ヘルヘイム城の戦い


紅白合戦 ヘルヘイム城の戦い

ウルズ川から後方に数km離れた場所にある『要城ヘルヘイム』
アスガルド軍は撤退後、この場所でソルグレイユ軍を迎え撃つ準備を進める。

ウルズ川の戦いより2日後、本国からの援軍が到着し兵力を整えたソルグレイユ軍は、
一路アスガルド軍の主力部隊の待ち受けるヘルヘイム城へと向かう。
先の攻防から「エルフに勝てる」という驕りがあったソルグレイユの司令官達は、
攻城戦用の投石機を配備し、ヘルヘイム城攻略作戦を敢行する。

しかしここヘルヘイム城は、難攻不落の要塞であった。
四方を山々に囲まれた地形、首都への通り道となるこの場所に城を建てることで、戦時における防衛線とした交通路。
背後へ回りこめるような道も無ければ、前方から魔術によって閉じられた門を抉じ開けるしか中に入る術がなく、城壁そのものも魔術によって硬度が上げられている。
それに止まらず、頭上からはエルフによる魔術攻撃、その他数種の魔物による背後からの挟撃といった、
当時最大の防衛システムが、敵の一切の侵入を拒む。

そして実際に、この戦いでソルグレイユ軍は決定的敗北を喫する。画像は戦闘の一部始終。
背後から甲殻種の奇襲に遭い、左翼部隊が瓦解、投石機による攻撃も城壁に備え付けられた魔物により幾つも遮られ、
決定的な破壊行為を行えなかった。
ウルズ川の攻防とは打って変わり、この攻城戦は僅か1時間余でソルグレイユ軍の敗北で終わった。

結果、敗走したソルグレイユ軍は前線基地としたウルズ川に撤退。
当時ここ以外の各地にも侵略行為を行っていたソルグレイユには、現状戦力でのこれ以上の進軍は困難だと判断され、
ソルグレイユは開戦時から停戦協定を提示していたアスガルド政府の申し入れを、一時的に受理することとなる。

こうして、たった一月でこの戦争は終結した。
この数ヶ月後、アスガルドは新興国として勢力を拡大していた南半球の勢力『ユグドラシル』との吸収合併を承諾。
ソルグレイユは容易に手出し出来なくなった。
また当時のソルグレイユ国内では戦争を推し進める侵略派と、旧世界の科学文明復興を願う再生派が派閥闘争を繰り広げていた。これに勝利した再生派は侵略派を国外に追いやり一時国家を解体、新国家として『ソレグレイユ』を建国した。

これにより、旧国家体制時代の領土をそのまま維持したソレグレイユと、
エルフを中心とした国家を吸収しながら勢力を拡大していったユグドラシルが世界を北と南に二分していった。


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最終更新:2022年08月31日 18:36
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