練兵院教務課に受験申請を行った訓練生は、
その後2ヶ月以内に何らかの"成果物"を提出することを求められる。
通常、研究員を目指す者は学術的なレポートを、
前線に出るハンターとなることを望む者は、仕留めた
魔物を提出するのだが、
この提出物の質によって、
協会に登録される際の初期ランクが決まるため、
己の実力以上の獲物に挑み命を落とす者が後を絶たず、
その数は、練兵院における死亡者の約4割にも達すると言われている。
この試験において真に問われるのは、己の実力を正しく把握する分析力と、
名誉にはしる自身の欲を抑える自制心である。
最終更新:2022年08月31日 18:19