狂犬覚醒《バーサーク》
摂政
マイスナーが
モンモラスら魔術研究院メンバーに命じて確立させた闇
魔術。
肉体強化系の魔術に属し『怒り』の感情を増幅させ、脳のリミッターを外すことで
身体能力を極限まで高めることが出来る。
術の効果が出ている間、大量の濃密な闇属性の
マナが体内から染み出し、黒い霧状となって全身を包む。
特定の条件下においては霧が視覚情報の誤認を生じさせ、戦闘を有利に運ぶことが可能になる。
確立当初、肉体の強化の代償として被術者の理性が著しく希薄化する特性から
開発者であるモンモラスによって『狂化』と呼称されていたが、
帝都郊外の攻防で足止めを受けたマイスナーが、負傷し意識を失っていた
アインシュナットに術を施したところ、
実験以上の結果が出たことから、彼の異名に因んで、狂犬覚醒《バーサーク》と名付けられた。
「アインシュナット!? 何故だ! 何故貴君が私を……」
「マイスナー! 先程の異様な魔力の流れ、一体何をした!」
『グ……ガアァァァアアァアアアアアアアアアアア』
最終更新:2022年08月30日 22:12