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《二つの文明の出会い》
#image(http://www48.atwiki.jp/gennsousekai?cmd=upload&act=open&pageid=74&file=501-4-s.jpg,http://www48.atwiki.jp/gennsousekai?cmd=upload&act=open&pageid=74&file=501-4.jpg)
教会そのものを宙に上げることで難を逃れた[[悪魔祓い]]達。
だが、様々な[[対空術式>魔力圧縮型対空礼装]]から狙われる可能性を考え、彼らはより高く、より遠くへと飛ぼうとした。
そうして、雲を突き抜け逃避行を続ける彼らは、そこでありえない存在と出会う。
そして、この出会いこそが[[第二次文明戦争]]に大きな波乱を巻き起こすことを彼らはまだ知らない。
『どうだ?[[ユグドラシル]]の追撃は来てないだろうな』
『……あのー、なんかすごいものが雲の向こうにあるんですが』
『すごいもの? まさか敵か!?』
『いや、あれは……なんて言ったらいいんでしょうか。とにかく、すごいもんです』
―――教会の見張りを努めていた、C級悪魔祓いとその上司の会話
《二つの文明の出会い ~別視点にて~》
ウラノス群を天空(そら)に昇らせて180年余り。
未だ[[天上の人類>天人]]は、同胞と[[悪魔]]、[[魔物]]以外に天空で遭遇していない。
新生土地誕生に立ち会った者は既にこの世には居らず、当時の事は子孫達の間では神話として語り継がれていた。
雲の上に昇ったウラノスの住人たちにとって、地上の存在などそれこそオトギ話のようなものとして扱われ、
今までその存在が知られることはなかった。
そして、天空での悠々とした生活を送っていた最中、彼らはありえない存在に出会うこととなった。
『正体不明の大型物体を捕捉! 第弐戦闘配備、急げっ!』
『何があるんだ? 悪魔なのか!?』
『いえ、悪魔の反応はありません。ですがこれは……建造物?』
『ならば同胞なのか? はやくモニターを出せ!』
―――警備塔指令室での司令官と索敵員の会話
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