第五話 魔女は妖艶に舞う


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 トレーラー
 ファルスハーツの幹部の一人・ルザート=ルパスを倒し、ミチルとも話し合えるようになった今、世良市は久々ともいえる平穏を手にしていた。
 しかし翼と遺跡の共鳴現象により、世良市周辺にはジャームの異常発生が観測されており、支部に属する者はこれに駆り出されることになる。
 加えて、霧谷雄吾、テレーズ両名により編成された調査隊により、件の遺跡の再調査が計画される。
 ついに、あの遺跡の正体が解き明かされるのであろうか。

ダブルクロスキャンペーン・第五話
「魔女は妖艶に舞う」
ダブルクロス、それは、裏切りを意味する言葉。


第五話ハンドアウト
端水 翼用ハンドアウト
シナリオロイス:“ミズ” ポジティブ/ネガティブ:好奇心/食傷
 ルザートと決着をつけ、真水ミチルともきちんとした話ができつつあった君は、久々に穏やかな時間を過ごしていた。しかし、いくつかの問題が解決しつつある今、気になるものといえば“ミズ”の存在だ。ミチルや自分とおしゃべりしたりゲームをするだけの無害な存在だが、何を考えているのかわからない思考や行動は毎度君を苛立たせ、呆れさせる。かと思えば、自分の能力に関係があるような素振りを見せたりする。こいつは一体何者なんだろう? そんな中、UGN支部では件の遺跡を調査する動きがあるという。自分の能力と遺跡、そして“ミズ”。今回の調査で、その関連が少しでも明らかになるだろうか。

橘 信男用ハンドアウト
シナリオロイス:真水ミチル ポジティブ/ネガティブ:連帯感/不信感
 ルザートと決着をつけ、真水ミチルとも落ち着いた話ができるようになった今、少しは肩の荷がおりつつあった。しかしUGN内部に火種が残りつつある現状が明らかになり、いまだ気は抜けないといっていいだろう。加えて、前回の戦いから、遺跡周辺のレネゲイド濃度がさらに上昇しているという。それに辺り、霧谷やテレーズが編成した調査隊と共に遺跡の再調査が行われる運びとなった。当然、君も頭数に入っている。平穏な日常はまだまだ先らしい。

夏姫 刀子用ハンドアウト
シナリオロイス:端水鷹臣 ポジティブ/ネガティブ:尊敬/不信感
 世良島に現れたファルスハーツの中心人物、ルザートを撃破した。それ自体は喜ばしいものの、支部の解析班からの報告では、例の翼と遺跡の共鳴現象により、遺跡周辺のレネゲイド濃度が急激に上昇しているらしい。このままでは、周囲の動植物が無条件にオーヴァード化する危険性があるとのことだ。これにあたり、霧谷やテレーズが編成した調査隊と共に、件の遺跡を再調査することとなった。加えてもう一つ。柿崎によれば、曲直部叶の墓に供えられていた花束は、端水鷹臣評議員のものだという。これが意味するものとは……。

不律・桜井用ハンドアウト
シナリオロイス:都築京香 ポジティブ/ネガティブ:有為/敵愾心
 ルザートと決着をつけ、ファルスハーツとの戦いにも一つの区切りがついた。しかし遺跡が活性化したことにより、レネゲイド濃度が上昇したことから、その影響を受けたジャームが出現するようになった。これにあたり、霧谷やテレーズが編成した調査隊に、君も加わることとなった。ジャーム退治に遺跡調査、そしてエリザの教育、この老骨をよくもまあ働かせるものだ。そんな中、誰に気づかれることもなく島に侵入してきた珍客が現れる。都築京香――かつてファルスハーツの日本支部を牛耳っていた女だった。



 前回の戦いより数日。ルザートの甘言により、ミチル達のアジトに集められていた元実験体達はUGNに登録しつつ野良に戻る、UGNに戻る、ミチル達についていきたいと、各々の希望に合わせた道を選びつつあった。
 柿崎の報告により、前回の戦いから、遺跡周辺のレネゲイド濃度が急激に上昇していることがとなる。遺跡の一部が崩落したことで内部への侵入が可能になったため、テレーズや霧谷らが編成した調査隊と共に遺跡への再調査を試みることになった。しかし、未だ島内に残留しているファルスハーツの動きも無視できない。そこで支部は戦力を分け、遺跡を調査する班とファルスハーツを追跡する班に別れて行動することとなった。話し合いの結果、遺跡調査へ橘信男・夏姫刀子・辻本佳澄の三名が遺跡の調査を、端水翼・不律=桜井・高橋健也の三名がファルスハーツの追跡を担当することとなった。
 遺跡調査に向かった三名は遺跡の影響を受けてEXレネゲイド化した草花や岩石に行く手を阻まれつつも、内部への侵入に成功。内部を調べていく内に、各部屋に無数の“サーペント”が格納されていること、遺跡の最深部に“マザー”なるものが封印されていること、レネゲイド濃度の上昇は“マザー”を中心に起こっていること、各部屋の“サーペント”は“マザー”の封印が解けた際に解放されることが明らかとなる。加えて、遺跡を作ったと思われる者達の残した文章には、彼らの文明は“マザー”の恩恵があって発展したこと、反“マザー”派と呼ばれる者達の存在、反“マザー”派は“マザー”にすがり続けることで自分達が堕落し、自立できなくなることを危惧し、彼女を封印したことが記されていた。
 最深部へと進む三人と調査隊。最深部には厳重にロックがかけられた部屋があり、そこには直径5メートルはあろうかという巨大なレネゲイドクリスタルが安置されていた。その内部に封じられていたのは、件の“マザー”とされる人物だった。その容姿は、翼の話す“ミズ”の姿に酷似していた。遺跡内部のオーバーテクノロジー、その場にいるだけで非オーヴァードをオーヴァード化させてしまうほどに濃度の高まった部屋、そして巨大なレネゲイドクリスタルに収まった女性に、三人は戦慄する。
 一方、翼達はエージェント達との連携で春日恭二と未央を追い詰めることに成功する。彼らは都築京香がこの島にいるかどうかを訊ねてくるも、不律は聞かずに戦闘をしかける。
 しかしそのタイミングでそこに現れたのは、元ファルスハーツ日本支部長にして、現ゼノスリーダー・都築京香だった。彼女はミチルの様子を聞き、「その様子ではまだか」などと不可解なことを口走り、加えて自分が今回の件に関しては傍観者であり、特に企みがあるわけではないと話す。殺気立つ不律を相手に撤退した都築京香。
 恭二達はこれに乗じて逃げ出すも、土地勘のある三人に先回りされ、追い詰められたことで、渋々と自分達の目的を明かす。自分達の目的は都築京香との再会であり、それを果たすためにルザートに協力していたらしい。翼の能力の覚醒を進めれば、世良市の遺跡に封じられたレネゲイドビーイング活性化し、それにつられて都築京香が現れるかも知れないと話されていたという。よって都築京香が現れた今、これ以上この島で何かするつもりはないという二人。不律によって釘を刺され、翼から飴をもらった二人は釈然としないまま立ち去っていく。
 それと時刻を同じくして、支部でも事件が起こる。曲直部叶の墓に自分達以外に、端水鷹臣評議員が献花していたことを知った柿崎は一人、関連性を調べていたが、その時突然、エリザと遊んでいたミチルが気を失って医務室へと運ばれてしまう。すぐに意識は戻るが、その体は既に別人に支配されていた。その別人とは、四年前にフォークロアと共に滅んだはずの曲直部叶だった。
 支部を破壊し、柿崎とエリザを一蹴した曲直部は、支部に戻ってきた翼、不律と対峙する。彼女は楽しげに、自分が曲直部叶本人であること、翼が自分の娘であること、ミチルは翼の細胞から作った複製体であること、ミチルは元々自分が意識を滑り込ませるために作ったことを明かす。
 ミチルが曲直部に乗っ取られていること、助ける方法に見当がつかないことを苦々しく翼に告げる不律、動揺する翼。曲直部は翼を連れ去ろうとするも、不律の妨害によって失敗に終わる。同時に、何かにもがき苦しむように後じさり、その場から立ち去ってしまう。それと同時に気を失う翼。不律は崩落する支部から翼達をつれて脱出する。
 気絶している間、翼は過去の出来事を追想していた。母・曲直部叶……端水幸子につれられていったフォークロア研究所。虐待を受ける自分、自分の細胞から作られた、まだ幼いミチル。
 過去から戻ってきて一番に視界に入ったのは“ミズ”だった。ノイズが走るように彼女の姿がぶれると、それまで幽霊のようだった彼女は翼以外の人間にも見えるようになり、人に触れられるようにまでなる。
 ミチルのことや過去のフラッシュバックにナーバスになる翼だったが、“ミズ”との会話で気持ちを持ち直し、不律達と共に、遺跡に向かった曲直部(ミチル)を追う。
 一方、遺跡最深部にいた信男と刀子は曲直部と対峙していた。曲直部の干渉によって活性化する遺跡。解放される巨大“サーペント”と、“サーペント”の群れ。世良市支部の面々はやつらが島に上陸する前に決着をつけるべく、激闘を繰り広げる。力をつけたメンバーによって“サーペント”は一掃されるが、再び曲直部が干渉したことで、遺跡はそれが存在した小島ごと上空へと浮かび上がっていく。
 その裏で、一人のオーヴァードが、理性を失い、ジャームと化していく己を、自ら滅ぼしていた。不律=桜井。彼岸の剣客は、信頼できる者に仕事を引き継ぎ、その波乱に満ちた生涯に、自ら幕を下ろすのだった。
 世良島に戻り、彼の末路を知った翼達。慟哭する者、呆然とする者、憤怒する者、毅然とする者、様々だった。しかし、終わりは刻一刻と差し迫っていく。最終決戦は、もう間近だった。
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