ユグドラシル皇帝府『エルネセウム』
セラル海峡を挟んで南側には巨大な塔『アイラルの塔』があり、周辺国の王族を招いた際にはここが使用される。
内部は戦時に国民や兵士を避難させる場所として使うため、城砦後ろのラサンス山内部まで開発されており、
正面ホールは相当な広さの空間をもつ。
アーサーを除く歴代皇帝の巨大な立像が左右に並ぶ正面ホールから奥は皇族と従者、近衛兵の居住区と
王宮があり、地下には宝物庫や戦艦クラスの艦艇をも収容できる兵器庫がある。
また内観はのちに『
ジオフロント』から脱走した、とある若者のもたらした情報から
極秘裏に派遣された学者により類似が指摘され、なんらかの関係があるのではないかと言われている。
正面扉からホール、図書館などの周辺施設までは基本的に誰でも入ることができ、
他の場所も許可証があれば入ることができる。
普段は閑静な、しかし皇帝の威厳を『アイラルの塔』とともに国民に象徴している場所である。
『屋内だというのに、外にいるかのようだ。天井は遠く、声すら響かない。それはあの場所と変わらない。
しかしここには自由がある。歩き、見、考える自由が。あの場所に、自由は無かった。』
――ある脱走者の手記より
最終更新:2014年04月18日 00:04