《Freikugel-System》
戦艦の魔力砲の開発等で有名なエルワ社や魔力炉や軍事用
魔導陣の開発で名を挙げたゲンディア社、
その他
ユグドラシルの各兵器会社が共同開発した、火力支援を目的とした
凶装具とそれに付随する魔導陣の総称。
ゲルディア社製の召喚魔導陣展開補助システム
(画像では左手の帽子型の物体。普段は本当に帽子としてつかえる遊び心も)から生成された、
魔導銃Magie-Kanone(マギ・カノーネ)を形成、召喚し、自在に操作することで圧倒的な火力を得る。
また、その際の魔力炉についてはエーテリア社を筆頭に複数の社が調整したものが使われている。
魔武装として開発プランはあったものの、根本的な問題……召喚、砲撃、操作に伴う
急激な
マナの消費により、運用は不可能とされていた。
しかし、
悪魔の力を用いた凶装具化、そして運用する試作D3兵器
Δ(デルタ)自身が
7体分の悪魔の力を内蔵していたことにより、ようやく実戦に投入できるようになったという経緯を持つ。
召喚される魔銃は一発でも戦艦の主砲並の火力を持つが、燃費も相応の為、
通常の魔術師には負担が大きすぎるものだがΔ(デルタ)はこれを連射、
それどころか移動の際に後方に噴射し、推進力としている。
さすがにこの際には負担が大きいのか、射撃は両手の二門が限界のようだが、
悪魔の力を解放した際にはこの限りではないようである。
なんにせよ、この凶装具はおそらく火力という点で言えば最強の凶装具であり、
補給や戦術といった要素を省いた単純な概算なら、単騎で
ソレグレイユを焦土にすることも可能である。
最終更新:2022年08月29日 22:18