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セレスは自室のドアを閉めると足早にでベッドに向かい、倒れこんだ。
一人になると、いつも思い出してしまう。
数日前のあの夜、半ば同意の上であったとはいえ、苗木に乱暴されてしまった。
なのに自分はあの時、確実に悦んでいたのだ。
翌日は少し冷静になり、まだ残る初体験の痛みに顔をしかめたが、今となってはあの快感が恋しくさえある。

思い出すたびに熱病に冒されたように体が火照り、息も熱くなる。
無意識のうちに手が股間に伸びてしまっていた。
下着の上から軽く触れてる。ここも熱い…少し汗をかいているようだ。
汚さないように下着を脱いで、指で秘裂をなぞる。
思い切って中指を入れた瞬間、反射的に体が震えた。

「…はあっ…!」

意に反して声が出てしまう。しかし、どうにも指の動きを抑えることができない。
少しずつ深く、奥へ。根本まで入れては抜き、また差し込む。
しばらく、そうして快感に浸り自らを慰めていたが、ふいに動きをやめた。

(こんなものでは…足りない…)

苗木のものは、もっと太くて、長くて、固くて、焼けるように熱い。
それに優しいくせに乱暴で、とにかく気持ちいい。
あれから苗木は何事もなかったかのように、セレスや仲間たちに接している。
今にも苗木が自分の部屋を訪れるのではないかと期待してしまうが、そんな事は起こらなかった。
この体の疼きを鎮めてくれるのは苗木だけだ。屈辱的だが、そうしてくれるように苗木に頼むしかない。
このままではプライドを守る以前に、おかしくなってしまう。

そう考えると、セレスは体を起こし、衣服の乱れを整えた。


人気のなくなった夜の廊下を数分歩き、セレスは苗木の部屋の前に立っていた。
少しだけ躊躇ったあとインターホンを押すと、あっさりドアが開き、部屋の主が顔を出した。

「やあ、セレスさん。どうしたの?こんな時間に」

「あの…折り入ってお願いがありますの。中に入れていただけませんか」

緊張で声がうわずってしまったが、苗木は何ら気にした様子もなく、ただ「どうぞ」と言ってセレスを部屋に招き入れた。
セレスは苗木の部屋に入ってドアを閉めると、糸が切れたように床に膝をついてしまった。
そして突然のことに驚いた苗木の顔を見上げて言う。言葉が自然に口から溢れ出ていた。

「苗木君、前のように少し乱暴にして下さい…。わたくし、どうしてもあの感覚が忘れられませんの…」

「セレスさん…」

苗木は少し考えたあと微笑を浮かべると、セレスの手を取って立たせた。

「前にボクをナイトにしてくれるって言ってたよね。だったらさ…お願いなんかしなくても、命令してくれればいいよ」

「め、命令…?…そうですわね…」

苗木の予想外の言葉に、戸惑ってしまう。
セレスは苗木にどんな『命令』を実行させようか思案を巡らせ、答えた。

「それでは…あの、わたくしの唇にキスを、しなさい」

前の時はキスさえしないまま、最後までされてしまった。
本来ならばキスから始めるものだろう、そう思っての事だった。

「わかったよ、唇にキスだね。じゃあ目を閉じて…」

セレスは苗木に言われるまま、そっと瞳を閉じた。
静けさの中、期待に高鳴る自分の胸の音だけが聞こえる。
やがて唇に温かく、柔らかいものが触れた。

(これが苗木君の唇…)

そう思った瞬間、セレスは自分の唇の隙間に何かが侵入しようとしている事に気がつく。
驚いたセレスは、思わず目を開いた。

「んむぅ…!?」

苗木の唇だと思ったものは右手の指だった。
苗木は人差し指と中指の二本を、セレスの唇の隙間に差し込んでいたのだ。
セレスの反応に表情一つ変えず、苗木がゆっくりと指を押し込んでくる。
指先が歯を押しのけ、第二関節のあたりまで入ってきた。

「どうしたの?セレスさん」

苗木が相変わらずの優しい笑みを浮かべて問いかけてくる。
セレスはその問いに、再び目を閉じて応えた。

「んっ…ふぅ…」

口の中で舌を使い、苗木の指を愛おしそうに舐める。
甘噛みをし、赤ん坊のように指を吸い、全体に舌を這わせる。
苗木が指を引き抜くまでの間、セレスは夢中で彼の指を舐めしゃぶった。
やがて指が口から引き抜かれると、だ液の糸が、いやらしく光りながら苗木の指とセレスの舌とを結んだ。

「さあ、次は何をしようか?」

苗木がセレスに舐めさせた自らの指を、軽く一舐めしてから言った。
その仕草に、セレスはどきりとする。

「では…わたくしの服を、脱がせなさい」

苗木は黙って頷くと『命令』に従った。
慣れた手つきで上着を脱がし、ネクタイを解き、シャツのボタンを外していく。

(こういうのも…悪くありませんわね)

苗木が自分の使用人になったようで、セレスは少し嬉しくなった。
苗木はシャツを脱がせると、さらにスカートに手をかけ、上下の下着もあっという間に脱がせてしまう。
セレスは全裸になるつもりだったのだが、ここで苗木の手が止まった。

「あの…どうしましたの?」

「いや、全部脱がすより、こっちの方がグッとくるから」

苗木に言われてセレスは自分の姿を見る。
身につけているのは、ヘッドドレス、ニーソックス、それに赤い靴。
全裸になるより、かえって恥ずかしい気がした。
しかもセレスはほとんど裸なのに苗木はいつもの制服姿のままだ。

(ああ…これではわたくしが下僕で苗木君が主人みたい…)

苗木にあられもない姿をまじまじと見られて、今更ながら耳まで熱くなってくる。

「あまり…見ないでください」

つい言葉が出ていたが、「見るな」と『命令』はしなかった。
苗木はセレスの声など耳に入らないように呟く。

「セレスさんって、本当に色が白いんだね。それに肌がつやつやで、人形みたいに綺麗だ」

セレスは気恥ずかしさのあまり、黙ってうつむいた。
そのままじっくりとセレスの体を眺めていた苗木が、ふと声をあげる。

「あれ、セレスさん。濡れてるね」

「えっ…これは…その」

自慰のあと、少しは欲情が落ち着いたものの、今までの行為で知らぬ間にまた濡れていたようだ。
愛液がセレスの内股にまで滴っている。
セレスの目には、苗木の微笑に嗜虐的な感情が混じったように見えた。

「興奮してたんだね。さっきのキスで?それとも裸を見られて?」

「ち…違いますわ」

とっさに嘘をついてしまうが、苗木はすかさず矛盾を突いてくる。

「それはおかしいよ。セレスさんは何もしてないのに濡れちゃうような人なの?」

「そんな…違います…違うのです。わたくしは…」

羞恥心から、セレスの心臓は早鐘のように打ち始めた。
いつものようには上手い言い訳が出てこない。

「ここに来る前…じ、自分で…慰めていたのです。だから…」

「へえ、セレスさんってオナニーなんかするんだね。意外だなあ。どうしてそんな気分になったの?」

苗木の問いに、セレスは仕方なく答える。

「この間…あなたにされた時の事を思い出して…」

「ああ、それで欲情して、オナニーして、まだ足りなくてボクの所に来たんだね」

苗木が無邪気に笑う。セレスには黙って首を縦に振ることしかできなかった。

「あっ、もっと濡れてきたんじゃない?」

苗木が指差した先…セレスの股間からは先ほど以上に蜜が流れ出ていた。

「セレスさんは苛められると興奮しちゃうんだね。違うかな?」

苗木の核心を突いた言葉に、セレスはぞくりとした興奮を味わった。
もう、本心を隠すことができない。

「…い、いいえ…わたくしは…苛められるのが好き…なのです」

苗木が嬉しそうに頷く。

「うん、そうだね。それで、どうしようか。次の命令は?」

「…わたくしに………れなさい」

セレスの声は今にも消え入りそうなものだった。

「聞こえないよ。それに、もっと具体的に言って欲しいな」

苗木が冷たく突き放すように言った。
セレスは意を決して、叫ぶように『命令』する。

「い、苛められて悦ぶ、いやらしいわたくしの…あそこに、あなたの●●●を入れなさいっ!」

平静を装ってはいたが、苗木も興奮していたのだろう。
苗木はすかさず傍のベッドにセレスを押し倒すと、上から覆いかぶさり、『命令』通りにした。
十分すぎるほど濡れていたセレスは難なく苗木を受け入れる。

「はあっ…!苗木っ…君…!」

セレスは待ちわびたように体を震わせ、快感に酔った。
苗木が乱暴に腰を打ちつけると、さらに快感が強まる。

「っ…ああっ…!はあ…んっ!」

焼けるように熱い苗木のペニスが、セレスの膣内を激しく往復し、押し広げる。
セレスはもっと強い快感を求めて、上半身を少しを起こして苗木に抱きついた。

「もっと…もっと深く、奥まで突きなさいっ!」

セレスの言葉に従って、苗木はセレスの腰を抱えると、そのまま抱き起こした。
苗木の上に、セレスが跨るような格好になる。
体重が乗っている分、より深く結合することになり、セレスは歓喜の声をあげた。

「はああっ…!ああ…っん!」

セレスは無意識のうちに自ら動き出していた。
苗木も負けじと腰を振り、セレスを突き上げる。
苗木のペニスが膣の最奥に到達する度にセレスは強烈な快感を味わった。

「んんっ…!あっ…!はっ…ああっ!」

苗木が動きながら右の手でセレスの尻を掴み、痕がつきそうなほど強く握る。
セレスは悲鳴をあげた。痛みにではなく、快感に。

「ひぃっ…!ああっ!いい…ですわ、苗木君…もっと!」

苗木は動くのをセレスに任せると、今度は尻を撫で、さらに平手で軽く打った。
逆の手でも同じように繰り返し、セレスの希望に応える。
セレスは性感と、それを高める甘い痛みに酔いしれた。

「ああっ…!はああっ…!んんっ!」

セレスの快感に同調して、膣が収縮し、苗木の分身をぐいぐい締め上げる。
苗木は限界を感じるとセレスをもう一度寝かせ、細い腰に手をかけて動きを加速した。

「んあっ…!?はあっ…!な、苗木、君っ…!」

腰を打ちつける乾いた音と、粘膜がぶつかりあう、いやらしい水音が交じり合う。

「セレスさんっ…!そろそろ…いくよ…!どこにっ…出して欲しい?」

荒い息遣いと共に、苗木が聞いた。

「…な、なかぁっ…!中に、出して、下さいっ…!」

セレスが答えると、苗木は入り口近くから一気に奥まで貫き、果てた。
前にセレスにした時以来の射精だったのだろう、どろどろとした濃い精液が溢れ出し、勢い良く広がった。
それは押し寄せるようにセレスの膣の奥へと流れ込み、子宮へと到達する。

「はあ…っ!あああああああっ!」

同時に絶頂に達したセレスは、快楽に意識が遠のくのを感じながら、惚けた頭でぼんやりと考えた。

(ああ…やっぱり、わたくしは…)

*               *


さらに数日後の夜時間。セレスは今日も苗木の部屋にいた。
以前は強烈に外の世界に焦がれていたのに、今では外の事を考えることは少ない。
自分がどこに居ようが、傍に苗木がいて気持ちよくしてくれれば、それで十分なのだ。
魅惑的な笑みを浮かべながら、苗木の目をじっと見つめて囁く。

「さあ、苗木君。今夜はどうやって、わたくしを苛めて下さるの…?」
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