《霊獣/Divine Beast》
野生の獣や
魔物が永い年月をかけて
マナを体内に蓄積していった結果、
その魂が"星の命"と同調し、《
精霊》に近しいモノへと変質した存在。
周囲のマナと半ば融合した存在であるため、自らの領土の内であれば、
自在にその身をマナに変換し、任意の箇所で再構築することや、
その意志に従って
大魔術規模の現象を引き起こすことも可能である。
人類側からは「土地のヌシ」や「守り神」等と呼ばれることもあり、
地域によっては
旧態の神の顕現、あるいはその御使いとして信仰の対象となっている。
元が通常の生物である分だけ、"世界の意志"そのものの具現化である《精霊》よりは
人類との会話・意思疎通が容易ではあるが、変質してから間もない「若い」個体は獣としての本能が強く、
年を経た「古い」個体は"世界の意志"との同調率が高いために、その行動原理や倫理観は人間と大きくかけ離れており、
『共存』することは《精霊》よりも困難であることも少なくない。
また、中には己が得た"力"を楯に、近隣に住む人類種に対して貢物や生贄を要求するものも居り、
そうした個体は「荒神」や「祟り神」として怖れられ、
中には「邪神」としてや
教会や
協会の討伐対象とされるものも存在する。
最終更新:2013年10月08日 02:10