魔術回路
エルフ種にのみ備わっている
魔術を扱う為の擬似神経、
あるいは体内に取り込んだ
マナを循環させる為の擬似血管網。
ジャッジメントデイによる突然変異によってこの特異な器官を獲得したが故に、
エルフは
小人から"魔術"という特殊技能を学びとり、独自に発展させることが可能となった。
本来は、マナを吸収・蓄積するだけの器官であるが、
修業によってマナを意識的に操作する術を学ぶ(=回路を開く)ことで、
魔術を構築し発動するという行為が可能となる。
回路の数は、生まれつき決まっており、この本数が多ければ多いほど
マナを吸収・蓄積出来る量が増え、魔術の構築過程を分担処理することができるようになるため、
より複雑で威力の高い術をより短時間で構築・発動することができる。
そのため、エルフたちは長年にわたって魔術回路を人為的に増やす方法を模索してきたものの、
開発された技術は、そのどれもが肉体や精神に多大な負荷を強いるものであり、
常に命の危険にさらされるような不安定なものばかりであったため、広く普及することはなかった。
最終更新:2014年01月21日 02:45