『ロスト・リトルフィンガー』
最初は命知らずのトレジャーハンタ―達のベースキャンプがあるだけの土地だったが、
北部の深刻な
魔物被害を鑑みた"
協会"の出張支部がおかれたことで徐々に人が集まりだし
さらにガルドアの樹海に存在する『
塔』を信仰する教団の本部が建てられたことで、
街としての体裁が保てる程度には発展した。
年中雪の降りしきる極寒の地だが、夏の一時期には雪がやみ、一週間ほどだが青空を拝むことができる。
その時期には普段はおぼろげにしか見ることができない『塔』がはるか蒼天の彼方まで続くその姿を現し、
それを祝う祭典に参加するため集まる人々と、この機を逃さず探索を、と意気込む探検家や魔術師たち、
そして今日だけは羽目を外す
魔物狩り達が町の中心部に集い、非常なにぎわいを見せる。
なお、街の名前『ロスト・リトルフィンガー』は、ガルドアの樹海の発見者であり、
名前の由来でもある探検家ガルドアがこの地で凍傷により左手の小指を失ったことから、
記念にと本人が命名したことによる。
最終更新:2022年08月28日 23:21