ユグドラシル正教会 礼拝堂


ユグドラシル正教会 礼拝堂

帝国主教会とも呼ばれる。
ユグドラシルが帝国として発展し、繁栄し続けてきた背景には、所謂“神権”によるところも大きかった。
オールグリーンの中で"神"の存在を絶対的なものとする唯神論が根付いていたユグドラシルの民に対し、
『皇帝は神々の代弁者である』としたのだ。

ユグドラシルの民がこの言葉を信じ続けたのには理由があった。
ユグドラシルの歴代皇帝は、決して圧政を行わなかったからだ。

確かにオットー・エル・ユグドラシルのように好戦的な人物もいないわけではなかったが、
そもそも日常的に戦争ができるような相手がいなかったため、戦争を繰り返すこと自体ができなかったのだ。

初代皇帝バルバロッサの忠臣であり、同時に友人でもあった魔術師ウィルヘルム・ロクタスと
初代教皇アンドレアス・レペスによって神話は体系化され、人々の間に浸透していくこととなった。

ちなみに、このウィルヘルム・ロクタスはこの後、悪魔に対抗する『力』をユグドラシル内に作るため、
正教会から独立した実力組織である『悪魔祓い教会』を創設した人物でもある。
悪魔祓い教会に『教会』という名称がついているのには、こういった経緯が関係している。

しかし、ユグドラシル正教会には、特にはっきりした教義やそれに基づく戒律があるわけでもなく、
入信などの明確な基準すら存在していない。
『信じるも信じないも個人の自由』というスタイルであり、それ故に『布教』ということも特にしていない。

そのためある意味で自由を象徴する教皇は、支配者としての権力は無くとも、民の尊敬の対象となっている。
宗教団体というよりはむしろ、教皇や司教、司祭らが市民から寄付金などを募りながら
共同で教会学校や孤児院を運営し、軍の出征時など要請があれば祈祷や洗礼なども行う支援団体という側面が強い。

例外として、明らかにユグドラシル国民に害を及ぼすと思われる団体などに対しては警告を行い、
無視した場合にはユグドラシル教皇省によって『異端』認定を行い異端審問にかける。

しかしアーサー帝が軟禁され、マイスナーが実権を握って以降、その機能は形骸化しつつある。

実力としては神殿衛兵団と呼ばれる、軍に属さない魔導兵と魔術師からなる組織が存在する。
D2兵器に関しては、悪魔祓い教会同様反対の立場をとっている。
騎士団はD2兵器に明確には反対していないため、
悪魔祓い教会がユグドラシルから離脱して以降は、帝都で唯一のD2兵器反対の組織となる。

era3現在でも、帝都を始めユグドラシル各地に教会や聖堂、神殿が見られる。

画像は帝都ファンタズムに存在する、中規模の礼拝堂である。


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最終更新:2022年08月31日 18:41