アーサーの祈り、決意
教会を浮遊させ無事
ユグドラシル領上空へと逃げ果せた
悪魔祓い一行。
その最中、
アーサーは己の弱さを、己の中にいる国一つ民一人守れぬ弱き王を呪った。
大切な民を、国を二度と失いたくない、取り戻したいと、そう思った。
そして彼は強き王になると誓った。
強大な敵に果敢に立ち向かう悪魔祓いのように強く、礼節を重んじる気高き騎士のように誉れ高く。
この日を境に、彼は自らを『騎士王』と名乗り、強き王たらんとした。
それから数日後、アーサーと悪魔祓い一行は現在
ソレグレイユが統治する
旧久平領の辺境地へと降り立つ。
これより彼らは動きだす。国を、ユグドラシルを取り戻す為に。
しかし彼らはまだ知らない。この行動により起こる出来事、世界の変遷、その先の未来を。
最終更新:2022年08月29日 22:17