《画廊405/Gallery 405》
レゲイピスの湖からまっすぐ西の果てに行ったところにある廃墟施設。
era1よりもはるか昔は大都市として栄えていた。
大企業とそれを保護する先進国、おそらくトップクラスの生産量を誇り、人口もそれに比例していた。
しかし、
ジャッジメントデイにおける人口衛星の落下により、都市は完全に破壊された。
住人は全て死に絶え、海面の上昇も手伝い、人が住める地域では無くなってしまったのだ。
発見されたのはera2の最初期であるとされるが、略奪の痕が残っているだけで、人が活動を営んでいた形跡は残っていない。
era2中盤、
探検家ゴッヘルザッホによって再発見され、形式的な番号が付けられただけで、再び史実からは姿を消している。
era3になってもその扱いは変わらず、画廊405は旧時代の遺物として放置されたままである。
なお、《画廊/Gallery》という名称はゴッヘルザッホ独自の番号付けであり、
固有名称の記載の見つからなかったものは全て《画廊》として登録されている。
おそらく、彼はこの廃墟に過ぎ去った時の栄華が飾られていると見たのであろう。
『廃墟。廃墟。どこまで行っても、この付近は廃墟しか無い。
風と付近のやたらと熱い海流のせいで、一年中ずっと曇ってばかりいるため、植物も生えてこない。塩害も深刻だ。
レゲイピスの方から北回りで来たはいいが、ここから大陸を左右に渡るとなると、心が塞ぐ。
食料も手に入りにくい。真水も少ない。ヴィークル・ボートのメンテナンス不足も心配だ。
イメージ化を行なって、次の場所に行くとする。旅を始めてから405番めの無価値だった。』
―――探検家ゴッヘルザッホの手記より
最終更新:2022年08月29日 22:14