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『火炎都市グラナダ・マナシティ』
[[ユグドラシル]]各地にある、特定の属性の[[マナ]]が集まるように作られた[[魔術師>魔術]]達の町「マナシティ」の一つで、
火属性のマナが集まるように作られた、ユグドラシルにしては珍しく科学文明の力も利用している街。
何故魔術で火を付けないのかと言えば、火のマナを得るために火のマナを使って火を起こすのは無駄だからであり、
何故科学文明の力に頼るかと言えば、一々森を焼いていてはすぐにユグドラシルが焼け野原になってしまうからである。
(火のマナは[[オールグリーン]]の木々が燃える時にもっとも多く放出されるが、化石燃料から一切でないわけでもない)
そういった合理的な思考の下、いくつものタタラ場が作られ、日夜火の魔術師達が研究を行っているのだが、
この特異な方式に嫌悪感を持つ魔術師は多く、このグラナダも当初は火山の火口に置こうという意見もあったほどである。
火の魔術師達の猛反対(いくら火のマナが豊富でも、火山で暮らせるはずがない!)により、
現在の立地に落ち着いたものの、その時の確執から他のマナシティ、というより他の魔術師全体との関係はすこぶる悪い。
そういった理由からか、この町に住む魔術師には変わり種が多く
『ドワーフの大魔術師ニカウ・グッキーナ』の舞台にもなっている
町の名前「グラナダ」は、火のマナの守護精霊サラマンドラが
血の繋がらない100人の子を育てる子供好きだったという逸話より、
子沢山の象徴である柘榴(ざくろ)の実、グラナダから取っている。
町の中央に見えるのがサラマンドラ像であり、
町の周囲には100体に及ぶサラマンドラの子供達の木像が無秩序に飾られている。
画像は15人目の息子であり、番犬でもあるケルベラの像がある高台より望む町の全景。
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