【水惑星サブミリー】
星全体の9割以上が海の星。水質は地球のそれに非常に近い為、移住も可能。
原生生物は海洋類のみ。知的生命体の存在は未だ確認されていない。
移住許可は
ジャッジメントデイの数日前に出されていた為、
ここに移住していた市民、研究者、旅行客は直接の被害を被ることはなかった。
しかし、彼らはもう二度と故郷へは戻れないだろう。地球側の転送システムが破壊されたからだ。
転送先の座標位置は常に変化している為に、下手に次元を超えようとすれば、
宇宙空間や見知らぬ星に飛ばされることになる。
彼らは最早、ここで生きていくしか無いのだ。
『博士、転送システムが起動しません!』
『困ったわねぇ、向こうからの発信データがないと地球へ帰れないわ』
『食糧の備蓄は一年分ありますが、このまま復旧しないとなると……』
―――現地研究員の会話
最終更新:2012年10月01日 15:44