蛇昏地


忘れられた鉱山 蛇昏地(ヘビクラツチ)

目占女が神として崇められる様になる前。
彼女がまだ優れた術者として讃えられていただけだった頃。
彼女は、ある日白鱗永身神の声を聞き、そしてある山の中から鉱脈を探り当てた。
それがこの蛇昏地鉱山だ。

この鉱山から採掘されるのは、唯の鉱物ではない。
図にあるような、光も射さぬ地下にあって碧く輝く『碧輝玉(アオテルタマ)』だ。
この鉱物は、精錬されると『碧鉄(アオガネ)』という金属となる。
これは非常に特異な性質を併せ持つ不思議な金属で、
密度が一立方メートル当たり数グラムという恐ろしく粗い構造であるにも関わらず、
ダイアモンドに並ぶ修正モース硬度14を誇り、
尚且つ、高温下においてのみだが柔軟性は粘土と大差ない状態になるという奇怪なもの。

これを使って作られた道具は、丈夫で壊れることがないにもかかわらず羽よりも軽く、
如何にか弱いものであったとしても容易く使いこなせた。
この特異性から、産出したクニでは王族や一部の許された者だけが所有・使用することが許されていたという。

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最終更新:2013年10月17日 23:01
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