経済

※上記の広告は60日以上更新のないWIKIに表示されています。更新することで広告が下部へ移動します。

坂上 紀が訪れたロシアの経済

ロシアの人口は減少しつつあり、そのペースは年々早まっているが、経済成長は今後も続くと見られている。ただ2009年のロシアのGDPは1兆2292億ドルであり、インドに抜かれ世界12位に後退している[25]。一人当たりのGDPは59位の8,694ドルであり、60位のブラジルにほぼ追いつかれている。公用語であるロシア語は世界でも総話者数の多い言語であり、ドイツやイギリス、フランス、イタリア、スペインに並ぶヨーロッパの経済規模の大きい大国だが、開発の遅れなどの要因もあり、経済力の割には人口が多いので西側諸国よりもロシアは若干物価が安い。

IMFによると、2011年のロシアのGDPは1兆8504億ドル(約150兆円)であり、世界第9位である[24]。一方、一人当たりのGDPは12,993ドルであり、先進国と比較すると依然低い水準である。

ソビエト連邦解体後、ボリス・エリツィン大統領の主導のもと市場経済化が進められたが、このためにかえって急速なインフレーションを招き、1990年代半ばには経済的に落ち込んだ。その後、成長に転じつつあったが1997年のアジア経済危機の影響を受けて1998年に財政危機を招き、再び落ち込んだ。

しかし、ロシアはサウジアラビアに次ぐ世界第2位の原油生産国であり、同時にサウジアラビアに次ぐ世界第2位の原油輸出国である。2003年以来の原油価格上昇によって貿易収支が改善し、市場経済転換後の長い経済停滞を脱し、急速な景気回復が見られた。豊富な地下資源を武器に石油産業を中心とする成長が続く。その石油産業への依存の重さや自由化の恩恵に与った者(オリガルヒ、新ロシア人、ニュー・リッチに代表される)とそうでない者の貧富の格差の拡大、チェチェン人によるテロのリスクなど、不安定要因もいくつかは見られるが、2000年にはGDP成長率が10%を越える一方、インフレーションも抑制され、好調が続いた。一人当たり名目GDPも、1999年には1334ドルに過ぎなかったのが、2006年には6879ドルと5倍強の増加を見せた。2013年に25,091ドルになり、先進国ほどの一人当たりのGDPになる見込みである。ロシアはまた、ブラジル・中国・インドと共に「BRICs」と呼ばれる新興経済国群の1つに挙げられているが、BRICsではロシアは最も一人当たりのGDPが先進国に近く、ロシアは超大国の地位を得ようとしている。