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あたしの名前は朝日奈葵
元いた高校から、「超高校級のスイマー」としてスカウトでこの希望ヶ峰学園に転入してきた
この学校を卒業すると、「成功」が手に入るのだという
自分の夢、オリンピック女子水泳金メダルにまた一歩近づいた
まずはこの夏のインハイ制覇である!!

(本来は「偉い人」から認められない転校では一年間、公式戦に出れない規則なのだが、
この日本政府の特別機関である希望ヶ峰学園ではそのルールは適用されないのだ)

彼との出会いは、あたしが寄宿舎(学生寮)のお風呂場で入浴中の事だった
体を洗ってた時、なんか視線を感じた・・・・・
入り口のドアが少し開いており、そこにいたのは

「きゃあああああああああああああ!!」
ザッパーーーン!!
あわてて、湯船に頭からダイブしたのだった
(しまった!気付かれたべ!!)
(だから、やめようって言ったのに!!)
(ここは逃げ……戦略的撤退ですぞ!!)
(君たち、何をしているのだ!今は女子の入浴時間のはずだぞ!!)
(げぇっ!石丸っち!!)
(覗きか!?なんと破廉恥な!!そこに直るがいい!!)

クラスメイトの葉隠康比呂、苗木誠、山田一二三だった
石丸に捕まった三人は、生徒会の決定のもとで、それぞれ罰を受けることとなった

葉隠は大神さくらの下で、正拳突き五千本
苗木誠は水泳部監督のもとで、プールで遠泳五キロ
山田は校庭のトラック、二十周走らされることとなった




「ゼェゼェ……ハァハァハァ……」
あたしの練習の傍らで、「シゴキ」を終えた苗木が大の字で精根尽き果てていた
煩悩が吹き飛んだかのような、満ち足りた笑顔がそこにはあった
その笑顔が気になったのか、あたしは自分の入浴を覗いた苗木に近づく
「お疲れさん、飲みなさいよ……ゆっくりとね」
そう言って、スポーツドリンクの入った自分専用ボトルを差し出す
苗木は天の恵みだと言わんばかりに、ゴクゴクッと体育座りでそれを飲みほす
「プハァっ!ありがとう、朝日奈さん」
「なんか嬉しそうだね」
「……?そういえばそうだね……なんでだろうね?」
覗かれた事も忘れ、あたしたちは談笑したのだった

その夜、自作のプロテインドリンクを飲みながらふと気付いた、
(あ、あたしのボトル……苗木が口をつけたんだった……)



それ以来、あたしはあいつを……苗木誠を目で追うようになった




インターハイスクールチャンピオンシップ全国大会に都代表として出場が決定した
今年は地元開催のためあたしは普通に授業を受けていたりする
「朝日奈さん全国までいったの?凄いや!夢に一歩近づいたね!!朝日奈さんならきっと優勝できるよ!!」
苗木は自分の事のように喜んでいた
「ありがとう!苗木!」心からそう思った
でもあたしは勝てるかどうか、自信がなかった……
そして、今日も休み時間に苗木誠を目で追っていた
苗木誠と談笑している「超高校級のアイドル」舞園さやかも……
あたしも親友として、クラスメイトとして、当たり前のように話をしてるけど、それ以上は踏み込めなかった
苦しい……胸が……

「勃ってるぅ?」
「ひゃうっ!?な、何?江ノ島ちゃん……」
「フラグよ、フ・ラ・グ!気になるんでしょ~?苗木の事」
「フラグって、あの二人は……」
「付き合ってないよ」
「え……?付き合ってない……?」
「中学同じって聞いたけど、ボンへーな男子と「超高校級のアイドル」じゃあ釣り合わないもんねえ……」
(付き合ってないんだ……)
それが黒い感情だって自覚はしてる
でも、それとともに絶対に「優勝する」という自信とある決意を持つのだった!!

そして、決勝戦当日
あたしはインターハイ女子水泳個人部門完全制覇という偉業を成し遂げた!
優勝という栄光のみではない、現時点でオリンピック強化選手にも関わらず、
実業団、名門大学から山ほどの名刺を渡されたのだった!
話によると世界水泳(ウルトラソウッ!)の話まで進んでいるらしい、
さらに、とある食品会社から、CMの話まで舞い込んできた!
至れり尽くせりで人生最良の日である



学校を挙げての祝勝会は夜まで大いに盛り上がり
二次会では寄宿舎を借り切ってクラスのみんなからの祝福を受けた

「見事なり!朝日奈よ……今日という日はお前という人生の晴れ舞台ぞ!」
「修練に耐えてよくがんばった!!感動したっ!!おめでとうっっ!!朝日奈くん!!(熱涙)」
「俺の占い通りだべ!」
「また(地下ギャンブルに)勝たせていただきましたわ、個人部門完全制覇、高校新記録更新、ドンピシャリですわ!」
「す、すごいや……ぼ、僕も頑張んなきゃいけないよね……」
「オメーの魂伝わってきたぜ!!やるじゃねえか!!」
「マジですげーじゃん!ってゆうかぶっちゃけすごくね!!」
「ふっ……たいしたことではないな!まあ、凡俗にしてはよくやったとほめてやるがな」
「う、うしちちの分際で……やるじゃないのよ……」
「か、体の採寸をお願いしたい!朝日奈葵殿の記念フィギュアを作成しようではありませんか!!」
「お、おめでとう……」
「さすがはこの私様のクラスメイト!それでこそ朝日奈よ!!」
「インターハイ優勝に関しておめでとう!朝日奈さん!!」
(CMの件は、契約中のCMの商売敵だからね、言葉に気をつけないと)
「ミッションコンプリートだな!!おめでとう!!」

そして
「優勝おめでとう!また、夢に一歩近づいたね!!」
理屈じゃない!何よりも一番うれしい言葉だ!苗木の言葉は不思議だ!

宴もたけなわな頃
あたしは口臭除去のガムを噛みながら(ついでに苗木にもさりげなく勧める)、
ジャンクフードで盛り上がる仲間たちの隙をうかがう(とくに舞園ちゃんの)

「苗木……あのさ……ひと泳ぎしたいからさ、タイム計ってくんない?」
「ん?僕でよければいいよ」
「じゃ、行こうか……」
あたしは苗木の手を引っ張った
みんなが舞園ちゃんのカラオケに見とれている間に!




苗木誠は、男子更衣室でトランクスタイプの水着とパーカタイプの上着に着替える
プールに行こうと、ドアを開けたら、すかざずスク水姿の朝日奈が入ってきた!
「あ、朝日奈さん!?こ、ここ男子更衣室……」
「タイムの事は、嘘なんだよ……話があって」
「は、話って……」
頬を紅潮させた葵は深呼吸して……口を開いた



「あ、ああああ……あたし苗木の事……好きだよ!!」



下ネタや猥談が苦手な葵としては精一杯の勇気だった!!
「あ、朝日奈さん……」
「苗木は好きな人いるの!?」(舞園ちゃんなんかに負けたくない!!)

「特にいないけど……」
誠自身も親しいものの、舞園さやかの背負うものの重さを理解しており、好きだと思う事さえおこがましいと感じていた

「あたし、苗木が生徒会のシゴキを受けてた時から、ずっと好きだった!!ずっと、苗木を見てた!!」
「朝日奈さん……」
「苗木を思って……したことあるし……苗木の応援が力になった!!苗木がいたから、全国制覇出来たんだもん!!」
戸惑いながらも、うれしそうに誠はそんな葵の思いを受け止めていた
そして、誠は葵の手を取った

OKのうれしさとともに告白した勢いそのままに、葵は誠に……
「ん……苗木」
「んんんん……プハッ!朝日奈さん……キ、キキキキキキキキス!?」
「ね……苗木……しよ……」
そう言って、葵は自分のスク水を腰まで、ずらしていった

高校生として並はずれ、かつ健康的で豊満な女性特有の膨らみに誠は釘づけになった
「あ、朝日奈さん……嫌じゃないけど……段階を」

「あたし、優勝したら、苗木とこうするって……決めたんだから!!」
「朝日奈さん……」
誠は葵の告白と目の前の豊満なボディに理性を半分失っていた

たまらず今度は誠からキスを返した
ンチュ……レロ……ピチャ……ピチャ
さらに、舌を入れ、葵の火照った唇から歯、歯茎、口腔内の舌をしっかり味わう
口を離すと天井の照明に照らされた二人の混じり合った唾液が糸になって光を放っていた……
「ん……苗木……キス上手いね……」
「ふ、普通だよ……!こんなの」(う、上手くいったーーーーー!)
誠も初めてであるが、そういう事に興味があったりする
こんなこともあろうかと(実は予想していなかったが)、
ブック○フで立ち読みした「コ○ズ○学習○ッ○」をセックスの教本として弾丸読破(ダンガンドクハ)していたのだ!!


ムニュモミュ……
すかさず誠はその手に余るバストを震える手で揉みしだく!
「ん……やっぱり、そこ行くんだ……」
さらに、
クニックニッ
固くなった乳首をグミの感触を楽しむかのようにつまんだ
「んあっ……苗木の指……いいよっ……もっと触って……」
ガバッ!
チュッ……チュチュ
さらに興奮した誠は、顔をもう一つの乳房に埋め乳首に吸いついた
フー!フーッ!
自然と鼻息も荒くなっていく、
「んっ……あんっ、苗木、赤ちゃんみたい……」

胸を弄られながら葵は誠のトランクスに手を突っ込んで、誠の男性自身を優しく弄っていた
「うぅっ……あ、朝日奈さん……」
「苗木のすごく熱いよ……ね、あたしの胸……もっと触って……」
「朝日奈さんっ……なんか……くる……うあっ」
ビュクッドク……
誠はトランクスをはきながら葵の手の中で射精した……
「う……はぁはぁ……」
「なんかヌルヌルして……あったかい……え?う、うわ……苗木の、また大きくなってるぅ……」

ガバッ
仕返しとばかりに誠は膝まづいて、スク水の女性の大事な部分を隠している布をずらした
「ちょ、ちょっと……そこは苗木……駄目ぇ……んあっ」
「ハァ……ハァ、女の子のここってこうなってるんだ……」
「やあん……恥ずかしいよお……」
葵の濡れた花弁と剥いた真珠を震える指と舌で優しく愛撫した
ピチャクチャ……ニチャニチャ……
「やだっ……何これ!?苗木……ちょっと待っ……んあっ……あはあああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
ビクッ……ビクッ
ショロロロロロロ……
絶頂で葵の下半身が震えるとともに黄金色の液体が太ももを伝って床を濡らしたのだった

おもらしで自己嫌悪に陥った葵
立ち上がった誠は
チュッ
おでこにキスをして慰めた……
「朝日奈さん、だ、大丈夫だよ……き、気にしなくてもいいからね……」(こ、これでいいんだよな)


「ハァハァ……苗木……ありがと……あたしもう……ほしいよ……」
そう言って葵はトランクスをずらしながら誠を優しく座らせた……
一度放出したはずの誠の剛直な男性自身は、見慣れた天井を突こうとするかのように、自己主張していた!
「いくよ……」葵は誠自身に左手は添えるだけ……と言わんばかりにそれを支えにしてゆっくり腰を下ろす……

ギチギチッ……メリ……

葵は自分の中に誠の男性自身を割り込ませていく、
突きさすような痛みが葵を襲う!
「あ……あぐっ……」
「あ、朝日奈さん!無理しなくても……」
「大丈夫!!大丈夫だから……最後まで……お願い……」そう言って涙を見せない様に右手で顔を覆っていた


ごまかしがきかなくなるほど、葵は破瓜の痛みで涙を流した頃には
「朝日奈さん、全部入ったよ……」
誠は涙ながらに自分自身を受け入れた葵を愛おしく思った
そして、葵の痛みを気遣うように声をかけて繋がったまま抱きしめて、彼女をいたわる

いわゆる対面座位の形になった

ペロッ
誠は葵の涙の跡を舌でぬぐい、しょっぱさを味わう

「朝日奈さん、もう大丈夫?」
「うん、じゃあ……うごくよ」

グチュグチュグチュグチュ・・・・

「ハァハァ……朝日奈さん、朝日奈さん!」
足腰の鍛えられた葵の中はまさに名器であり、気持ちはいいものの、
座位というものは、基本的に男があまり動けないという体位ため、誠はとにかくもどかしさがあった
「朝日奈さん!!」
ガバッ!!
誠は我慢できずに葵を床に押し倒した!!
「きゃんっ!」
完全に心のタガが外れた誠は正常位で葵を激しく責め立てる!
誠の腰に合わせて、葵も快楽を求めるように腰を動かす!

グチュグチュグチュグッチュ!!
「んあっ!苗木!苗木ぃ!!は、激しっ……もっとぉ……来てぇ!!」(苗木と……ずっとこうなりたかった!)

葵はたまらずに誠にしがみつき、背中に爪を立てる!
「朝日奈さん!朝日奈さん!!朝日奈さん!!」
誠にとって、その痛みは心地よかった


(見るべ……あの悩ましいボディラン……シリコン入れてそうな洋モノDVDのねーちゃんとは違う……
鍛えに鍛えて出来た、まさに、まさに、ブリリアントカットな曲線美だべ……)
(否定できない……って葉隠くんそんなの持ってるんだ)
(な、なんという魔力っ……これほどなのか……おのれ、三次元の魔女め……
揺るがん、揺るぎはしないぞ……これしきの事で、二次元への愛はびくともせん!
静まれ……静まれぃ……吾輩のロンギヌス……)
誠は葵の入浴を覗いた時の事を思い出していた……そんな朝日奈さんと自分は……


「んあっ!苗木ぃ!苗木ぃ!!好き!好きだよぉ!!苗木!苗木ぃ!!
あっ!んっ!もうダメ!!苗木ぃ!んあっああぅんあっあああああああああああっ……」
(まずい!!)
イク寸前に気付いた誠は葵に差し込んだ自分自身を即座に抜く!!

びゅる……びゅるる……びゅっびゅっびゅっ……
誠の熱い精液が葵の腰あたりのスク水を白く汚していった……

「ハァハァ……これが、なえぎの……」
ピチャ……ピチャ
そういって、葵は誠の精液を掬いとって、舌と鼻で味わった……

精根尽き果てた二人は少しの間、お互いに寄り添っていた


シャアアアアアア・・・
しばらくして、二人は同じシャワールームでお互いの体を洗いっこしていた

シャカシャカ
誠が後ろから葵の胸から腰まで石鹸を含ませたスポンジを優しく擦りつける
「あんっ・・・もう、誠ったらスケベなんだから・・・」
「はは・・・しっかり洗わないとみんなにばれちゃうからね」
そう言いながらも誠は男になった喜びで顔が少しにやけていたりする
無論、葵の方もまんざらではない
今の誠でもラウンド4に突入できるが、さすがにみんな探しているだろうからやめておくことにした


「誠、そろそろ行こっか」
「そうだねみんな心配してるだろうね……パーティーの主役が居ないからね……それから、掃除しなきゃ」


二人は時間をずらし、パーティ会場に戻った
「苗木よ……どこへ行ってたのだ……みな心配しておるぞ……」
「ごめんね大神さん……調子に乗ってお菓子食べすぎちゃったから、ちょっとトイレにね……」
「そうか……無事で何よりだ……ん?朝日奈ではないか?」
「さくらちゃん!いやーごめんごめん……つい、泳ぎたくなっちゃって……ひと泳ぎ行ってたのよねー」
何とか誤魔化せたようだ


パーティーもお開きとなり、あたしは周りに誰もいない事を確認し、
寄宿舎の部屋に戻ろうとする舞園さやかに声をかける
「舞園ちゃんに言っておく事があって……苗木とは中学一緒だったんだってね」
「そうだけど、それが何か……」
あたしは意を決して言った……


「あたし、さっきのパーティーの間に……苗木と寝たよ……」


「っ!」
舞園ちゃんは一瞬驚いた顔をしたが、すぐ平静を取り戻し
「そっか……朝日奈さん、そういう事はちゃんと節度を守らないとね。じゃあ、おやすみ」
平然としてるように見えたが、どこか無理してるのはあたしの目から見れば明らかだった……

いつでも、苗木のそばにいるのに付き合いもしないで曖昧な関係を続ける舞園ちゃんを恨んだりもしたが、
勝ったとか思いたいわけじゃない……
優越感を感じたいわけじゃない……
ただ、人を好きになるっていうのはこういう事なんだと、噛みしめるためだった……



それから、少しばかり月日が流れ……
あたしたちは、クラス公認の恋人として付き合い続けた
今日は恋人同士の時間、あたしは誠の部屋に泊っている、彼はいつものようにあたしをいっぱい愛してくれた
ベッドの上であたしだけを見ている誠の瞳は何よりも優しい


精根尽き果ててる状態でイチャイチャしながら、あたしは今までの事を振り返る


桑田はミュージシャン志望から、なぜか野球選手志望に戻ったそうな、
希望ヶ峰の野球部から甲子園を目指すことを決意(元の学校に戻る選択肢もあったが)
秋大会で圧倒的な成績を残し、春の選抜出場をを決め、希望ヶ峰初の春夏二連覇を目指すのだそうだ

十神もあの冷血漢ぶりが、なんか丸くなったように思える 
のおぶるおぶりげーしょん(?)と言うものを身につけたのだという

石丸も会話の広がりを見せ、公務員試験に向けさらなる勉学に励んでるようだ

舞園ちゃん(良心が痛む)は全国ドームツアーを大成功させアイドル史、いや芸能史に大きな一ページを刻んだようだ

霧切ちゃんは全国の警察で未解決事件の再捜査、さらには検察庁からも引っ張りだこである

大和田は暴走族を引退し、校外で大工に弟子入りしたそうだ、さらに宮大工も視野に入れていたりするそうだ

腐川ちゃんは恋愛小説のみならず、ミステリー、ドキュメント、漫画原作などジャンルを広げていっている
ネガティブな口調は相変わらずだが、仲間を通じて、素直にはなってきているらしい

葉隠は金を稼いだり、散財したりと小悪党っぷりは相変わらずだ

セレスちゃんは各国が選抜の代打ちで競わせる「王への試練」で勝ち抜いている最中である

山田は高校卒業までにプロの出版社に持ち込む原作を推敲中だそうだ

不二咲ちゃんは画期的、いや革命的なプログラムを開発し、何らかの賞を授与された
小動物的な弱弱しさは抜け、一生懸命な姿は今もファンが多い(男子だと知られているはずなのだが)

さくらちゃんは、もう世界に並ぶもののない格闘家として、
世界中から弟子入り志願、決闘志願、の人たちが集まってくるほどだ
それでもさくらちゃんはさらなる高みを目指している……誰かを待っているのだという

戦刃ちゃんは、自衛隊どころか世界各国の軍隊からスカウトが来てたりする
さらに、彼女自身もコマンドサンボや、システマ(?)等の使い手であったりするので
さくらちゃんの良きスパーリングパートナーとしても良好な関係を築いている

そして江ノ島ちゃんはパリでも認められたモデルへと成長、今はイタリアでモデルショーに出演しているのだという

かくいう、あたしもオリンピックに向けてのトレーニングは順調だ……必ず金を取って見せる!!

こうして、クラスのみんなは順風満帆である

そして、苗木誠……入学当初は平凡の極みであったが、
クラスメイトがよかったのだろう、今では希望ヶ峰の名にふさわしい模範生として大きく成長しつつある
恋人としては、うれしい限りである



みんなとの会話で分かった事であるが、みんなが変わったきっかけ、その裏に居たのはいつも誠だった



ふと思った
誠は自分がただの幸運で入学したと、いつも遠慮がちに言ってたが、違うと思う
彼は「超高校級の幸運」で入学したのではない
「超高校級の幸運を振りまく者」なのだと
昔、家族と映画で見た「空飛ぶ傘の人」……が頭に浮かんだ……


あたしは手持無沙汰にラジオをつける

『昨夜未明……イタリアのローマで暴動が発生いたしました……政府高官を狙ったものであり……犯人グループはクマのマスクを……』

「最近物騒だね、江ノ島さん大丈夫かなあ」
「イタリアでショーやってるって……」
「明日、先生に安否を確認にしてみようか」
「そうだね、無事だといいね……」


そうだ、順風満帆だ……いつまでもこの幸せが……





イタリア ローマ フィウミチーノ空港内

♪~~~~♪~
ピッ
モデルの仕事を終え、江ノ島盾子は携帯をとる
「お姉ちゃん!」
『盾子どう?上手くいった?』
「上々でした!おそらく高確率でイタリアからも、
……広がっていってるよ……『絶望』がね……」
『そうか……叩き直したウジ虫どもは役に立ってるようね……』
「まだまだこれからだよ……そうだね、今度は中国あたりで、(原発を)ドカーーーン!!ってな感じでいくよ」
『そうだな、私は南米あたりで、カルテルあたりを……(煽っておくか)』

ピッ
(ちっ、クソが……この着メロも飽きちまったぜ……
……それにしても、クラスのみんな……『希望』に満ち溢れているねえ
見たい……見たいよう……大好きなみんなの『絶望』の顔を……いや、我慢我慢……
うぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷ…………)

白と黒……色が左右非対称のクマの人形が盾子の手の中にあった……
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