蜃気楼の神殿


『蜃気楼の神殿』

砂漠の大陸シャングリラの原住民である獣人達の間で信じられている伝承において
果て無き砂漠のどこかに眠るとされている、伝説の場所。

ある時は砂丘の奥にうずもれるように、またある時はオアシスの泉の中にといったように、
まるで意志を持つかのようにその場所を変えると言われている。

伝説では、聖地を求め流浪の旅をする獣王(魔人の伝説において、全ての魔人を理想郷へ導くとされている宗教的存在)が
砂嵐に力つき、倒れようとした際に眼前に現れ、その身を風と砂礫から守ったという逸話があり、
そこから転じて苦難に遭った修行者を救うべく創造主(魔人の宗教における神の立ち位置にある存在)
が遣わせる救いのための力の顕れだといわれており、信仰の対象となっている。

時折「目撃した」という者があらわれることがあるが、未だに辿り着いたという者はいない。
それらの証言に共通しているのは「まるで目の前にあるように見えるのに、いくら近づいても遠ざかる」というもので、
この理由については魔人達は「その者に救われるほどの功徳がなかったために入れなかった」と解釈している。
一方、M・ウィリアムズなどの 研究者の中には、これをとある自然現象で説明できるとしている者もいる

なお、名称についてはおそらく正しいものがあったのだろうが、era2における探索者と魔人との不幸な抗争と、
その中での大規模な神殿の打ち壊しや宗教家の弾圧、また魔人が文字という文化を持たなかったことから
その"正しい名前"は不幸にも失われてしまった。
(この画像も写真であり、元の宗教画は焼失している)

そのため、この「蜃気楼の神殿」という名称は魔人の文化研究の第一人者であるマックイーン・ウィリアムズが
この伝承に対する個人的な見解にちなんでつけた、仮の名前である。

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最終更新:2014年01月30日 02:51