ヴァーン・ゴッサム Varn Gosam


アラウンの僕であるエルフ族は、影の谷を禁忌と定めて自分たちの領土にすることは避けてきました。谷は創造界との境界を覆い隠す濃い霧によって永遠の闇に閉ざされていました。再誕の時代15年のことです。幼きオーリック・ウルヴィンとその仲間たちは谷で身動きが取れなくなり、エルフたちに賊として捕えられていました。エルフ族の王子ヴァーンはウルヴィンの無実の主張を信じましたが、部下たちはそうではありませんでした。ヴァーンが谷からこっそり彼らを逃がそうとすると、ヴァーンの兄は彼らを捕らえて処刑するために戦士の一団を派遣しました。オーリックが秘める魔術の素質はこの頃ちょうど花開き始めており、エルフの戦士団が襲い掛かってくると、オーリックはなんとか利用できる魔力の源はないものかと谷中に手を伸ばしました。彼が感じたかすかな源は、太陽でした。彼がその力を引き出すと、世界と果てしない闇で満たされた谷とを隔てていた障壁は光によって引き裂かれました。エルフの戦士団は眩しさに何も見えなくなり、しかしヴァーンには変化が訪れました。彼はその光の中にルグスの姿を見いだし、子供たちを救おうとした真実の行動が報われてルグスの司祭となりました。ヴァーンはルグスの導きに従って谷を抜け出し、創造界の凍てつく荒野へと旅立って行きました。

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