レプリト


 幻術士
「魔界幻士は 幻術士よりも
 精霊の力を引き出すことに長けているが…
 生半可な努力では魔界幻士になれない
 修行をほどほどに 人生楽しく生きるか
 ストイックに鍛錬するか 悩みどころだ…」
 アルクゥ
「…すみません!
 僕を弟子にしてもらえませんか?
 イングズ
「何をいきなり言い出すんだ アルクゥ
 正気か?」
 アルクゥ
「イングズは黙っててよ!
 僕にも 考えがあるんだ
 …お願いします 僕も召喚魔法を
 使いこなせるようになりたいんです」
 幻術士
「アハハ… 冗談だろう
 僕でさえ 挫折しそうなほど
 魔界幻士になる修行は厳しいんだぜ
 君のような子供では 無理に決まってるさ」
 アルクゥ
「それでも!
 お願いします!!」
 ルーネス
「おい アルクゥ
 ここで修行するために残るってのか?」
 アルクゥ
「うん それで力が手に入るなら
 悪くないと思ってる」
 幻術士
「…ずいぶん思いつめてるみたいだね
 何か わけありなのかな?
 でもね 召喚魔法さえ手に入れれば
 未来は明るい みたいに考えられてもね…
 なんかそれって 違う気がするな」
 アルクゥ
「でも!」
 イングズ
「そのくらいにしておけ
 わがままで人を困らせるな」
 アルクゥ
「…」
 アルクゥ
「召喚魔術は 白魔法や黒魔法とも違って
 バリアチェンジを使う敵にも効果がある…
 住人に頼んで 技を覚えられれば心強い
 うまく召喚魔術を手に入れられれば
 僕らの戦力も大きく上がるはずですよ」
 ルーネス
「うん 好きなときに
 チョコボ呼べたら楽しそうだよな」
 レフィア
「チョコボ かわいいものね」
 アルクゥ
「…二人とも
 そういう問題じゃないんだって…」
 イングズ
「お前の気持ちはわからないでもないが
 焦りは禁物だ」
 ルーネス
「そうだよ
 今 アルクゥに抜けられても困るぜ」
 アルクゥ
「…イングズや ルーネスには
 僕の気持ちはわからないかもね」
 ルーネス
「何をひねくれてるんだよ
 おなかでも空いてるのか?」
 アルクゥ
「…ルーネスと一緒にしないでくれ」



最終更新:2012年07月25日 22:46