HIYMS CLW-415 エゼキエルⅡ級魔導軽巡洋艦
その一環として開発されたのが本級である。
ちなみに魔導という単語は、ユグドラシルでは水上艦と区別する際に使われることが多い。
装備、装甲の開発にあたっては
悪魔祓い教会が帝国議会にも極秘裏で協力し、
これまで教会が行ってきた、主に11次元に関する研究の成果の一部が応用された。
その結果、5基10門装備した主砲の81口径連装魔力砲が、
建造後の悪魔の残骸を用いた実弾演習において
Evil Demonの残骸の皮膚を撃ち抜くという成果を残した。
動力面では動力炉に
魔術師による
マナの供給を可能にし、従来の倍近い最高速度を得るに至った。
装甲には雷属性のマナを表面に展開し、物理攻撃を軽減できる、
ドワーフの技術を導入した鋼と
霊晶石の合金が採用された。
37隻が建造され、24隻が軍に、8隻が騎士団に、5隻が教会に供与され、
軍に供与された24隻はera3時点では主に帝都
ファンタズム周辺空域の哨戒任務に当たっている。
画像はこの後教会に供与された13番艦『セアルティエル』で、
『
リヴェルティア』の城塞地区にて撮られ、帝都の各新聞にも掲載されたものである。
画像右上の複葉機は汎用機『カラドリウス』で、ユグドラシル初の艦載機である。
新鋭機が次々投入されたことでかなり旧式化してはいるが、
未だ偵察任務には使用されており、また民間でも広く使われている。
―性能諸元―
エルワ社製 81口径連装魔力収束砲 5基
クァルン社製 防盾付連装近接機銃 18基
アピサム社製 対艦魔力噴進弾・魚雷発射装置 4基
動力 汎イセイア式合成魔力反応炉Ⅲ型 2基
装甲 グレイラス霊晶合金
速力 67ノット
全長 174m
全幅 19m
最終更新:2022年08月29日 22:25