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&image(4-71-s.jpg,http://www48.atwiki.jp/gennsousekai?cmd=upload&act=open&pageid=649&file=4-71.jpg)
御用忍者・改(あらため)さん
狐の[[獣人>魔人]]の中には火属性の[[マナ]]を利用した幻惑の[[魔術]]を得意とし
自らも人の姿に化け、人間社会に入り込む器用な者が現れる。
改さんは、[[久平]]の歓楽街で遊郭屋敷の一室を間借りしている獣人で
昼間は厄介になっている遊郭の娘に手を出したり、行き付けの飲み屋で開店前から酒を掻っ食らっては
やれ店の娘に手を出すな、やれ付けを払えと、昼間の歓楽街を騒がせている。
そして夜になると塒を颯爽と飛び出し闇夜に潜む悪を挫く『御用忍者』を名乗り
屋根から屋根へ、塀から塀へ、闇から闇へと暗躍する、云うところの義賊をやっている。
ある所は民から巻き上げた金で私腹を肥やす悪代官を懲らしめ金を取り返し、
またある所は借金の形に連れて行かれたうら若き娘たちを見事救い出し、
またまたある所では、自分をお縄に付けようと追い回す御奉行から逃げ回り、と
夜の街を騒がし民衆から熱烈な支持を得る存在となった。
そんな彼の夜の顔を知るのは現在、屋敷の女将と行き付けの店の店主のみである。
なぜこんなことを隠れてやっているのかと聞かれれば、
彼は『ここの人たちが好きだから』と答えるだろう。
世に蔓延る悪を捕えるはずの奉行がまるで役に立たず、
人々の不満や不遇が正されないのならば、
無能な御上の代わりに俺が悪を懲らしめてやろう。
時に奉行や本職の御用聞き達から追われる側となる彼が『御用忍者』などと名乗るのは、
本当の意味で民衆を助けていない彼らへの皮肉なのだ。
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