2人の「超高校級の希望」によって「超高校級の絶望」が倒され、絶望学園から8人の生徒が卒業してから数日後…



ここは、とある寂びれたホテル。
希望ヶ峰学園から外の世界へと出たボク達は、廃墟と化したホテルを発見し、そこを根城として生活していた。
使えそうな部屋の数の都合で、ボクと舞園さんは、同室で生活する事になった。
もっとも、部屋が全員分あったとしても、ボクと舞園さんの仲を考えれば、いずれは同居していたかも知れない。


希望ヶ峰学園を卒業する前夜に、初めて身体を交えたボクと舞園さん。
このホテルに住むようになってからも、何度か身体を交えていた。
愛し合うが故、というのもあるが、コロシアイ生活から解放されたとはいえ、
何が起きるか分からない状況である事に変わりはないという現状も、後押ししているのかも知れない。


そして今、ボクと舞園さんは、部屋のバスルームにいた。もちろん、2人とも全裸である。
一緒に寝た事は何度もあるが、一緒にお風呂に入るのは今日が初めてだった。

「苗木君、お願いしますね」
「うん」
ボクの目の前で、裸の舞園さんが、ボクに背を向けて座っている。
ボクは手始めに、彼女の濡れた髪を左手で避けながら、右手に持ったスポンジで彼女の背中を優しく磨く。
続いて彼女の肩、腕、腹部をゆっくりと磨いていく。
空いている左手で、彼女の白くスベスベした肌に触れながら。

そしてうっかり…いや、わざとスポンジを落とし、彼女の右胸に手をかける。
「あっ…あっ…あぁん…」
ボクはさらに、左手で彼女の左胸を掴み、泡まみれの両手で、泡を塗りたくるように、彼女の豊かな両胸を撫で回す。
「ふあっ…はぁん…いやぁん…」
ボクは更に、舞園さんの弾力に富んだ胸を揉みしだく。
モニュ、モニュ、という柔らかな感触に加え、泡によるツルツルした感触が、揉み心地の良さを引き立てる。
「ああっ…こらぁ…苗木君、いつまで…胸触ってるんですか…はぅん…」
「だって、舞園さんのおっぱい、こんなに大っきくて、気持ち良いんだから、綺麗に揉み洗いしてあげないと」
「嘘…苗木君は…おっぱいを揉みたい…だけじゃありませんか…んんっ…
 エスパーでなくても…分かりますよ…やんっ! つままないで…」
「だって、先っぽも洗わなくちゃ…うん、これだけ勃ってれば、しっかりと洗えるね。」
「いやぁっ…そんなに弄っちゃ…だめですぅ…」
「舞園さん、本当に乳首弱いんだから。これじゃ、赤ちゃんにおっぱいあげる度に感じちゃうかもね。
 でも、そんなエッチなお母さん…いや、ボクから見たら奥さんかな。ちょっと見てみたいな…」
「もう…苗木君の意地悪ぅ…んぅっ…」
舞園さんは少し口を尖らせると、ボクの両手を掴んで、胸から引き離した。
「…調子に乗らないで下さい…私の体をちゃんと洗うまで、お預けです…」
「…はーい…」

舞園さんの胸を責めるのを諦めたボクは、スポンジを拾って両手に泡立てると、スポンジを手離して、
彼女のまだ洗っていない部分を、手で撫でるように洗っていく。
洗いながら、丸くてフワフワしたお尻と、すらっとしてプニプニした太腿の感触を楽しむ。
そして、綺麗な生脚を洗い終えたところで、ボクの目は彼女の股間の方へと、続いて自分の右手の指と向いた。
ボクの心に、ムラムラとしたものがこみ上げる。
その欲望のままに、ボクはシャワーで泡を洗い流す準備をしていた舞園さんの後ろへと周り込んだ。
そして…舞園さんの股間に右手を伸ばす。
「きゃあっ! ああああーっ!!…な、何するんですかぁ…ひゃうっ…!」
「舞園さん、ボク、洗い忘れてた所があったんだ。それはここなんだ」
舞園さんの、花びらのような秘部には、親指と小指を除いたボクの指がすっぽりとはまっており、
舞園さんの中でいやらしくうごめいて、クチュクチュと音を立てていた。
「ひいっ!! そんなぁ、いきなりぃっ! 指、3本もぉっ…あううっ! 乳首まで…」
感じまくる舞園さんに、ボクは左手で乳首をコリコリして追い討ちをかける。
その間にも、彼女の秘部からは愛液が流れていく。
「らめぇ…らめれすぅ…あぁあぁあっ! ううっ、~~っ…!!」
舞園さんは絶頂に達し、そのまま後ろに倒れ込む。それを受け止めるボク。

しばらく放心していた舞園さんは、恨めしそうな目つきでボクを見上げる。
「はぁ…はぁ…もう…苗木君ったら、本当に意地悪なんですから…」
「…ごめんね舞園さん。舞園さんの体って、いつ見ても綺麗で気持ち良くて、つい我慢できなくなっちゃって…」
「苗木君、いつからそんなにエッチで意地悪に…んむっ!?…んちゅう…」
「んちゅ…くちゅ…」
舞園さんの言葉を待たずに、ボクは彼女の口を、ボクの唇で塞ぐ。
そして唇を離すと、ボクは彼女の体を覆う泡と流れ出る愛液を、シャワーで洗い流してあげた。

それから数秒後、今度はボクが舞園さんに背を向けて座っている。
「今度は苗木君の番ですよ。苗木君の体、気持ち良く洗ってあげますね。ウフッ…」
「う、うん…(舞園さん、何してくれるんだろう。おっぱいで洗ってくれたりしたら嬉しいな。
 でも、さっき意地悪しちゃったし、何か仕返しされそうで怖いな…)」
するとボクの背中に、2つの柔らかい物が押し当てられた、心地良い感触が走った。
同時に、泡まみれのヌルヌルした感触も。
「!? こ、これって…」
「フフッ、こうして欲しいんですね? 分かりますよ、エスパーですから。怖がらなくても大丈夫ですよ。ウフッ…」
舞園さんは泡だらけの胸を、時には泡だらけの太腿をボクの体に押し付けて、ボクの全身を洗ってくれる。
ムニュムニュ、プニプニとした柔らかな感触が全身を支配し、ボクは天にも昇る心地を味わう。

そして仕上げとばかりに、舞園さんはボクを押し倒して、カチカチになっているボクのモノを掴み、
太腿に擦りつけつつ、指で弄るように洗ってくれる。
お風呂の熱気と、舞園さんの奉仕によるあまりの気持ち良さに、ボクは意識が飛びかかっていた。
「……(ああ…熱い…気持ち良すぎる…クラクラする…もう…頭の中、真っ白……)」
そんな中でも、射精感が近付いてくるのは感じ取る事ができた。
このまま射精したら、ボクの意識は飛んでしまいかねない。その時…
「!? ひぎいいいっ!?」
突然、ボクのモノが締め上げられ、出かかっていた物が急にせき止められるを感じて、その苦しさにボクの体がはねる。
驚いて下半身の方を見ると、舞園さんがボクのモノを強く握りしめて、ボクの絶頂を邪魔していた。
「ウフッ…だめですよ、苗木君。こんな所で寝たら風邪引きますよ…」
「ま、舞園さん…いきなり、何するんだよ…」
「ウフッ、さっき私に意地悪したお返しです…」
涙目で舞園さんを見るボク。
「…そんな…怖がらなくても大丈夫って、言ったのに…(ここまで起ったのに、イカせてもらえないなんて…)」
「クスッ…心配しなくても、これからちゃんとイカせてあげますよ」
そう言うと舞園さんは、ボクのモノから手を離した。
射精感は既に引いていたので、離した途端に出る事はなかった。

舞園さんは体勢を変化させる。ボクに跨った体勢から、うつ伏せの態勢へと。
そして、泡まみれの両胸で、ボクのモノを挟んで、左右から刺激し始める。
性の用語には疎いボクでも、これが俗に「パイズリ」と言われるものだという事は分かった。
ただし、実際にされるのは初めてだ。
「うあ…くは…あう…(太腿で…されるのも…良いけど…おっぱいで…されるのも…こんなに…良いなんて…)」
再び射精感がこみ上げる。
「ああ…はあ…気持ち…良過ぎる…だめ…出ちゃう…うあううっ!!」
ボクの快感が一気に放出され、舞園さんの顔と胸に、白い液体が振りかけられる。

舞園さんはシャワーでボクの体を覆う泡を、続いて彼女の顔や体についている泡や精液を洗い流し、
まだ立ち上がれずにいるボクの顔を、満面の笑顔で覗き込む。
「クスッ…胸でしてあげるのは初めてですけど、気持ち良かったですか?」
「うん…気持ち良過ぎて…ボクのモノ、溶けちゃうかと思ったよ…」
「フフッ、そう言ってもらえると、私も嬉しいです」

「…でも、今考えても驚きだな。舞園さんが、ボクにこんなにエッチな事してくれるなんて」
「私も、苗木君がこんなに積極的にエッチになるなんて思いませんでした」
「最初に誘ったのは舞園さんじゃないか…すごく嬉しかったけどね」
「苗木君、あの時、私が苗木君を誘った事ですけど…」
「?」
「苗木君にお礼がしたいって気持ちと、苗木君の愛を受け止めたいって気持ちもありましたけど、それだけじゃなかったんです」
「えっ? それって…」
「実は私、外の世界に出る事が怖かったんです。苗木君の事は信じていましたし、希望を持って外に出る決心はしましたけど、
 それでも心のどこかに、もし外の世界に出て、すぐに死んでしまったらどうしよう、って思いもあって…
 だから万が一、そんな事になる前に、せめて大好きな苗木君と結ばれておきたいなって、そんな気持ちもあったんです…」
「そうだったんだ…」
「でも、本当に一つになったら、苗木君の事、もっと好きになって、苗木君と一緒に、もっと生きていたいって、思うようになりました…」
「…ボクも、舞園さんの事、身も心もますます好きになって、もっと守りたいって思うようになったよ。
 …(でもボク、舞園さんを守るどころか、犯してばかりいるかも…)」
「フフッ、心配しなくても、苗木君は充分に、私の事を大事にしてくれていますよ…」
「舞園さん…」

ようやく気力が戻ってきたボクが、立ち上がろうと上半身を起こそうとすると、舞園さんは右手でそれを制止した。
「舞園さん?」
「クスッ…苗木君、私を犯してばかりいるって、気にしていましたよね。
 だから今日は、苗木君が私を犯すんじゃなくて、私が苗木君を犯してあげます…」
「えっ? ちょ、ちょっと…ああ…うは…」
動揺するボクを尻目に、舞園さんはボクに跨り、ボクのモノに彼女の秘部を擦りつけて、モノを膨らませる。
そして、右手でモノを捉え、秘部に狙いを定めて、ゆっくりと腰を沈めていく。
ボクの目の前で、ボクのモノが舞園さんの中に入っていくのが見える。
「あっ…ふぅっ…ああっ…!」
「うあ…は…」
何度か経験している、愛する人と繋がる熱い快感。
その快感に、思わず腰を動かそうとするボクだったが、舞園さんがボクの腰を両手で押さえて制止する。
「苗木君、動いちゃだめです。私だけが動くんです。私が苗木君を犯すんですから。
 動かしたら、やめちゃいますよ…はぁん…あぁん…」
「そんな…ああ…あう…うは…」
ボクの上で裸体を躍らせる舞園さん。
ボクは動けないもどかしさを感じつつ、ボクのモノが舞園さんの中をかき回す…
いや、舞園さんの中にボクのモノが一方的に振り回される心地良さを楽しんでいた。
「はあっ…苗木君、アイドルに…犯される気分は…どうですか…ああっ…」
「…し、幸せだよ…舞園さんに…犯されるなんて…んんん…」

舞園さんの腰の動きはどんどん速くなる。
腰を動かしたくなるのをこらえていたボクは、せめて上半身だけでも動かしたいと、
舞園さんが前かがみの姿勢になったのを見計らって、
ぷるぷると揺れていた彼女の両胸を鷲掴みにし、さらに右の乳首に吸い付く。
「あんっ…あああーっ!…はうぅんっ…あぁっ…」
そして絶頂が近付いてくる…
「くは…んあ…もう…出る…出す…よ…!」
「はいっ!…出し…て…んああああーーっっっ!!」

あまりの快感に全身を震わせた後、舞園さんはボクの上に倒れ込む。
下半身はまだ繋がったままだ。
ボクはそっと、舞園さんの顔に両手を添える。
「舞園さん…これからも、何があっても、ボクが舞園さんを守るから…舞園さんの味方でいるから…」
「私も、苗木君を信じますから…もう絶対に、苗木君を裏切らないって、決めましたから…んちゅう…ちゅぱ…」


「(今日の舞園さん、パイズリしたり、ボクを犯してきたり、初めての事をいっぱいしてきたな。どうしたんだろう?)」
「クスッ、知りたいですか? 実は私、えっちな小説を見つけて、それを少しだけ、参考にしたんです」
「えっ? そんな小説、どこで見つけたの? 外はあんな状態なのに…」
「それは…秘密です♪」



「…葉隠君、どこへ行くの?」
「ちょっくら、苗木っちのところに」
「なら、今は行かない方が良いわね。私もさっき行ったけど、苗木君、お風呂に入ってるみたいだから。恐らく、舞園さんも一緒ね」
「な、苗木と舞園ちゃんが、一緒にお風呂に…!?」
「…朝日奈っち、鼻血出てるべ」
「はっはっは、仲が良くていいではないか」
「…石丸、随分変わったよね。前だったら「不純異性交遊だ!」とか言って真っ先に騒いだのに」
「僕達はもう高校を卒業した身ではないか。それに苗木君と舞園君は、純粋に愛し合って結ばれているのだ。不純な異性交遊では無いだろう」
「……(カバンに入れといたあの原稿、やっぱり誰かが盗み見したとしか思えないわね。まさか、誰かがあれをパクって小説出す気じゃ…
 冗談じゃないわ。あれ、ただの原稿じゃなくて、私と白夜様の、初夜のために書いたものでもあるのに…)」
「どうした、腐川? さっきから、何を気にしている?」
「い、いえ、別に…びゃ、白夜様、私を心配してくれるんですか!? 感激です~♪」
「…しまった、また始まったか。こ、こら、調子に乗ってすり寄って来るな!」

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最終更新:2012年08月21日 18:07