ソレグレイユ連邦共和国大統領府


ソレグレイユ連邦共和国大統領府

議会議事堂から南に17km離れた地点に存在する、ソレグレイユ連邦政府の中枢。
内部には大統領や閣僚、官僚のオフィスや各省庁本部、連邦共和国軍最高総司令部、
統合幕僚監部と傘下の各種委員会議場、展望台などが設置されている。

その為、建築にあたってはソレグレイユの最新技術が使われ、シェルター並みの堅牢さを誇っている。
era3初期に改装が行われ、エヴィングなどモービルの離着陸ベイ、予想外の襲撃に備えた軽戦闘機の離着陸場の他、
平時は地下に収納され非常時に展開できる対空砲架などが増設された。


画像の正面広場にはソレグレイユを構成する各国の国旗が並んでいる。
周囲の像は彫刻家オーレリー・バール作で、一体一体に『ベイリー』『メルス』といった名が付けられており、
『深夜に行くとポーズが変わっていた』という噂がある。
像の設置にあたっては政府関係者が駄目元で依頼したところ快諾されたという逸話が残っている。

年末年始や建国記念日など特別な祝日には国家国民総出で祭典を行うため、正面広場は非常に広大である。


『私は議事堂を発ってから程なくして、大統領府前にたどり着いた。
 ここはあまりにも広い。一体狭苦しい元の私の家がいくつ入るのだろうか。
 端から端まで走ったら、私はそこから一歩も動けなくなり、さっさと餓死してしまうだろう。

 そして、もし旗や像が無ければ、待ち合わせなども出来なかっただろう。
 私の目は別にレーダーなどではないのだ。

 私は次に書く予定の小説の一文を頭の中でひたすら呟きながら彼を待った。
 口に出せばまた変人だと思われてしまうから、注意しなくては。
 そんなことを考えていると彼の姿が目に入った。手を振っている。
 目立つから出来ればやめて欲しいものだが…まあ、こんな場所でそんなことを言うのは野暮というものだ。

 そして私は、凝り固まった肩を慎重に解し、ポケットの財布を気にしながら、彼の元へと歩いていった』

―――ブルーノ・シュニッツラー自伝『鉄の焔』より

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最終更新:2022年08月29日 18:55
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