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ジャバウォック島の夜。
いつもの様にコテージでベタベタいちゃいちゃしていると、不意に罪木が言った。

「ねえ日向さん。もし良ければ、日向さんの体を洗ってあげたいんですけど……」
「本当か。ぜひお願いしたいな」

超高校級の保健委員ともなれば、人体を清潔に保つことも得意なのだろう。
そんな彼女に身体を洗ってもらえれば、さながら脱皮したような爽快感を得られるに違いない。
期待感を大いに高められた日向は、顔がニヤつくのを抑え込みながら言った。

「でも、どうせなら二人で洗いっこしないか? そのほうが、恋人らしいだろ」
「だ、大丈夫ですぅ! 私の身体はいつでもちゃんとキレイにしてありますし、それに、
今日は日向さんを洗うのに、集中していたいんです」

いつでも、ということは、いつ求めても答えてくれるのだろうか。
例えば真昼間、ドラッグストアの片隅に二人でいるとき皆の眼を盗んで
急に背後から抱きすくめてスカートを捲ってお尻を撫でたりしても、受け入れてくれるのだろうか。
そんな想像でテンションが大上昇した日向は、彼女に誘われるまま、シャワールームへ向かった。

しかし、身体を洗ってもらえると言ってもコテージのシャワールームはあまり広くない。
二人入ればもうぎゅうぎゅうで、身体を密着させなければならない。
これは罪木の看護技能がいくら高くとも、どうしようもないことである。
日向の背後に立った罪木は、それでもうまい具合に石鹸を泡立て、彼の身体を良い具合に洗ってくれていた。

「んっ、しょ……あ、ごめんなさい、狭い、ですね……」
「いや、いいよ……」

長く繊細な指で、胸や腹を弄り回されて日向は非常に興奮してしまう。
背中に罪木の大きなおっぱいが常時当たりっぱなしとなれば、その興奮はもう抑えようがない。
しかもそのおっぱいは、今まで何度も味わった生の感触とはまた違った触り心地。
それもそのはず、罪木はこの島に来た日に海で泳ぐときに来ていた、あのスクール水着を着ていたのだ。
最初日向は、お互い全裸になってシャワールームに入るものだとばかり思っていた。
だから、罪木が服を脱いだ時、その下から紺色の水着が出てきたのには驚いた。
しかし、明らかにサイズが小さめの水着を乳尻そしてフトモモに食い込ませながら、

「だ、だって、なんだか、裸で、二人でお風呂って恥ずかしくて……日向さんは、こういう水着、嫌いですか……?」

という罪木の姿が艶かしすぎて、迷わずOKを出してしまったのだ。

小さいスク水の生地は大きな胸を締め付け、脇から乳肉が溢れそうなくらい圧迫している。
そんな、いつもとは違う甘やかな感触で背筋を愛撫されて日向はもう完全に出来上がっている。
かつて通っていた学校で女子生徒がスクール水着を見て水泳の授業を受けるのを、日向は何度も見たことがあった。
そのせいかスクール水着という衣装に特段の執着は持っていなかったのだが、
今こうして罪木に着られてみるとそのエロさを再認識できた。
明るい太陽ではなく、人工的な蛍光灯の光の下でこそ、それは卑猥なものになるのだ。

「じゃ、じゃあ……次は、背中を洗いますねっ。……よいしょ」

手を引き戻し日向から見えないところで何かしていたかと思うと、再び罪木は胸を押し付けてきた。
しかしその感触はさっきまでとは全く異なる。
すべすべ、ぬるぬるするその感覚から、彼女が胸で石鹸を泡だて、スポンジのように日向の背中に擦りつけていることが分かった。

「こ、これは……!」
「はぁ、はぁ……狭くて、動けないから、背中はこうやって、キレイにしますね……」

滑らかな一方で摩擦係数の高い、一種独特なスク水の感触が、柔らか巨乳と合わさって凶悪な殺傷力を生む。
そこに潤滑液として石鹸が加われば、これはもう抗いがたい。
目の前の壁に両手を突いて、日向はその甘美な洗浄に溺れた。
いくらシャワールームが狭いからってそんなにひっつく必要は無いだろう、と言いたくなるぐらいに罪木は胸を押し付けてくる。
スク水の布越しに感じ取れる一対の乳首は硬くしこっており、この逢瀬を罪木も楽しんでくれているのだという思いが一層彼を興奮させる。
また時々、水着のサイズの割りに大きすぎる乳肉が胸元から溢れ、日向の背中に直接当たってくる。
不意打ちのような生乳の感触で、彼はとっくに勃起していた男性器から我慢汁を垂らした。
背中をおっぱいで擦り洗いしながら、罪木が両手を伸ばす。
先程までとは逆に、下半身に手を寄せて言う。

「こっちも、キレイにしますね……」

そして泡まみれの右手で陰茎を掴み、ゆっくりと扱き上げてきた。
恋人への愛とスク水奉仕で硬く勃起したものが、白い泡で包まれる。
丁度日向の脇の下から伸びた右手が、自慰のように竿を擦る。
罪木の繊細な指で裏筋をなぞられ、彼は思わず息を呑んだ。
すぐには射精させずじっくり感じさせようとしてくれているのだろうか、罪木の手の上下動はそれほど素早くない。
しかし石鹸の泡でぬるついた女の手と男のものの間の感触は異様に滑らかで、
ただ握られているだけでも背筋がゾクゾクしてくる。

そこへ更に竿扱き、裏筋責めが加わって、フェラチオやパイズリにも負けない快感が生まれてしまっていた。
人差し指と親指で作った輪っかに石鹸水を絡ませ、敏感なカリ首に軽く触れながら手コキ奉仕。
もちろん背中への胸奉仕も止んではいない。
身体をキレイにするなんて口実は忘れてしまったように、ひたすら日向に水着越しの巨乳を押し付け、擦りつけては悩ましく溜め息をつく。
背中と股間の二点を一方的に責められて悶え続ける彼への愛情責めの手を罪木は緩めない。
日向の腰に触れていた左手を伸ばすと、男性器の下、睾丸へそっと優しく触れた。

「お前、そこは……」
「だぁいじょうぶ、優しくしますから……」

右手の手コキは段々激しさを増していったが、対して左手の方は彼女の言葉通り、
泡に塗れた指でそっと睾丸に触れ、シワをなぞるような穏やかな責めをしていた。
もっとも、触れ方がソフトだからといって快感までマイルドだとは限らない。
むしろ、あまり強く弄られると痛むような場所をじっくり、絶妙な力の弱さで撫でられたことで、
日向は自身の射精感がじわじわ高まるのを感じていた。
背中のやわちちで勃起させられ、右手で射精に追い込まれる。
左手での玉遊びの、神経を直接愛撫するような強烈な気持ちよさで、彼は自分の精液がすごい勢いで増産されているような錯覚さえ覚えた。
むちむちおっぱいが当たりっぱなし、しかも可愛い彼女の繊手で泡手コキされもう限界も近いかと思われた時、
奉仕の手は緩めないまま、罪木が爪先立ちをした。
そのまま唇を日向の右耳に寄せ、誰かの耳を憚るようなか細い声で熱っぽく囁いた。

「日向さん、好き……好き、スキ、だぁい好き……」

突然の睦言に、日向の思考は停止した。
右手と左手とおっぱいで肉体的に責められているとき、追加で精神的な奉仕が来るなど予想できなかったのだ。

「愛してます。……日向さんの全部が好き。
 ちょっとゴツゴツしてる、日向さんの背中が好き。
 意外と厚い、日向さんの胸板が好き。おっきくて硬い、日向さんのおちんちんが好き。
 日向さん、スキです。日向さんのためならなんでもしますし、何してくれてもいいですから……一生、捨てないで、下さいね……」

愛する女にこんなことを囁かれて理性を保てる男はいない。
愛情と恍惚に酔わされ考える力すら失った日向は罪木に搾られるままに絶頂した。
散々弄られ、愛され、遊ばれた男性器は本日一発目の射精ということもあり、今までに無い勢いで精を放った。
伴侶の精液を飲むため、絶頂の瞬間咄嗟に罪木は左手を伸ばし、噴き出るザーメンを掌で受け止めようとしていたが、
しかしその差し出された手を超えて、シャワールームの壁と床へ、濃厚な子種汁は降り注いだ。

「あうぅんっ! 日向さんのせーし、もったいないですぅ……」

少しの精液も残さないよう、射精した後の竿を念入りに扱き上げながら罪木が言う。
愛と欲で煮えたぎったままの脳が率直な言葉を紡ぐ。

「はぁ、はぁ……蜜柑、気持ちよかったよ……愛してる。俺も蜜柑のことが、大好きだ」
「え、えぇぇっ!?」

賞賛と共に求愛された罪木は酷く驚いた面持ちで居る。
そんな彼女に、更に日向は畳み掛けた。

「なんだ、どうした? そんなに驚いて」
「い、いえ、あのう、今私のこと、蜜柑って……下の、名前で……」
「ああ。でも、別にいいだろ? 恋人同士なんだから、名前で呼んでも」

あっさりそう言うと、肌とスク水に汗を浮かせた罪木は俯いた。
少し後、シャワールームの床、精子で汚れたタイルへ透明な水が降る。
静かに流れ落ちるのは罪木の涙だった。

「な、なんだ!? 名前で呼ばれるの、そんなに嫌だったのか!?」
「ちが、違うんですぅ! 私、嬉しくて……
 日向さんみたいに、私のこと名前で呼んでくれる人、今まで一人もいなかったのに……
 嬉しいです、もっと、呼んで……私のこと、愛して、下さい……」
「そうか。なら、これからずっと名前で呼ぶことにしようか。
 愛してるよ、蜜柑。俺のことも、名前で呼んでみるか?」
「はい。……創さん」
「さん付けかぁ」

ちょっと苦笑した日向だったが、すぐに気を取り直す。

「でも、そのほうが蜜柑らしいかもな。
 それに『創さん』って呼び方、なんか新婚さんみたいで可愛いし」
「新婚ですかっ!?」

意外な食いつきに、日向は少し気圧される。
しかし罪木の今までの境遇を考えれば、結婚という、いわゆる普通の幸福に強い憧れを抱いていてもおかしくはない。
せいぜい男の度量を見せてやろうと、鷹揚に頷いた。

「私、お嫁さんみたいですか!? 創さんの、お嫁さん……」
「うん。ま、今すぐにってわけにはいかないけど、この島を出たら、そういうこと考えてもいいんじゃないか?
 俺だってずっと、蜜柑と一緒にいたいしな」

そこまで言うと、罪木は日向に強く抱きつき、背中に顔を埋めた。
啜り泣きながら、彼女はただ愛と感謝を口にし続ける。

「あ、あ、ありがとうございますぅ……私、ずっと創さんのものです。これから何があっても、もう絶対離れませんからねっ」

少し泣くと、すっきりした面持ちの罪木が今までとは逆に、日向に背を向けるようにして壁に手をついた。

「ね、え、創さん。……結婚して夫婦になったら、こういうこと、もっといっぱいするんですよね……」
「ん、まあ一緒に住むわけだしな」
「じゃあ、今のうちにたくさんして、練習しておきませんか……? 私ならいつでも、大丈夫ですよ」

そんなふうに誘ってくる罪木の表情にはどこか余裕が無い。
手コキして口説かれてくっついて発情したのかと考えると、ただでさえ限界突破している自分の女への愛情が暴走して、
日向は狭小シャワールームで無理やり身体を反転させた。
罪木の大きめのお尻に激しく食い込むスクール水着をつまんでずらし、もう何度も味わった女性器を露わにする。
陰唇が水着の裏地との間に愛液の糸を引いているのが見えて、それで彼の理性は潰えた。
いつの間にか完全復活していた男性器をバックから一気に突き込む。
びしょびしょになった膣に這入ってきた突然の侵入者は、歓喜でもって迎えられた。
濡れ切った膣襞が日向のものに合わせて変形し、竿の根本から亀頭の先まで密着する。
乳首を日向の背中でコリコリしていてとっくに出来上がっていたのだろう、背後から竿を打ち込まれた愛液と涎をだらしなく流しながら鳴いた。

「あうぅぅっ! そんな、いきなり……」
「あああいい、やっぱり蜜柑のまんこ最高だ……! もっと突いて、いいよな!?」
「はい、ろうぞ、いっぱいひて、わらひのおまんここわひてくらはいぃぃっ!」

早くも呂律が回らなくなってきた罪木の女性器をガンガン突き上げ、欲望のままに責める。
柔らかくしなやかで、しかも精液を求めて強く圧搾してくる膣肉は一度射精した直後のものでも容赦なく搾り取ろうとしてくる。
長さの不揃いな髪を振り乱し、背中を反らして性交に溺れる未来の妻に種付けすべく、日向は更に腰使いに力を入れた。

「あああもうっ! 可愛いな蜜柑は! こんなのもう中毒になるぞ! 蜜柑がエロすぎて、俺……!」
「は、い、なっへ、くらさいぃっ! わらひちゅーどくになっへ、ずぅっとわらひといっひょに……ずっと、ずっと……」
「そうだな、ずっと一緒にいような……! 幸せに、なろうな……!」

喜んで一生を捧げてくる罪木が愛しすぎて、日向は手を伸ばしスク水の肩紐部分を降ろした。
窮屈な胸部分に押し込められていたおっぱいが、突然の解放に踊る。
肩紐を肘辺りまで下げられ、上半身だけを裸に剥かれた罪木は、その大きな乳を揺らして開放感に浸っていた。

「あ、お、おっぱい……」
「狭かっただろ、あんな小さいスク水着て。……まあ、たしかにエロかったけどな」
「あふふ、創さんに、誉められて、わらひうれひーれすぅ……」
「……大好きだよ、蜜柑。お前も、お前の胸も」

その言葉を証明するため、日向はむき出しになった乳房へ手を伸ばした。
スク水越しに染み込んだ石鹸水で滑り、妖しく光る一対の肉塊に指を食い込ませ、
バックから犯す腰の動きは止めずおっぱいへ激しい愛撫を加える。
指と指の間からはみ出る柔らかすぎる乳肉を掌全体で弄び、出るはずのない母乳を絞り出すために乳腺をぎゅぎゅっと刺激し、
晒された白い背中に唇を這わしうっすら残る傷跡を舌で舐め上げると、罪木が熱い息を吐いた。

「あひ、やっ、だめ、そんな、ひ、ぅぅ……」
「ああもうなんでこんなに可愛いんだよ蜜柑は! ……大好きだ、愛してる。なあ、俺の嫁さんになってくれるんだよなぁ!」
「はひ、わらひ、しあわせに……創さんのおよめさんになっへ、しあわせになりまふぅっ!」

酔っぱらいのような口調で盲目的に愛を囁いてくれる彼女がたまらなく愛しい。
スク水を引き下げられて、大きな胸を魅せつけてくれる彼女が何より欲しい。
首を反らして天井を仰ぐ罪木にそっと囁いた。

「蜜柑、ちょっとこっち、向いて」
「ふぇ……? ん、うぅっ……!?」

言われるままに振り向いた罪木の唇へ、日向は強引にキスした。
すでに何度も盛りあった二人は、啄むような軽い口づけなんかでは留まれない。
唾液に塗れた舌を口内へ差し込むと、彼女はうっとりした目で受け入れてくれた。

「はふ、ふ……ちゅっ、ちゅるる、う……」
「う、ふ、ずるる……」

立ちバックでセックスしながら、ぬるぬる巨乳を揉みしだきながらのキスは激しさを増し、下品な、唾の鳴る音も一層よく響く。
舌と舌を絡めあい、唾を飲ませあってお互いの口粘膜をじっくり味わう。
どこへも逃げられないよう乳をしっかり捉え、涙のような愛液を止めどなく垂れ流す女性器に腰を打ち付け続け、日向は罪木を愛し続けた。
ぬるくて粘ついた彼女の唾を飲み込んだり、白い喉が微かに動いているのを見たりしていると愛しさのあまり腰の抑えが効かなくなる。

恍惚に浸っているのか、焦点の合わない目でちゅるちゅる音を立てながら日向の口を啜り続ける罪木の姿が、彼の生殖本能に火を着ける。

「はぁ、はぁ……おいしーよ、ミカンのクチ……」
「ちゅ、じゅるる……わ、わらひも、おいひ……もっほ、ちゅ、ちゅぅしてくらはぁい……」

愛に溺れる恋人にこうもねだられてしまっては、口付けせずにはいられない。
口を吸うたびにキュンキュン締まるおまんこに追い詰められながら、抱きすくめた愛しい女に種付けするべくピストン運動を続ける。
世界で一番可愛い女の子、罪木 蜜柑を娶り、自分の子供を孕ませたい。
そんな原始的な衝動に駆り立てられるまま腰を振り続けていると、とうとう限界が来た。

「なあ、もうダメだ、中に出して、いいよな!?」
「はひ、そとはいやれふ、なかに、しきゅうにらひて、らんらさまはぁっ!」

未来の妻におねだりされては断ることなどできはしない。
乞われるままに膣内射精し受精させ妊娠させるべく、日向は腰使いのスピードを上げた。
大量に分泌された愛液が、一回陰茎が膣に突き込まれるごとに行き場を失い、陰唇、竿を膣の間からぷしっ、ぷしっと淫らな音とともに噴き出る。
股から淫らな水を垂れ流しっぱなしの淫乱花嫁を喜ばせるため、日向はラストスパートに突入した。

「もう出る、中で、子宮へ出すぞ……!」
「出して、らして、はらませへぇぇっ! はじめひゃんのあかひゃん、うみたい……!」

腰をしっかり捉えてどこへも逃げられないようにして、日向は罪木の中で絶頂した。
どくん、どくんと子種が子宮へ注がれていく。
小さな膣の中に収まり切らない白濁が、膣口からゆっくりと流れだしフトモモまで垂れ流されていく。
もしこの日が危険日だったなら、もう妊娠確実じゃないかと思えるほど濃厚なスペルマが、まだ彼女の胎内に残っている。
日向のザーメンで子宮をタプタプにされ、何よりも満ち足りたような表情の罪木を、彼は優しく抱きしめた。
放心状態になった罪木を優しく愛撫しながら、二人はそのまましばらく繋がったままでいた。


次の日の朝。
皆が集まってウサミが現れた時、急に罪木が挙手し発言を求めた。

「先生。一つ、お伝えしたいことがあるんですが」
「はい、なんでちゅか?」
「実は、ですね」

そう言うと、罪木は一度深呼吸をして、

「この修学旅行が終わったら、私と創さんは結婚することになりました!」

沈黙。
学友たち皆が、突然の発言に度肝を抜かれていた。

「つきましては、既婚者になる予定の生徒に手を出してはいけないっていう校則の追加をお願いしたいと……あれ?」

静まり返った場。
予想外の事態に、ウサミはただ狼狽えている。
クラスメイト皆が日向を見つめる中、最初に沈黙を破ったのは超高校級のメカニック、左右田和一だった。

「おいい! どういうことだよ、いつのまにそんな話になってんだよ!
 ちっくしょーなんだお前、手ぇ早すぎだろ! ちょっと俺の師匠になってくれ、導いてくれ頼む!」
「そうだよ!」

そう叫んで立ち上がったのは自称都会派、花村輝々。

「日向くん、おとなしそうな顔してやるじゃないか!
 ね、どうやって彼女落としたんだい? ちょっと僕とコテージで、女性の神秘について語り合わないかい?」
「えへへぇ……だめですよぉ。これから創さんはずっと私と一緒なんですから。誰にも貸してあげませんよぉ」

事態は混迷を極めていた。
なぜか泡を吹いて失神している澪田、やたら不機嫌そうな小泉と西園寺、
「めでたいこっちゃぁ!」と豪快に笑う弐大、辺古山の方を向いて「人は見かけによらねぇな。俺も、そろそろ腹括るか」とひとりごちる九頭竜、
全く無視して飯を食い続ける終里と十神。
ウサミは慌てるだけで、事態収拾には何ら役に立ちそうも無い。
その時日向の目に、超高校級のゲーマー、七海千秋の姿が映った。
いつも冷静で判断力の優れた七海なら、きっとこの事態を何とかしてくれる。
そう期待して目線を向けた彼から、七海は顔を背けた。
そしてポツリと「……ごちそうさま」と呟き、ここで状況改善の見込みは完全に断たれた。
まあ、根拠もなく自虐的かつ依存的だった頃と比べれば、自身であの結婚話を暴露できる程度にまで、罪木の人格は好転したといえるかもしれない。
もしかしたら日向への依存心が強まっただけなのかもしれないが、それならそれで構わない、可愛い蜜柑に依存される人生は、悪くない。
そう考えることで、日向はこの混乱からせめて精神だけでも逃れようとしたのだった。
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