底なしの魅惑に足を取られ抜け出せない。

「私苗木君の子供欲しいです…ずっとここで気持ちよくなりましょう?苗木君…」
(もう………もう………………………)

(どうでもいいや…………)
「僕も……僕も欲しいよ…!」

もう苗木の脳内には性交しかない。こんな美少女達に囲まれ好きなだけ行為に及ぶことができるなんて、これが超高校級の幸運いや世界でも、

ズプンッ

「あああんっ!」

さやかが上で腰を跳ね上げる。ジュプジュプと接合部から粘液と淫音があふれ出す。
先に鎮痛剤でも打ったのかその表情に痛みはない。ただ快楽を求めて苗木をしめあげて離さず、最高級の快楽を生み出していく。

「ああんっ!気持ちいいっ!!苗木君っ!いいのおっ!!」
「ああ舞園さんっ舞園さんっ!!」

凄い。気持ちいい。出したい。たくさんたくさん。

「うっでっでるううう!!」
「あんいいっぱい出してください!」

さやかは胸を揺らし、淫靡な笑顔で苗木を見下ろす。
それは情愛なのか苗木にはわからない。少なくともわかるのはただ最高に気持ちいいということだけ。

「ああああああっっっ!!!」
「あぁぁぁあああん!!」

ぶびゅうううううううううううううびゅううううううううううううびゅうううううううううううう………

「あっ……あっ……あっ…」

完全に苗木の中にある決定的な何かが切れた。ドクンドクンとさやかに出しながら、目は虚空を見つめ思考ができていない。

「はむっちゅううちゅれろんっちゅう」

さやかの深い口づけもほとんど条件反射で、無意識のまま放出を続ける。
ほどなくしてなにも感じなくなり、完全に闇に落ちていく。
宴の第一夜がようやく終わった。

閉鎖された希望ヶ峰学園の生活は常軌を逸した性臭にまみれきっていた。
苗木誠の起床はペニスに刺激があるだけなら珍しい方で、そのほとんどが体中を舐め回されるか陰部を押し付けられるか。

「あむっちゅううれろっ…おはよう苗木君」
「…おはよう霧切さん。ううっ」

今日は響子が一心不乱に苗木のペニスに顔を埋めている。

「はむっんむっんんんんっ」
「く……出る…!」

響子は苗木の腰をしっかりとホールドし、喉奥まで加えこんで一滴残らず飲み込んでいく。

「ん…朝は濃いわね……」

満足げな顔を浮かべぺろりと彼女自身の唇をなめる。

朝食の食堂でも空気は変わらない。
苗木が座った席の下にはむくろが苗木のものをしゃぶりつくし、苗木の両サイドは盾子とさやかが口移しで栄養補給。

(あ…きょうは戦刃さんだ……)

口淫で誰かわかるほど苗木は順応している。

「苗木君…ほら食べてぇんちゅ」
「うぷぷぷ………」

遊戯室でギャンブルをしていても変わらない。

ジュポジュポ……

「く…フルハウス…」
「ほら苗木君…私はフォーカードですわ」
「あむぷはぁ…苗木ぃまた負けちゃったの?」

葵に胸と口でいじられながら、勝てるはずのない勝負を繰り返す。

「ふふふ…これで私の中に27発……さあっ精算してください」

セレスはスカートをたくし上げ、既に整った挿入口を苗木に見せつける。
もちろんこんな賭けは関係なく苗木に拒否権はないのだが、これもプレイの一貫だ。
セレスを抱きしめビリヤード台に押し倒す。

「あぁん!あっ!んんはげしっ!」
「苗木、次は私だよ~」

後ろから葵が抱きつき苗木の耳に息を吹きかける。

「出すっ…よ!」
「あっんん!…ふふふ、あと26発ですよ」

男女共用の風呂にまともに入れるはずも無く、

「あん苗木しっかりしっかりっ」

苗木は葵の胸をしゃぶりながら腰を動かす。
全身泡だらけで互いの体を擦り付け合って汚れを削ぎ落とす。

「あんっあ出てる……もっと、しよ?」

(やっと夜……)

全てが終わり寝室に行ってから本番。
キングサイズのベッドには6人の美少女が股を疼かせて待ち構えている。

「さあ最初は誰にする?」

後は気を失うまで。

きっと幸運には間違いないのだろう。
絶望の世界の中の最高級の幸運。

END

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最終更新:2024年03月24日 16:40