ボルク・ドラコ


【火棲龍ボルク・ドラコ】
火山地帯のマグマの中に棲み、鉱物を主食とする飛龍の一種。
恐ろしい外見と桁外れの巨体から凶暴そうに見えるが性格は穏やかで、自ら他の生物を襲うことはない。
一生をマグマの中で過ごし移動することもないため人に害を為すことはない、飛龍としては驚くほど大人しい種と言えるだろう。

近年の研究では他の飛龍との生存競争に負けた種が、競争相手の少ないマグマの中で
暮らせるよう進化したものと考えられている。進化の過程で鱗はマグマの熱を遮断する
中空式のプロテクターにかわり、翼はマグマを泳ぐためのヒレを果たすようになった。
敵のいないマグマの中では飛ぶ必要はなく、そのため徐々に体は巨大化していき現在の姿になったと思われる

余談だが、この龍を分類するに当たって当初学会はその巨大さから古龍に分類しようとしたが、
古龍の条件の‘高度な知能を有する’‘マナを用い魔術を使う’といった諸条件を満たしておらず、
一方で飛龍の条件である‘(飛べるかどうかはともかく)羽根と尻尾を有している’‘四足歩行である’
‘単純な知能しか持たない’‘比較的寿命が短い’等の条件を満たしており、奇妙にも
『飛べない飛龍』として飛龍に分類された。ちなみに飛龍の大きさランキングでは
2位に10倍近い差をつけて堂々の1位となっている

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最終更新:2022年08月31日 18:17