行善

era2中期の宗教家。
元々は久平の娯楽都市・神酒耶のとある酒屋の長男として生まれた。

当時は久平の娯楽を全て担っているとまで言われた大繁栄の中、比較的裕福に幸せに暮らしていたが、
十代後半に家族旅行で訪れた地方で、『旧態の神』へ祈りを捧げる巫女の姿を見て以来、
その神秘性の虜となり、跡継ぎの道を断って家を飛び出し、独自に修行を始めた。

そして三十代の半ばを過ぎた頃、とある小島で修行中に睡魔に襲われ、その時見た夢の中で、
『旧態の神』とは違う別の神、『ホトケ』なる者から、世の一切の命を救えとの神託と教えを授かったという。

それから彼は、各地を自分の脚で歩いて周りその教えを人々に説き始めた。
彼のその行為は『法を説く』即ち『説法』と呼ばれ、命は幾度も生まれ変わり、
善い行いを積むことでその輪から抜け出せるという教えは、久平を中心に信者を着実に増やしていき、
やがて山を切り開いて朱葉の元となる寺院を造るだけの勢力を持つようになった。

そこまで信者が増えても彼は説法を止めること無く、死の間際まで世界を渡り歩いた。
この際、探検家ゴッヘルザッホ時忘れの解き忘れ老人に出会い、説法をしたとも言うが真偽は不明。
最期には、寺院に祀られている彼の見たホトケを模した像の前で『ゼンギョウ』という最後の修行を行いながら、
集まった弟子達に自らの教えを書き起こさせ、最後の一文を読み終えると同時に、
満ち足りた表情で息を引き取ったという。

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最終更新:2013年06月09日 16:11