ヴェセルギウス・デラシス級重巡航機動戦艦


SFRS BTF-153 ヴェセルギウス・デラシス級重巡航機動戦艦

era2終期に竣工し、アルカディオが建造されるまではソレグレイユ軍最大艦艇の座を保っていた戦艦。
その巨大さは、旧人類の一部の巡航艦をも凌いでいる。
戦艦と銘打ってはいるが、艦載機の搭載量も通常の航空母艦を遥かに超えており、
また小艦艇を収容できるドックもある。

他に類を見ない要塞砲を主砲とし、並みの艦砲射撃では沈めることはおろか小破させることも難しい。
その巨体を効率よく前進させるための主翼が両舷に張り出しており、その上にも主砲が設置されている。

本級が開発された背景には、ソレグレイユの絶対的な軍事力を誇示するということが主目的のひとつとしてあった。
当時ユグドラシルというもう一つの大国が軍事・経済両面で急激に成長する中、
ソレグレイユは『旧世界の再興』という国家目的に対して行き詰まりを見せていた。

そしてまた、この現状を憂慮する国民の声が出始めていたのである。
自分たちは今後どうなるのか。旧世界の再興など本当に出来るのか。
連邦共和国議会でも議題として何度となく持ち上がったが、なかなか有効な策を講じられずにいた。

そこで国民の士気を鼓舞するべく、様々なテストも兼ねて開発・建造されたのが本級である。
これだけの巨艦を竣工させ、運用出来るということはすなわち強大な軍事力の証であり、
国力の象徴であったのだ。

第一次文明戦争では3番艦『レメンサリアス・ランタス』が久平侵攻艦隊旗艦として参加し、
艦首に10門設置された粒子要塞砲の火力を以って当時の久平連合艦隊のほぼ半数近くを壊滅させた。
また、魔法素が実用化されて以降はほぼ全ての武装を魔法素両用砲に換装した。

しかし文明戦争末期のStingray Demonの大群の襲撃で大破、辛うじて沈没は免れたものの
ソレグレイユ連邦共和国政府が悪魔に対する危機感をさらに高める要因となった。

画像は5番艦『クランケイオス・コルノス』のもので、小艦艇群の運用訓練航行の際に撮影されたもの。
また周囲の艦艇群はASM-771コサイル級航宙突撃艦及び、EVM-814ペルドーン級航宙護衛艦である。


―性能諸元―


コーエン社製 三連装75口径大型魔法素粒子要塞砲 37基

コーエン社製 連装46口径魔法素砲 90基

アサント社製 六連装対空動力魔法素粒子機関砲 319基

レウト社製 二十五連装誘導噴進弾固定発射管 128基

ワルナー社製 35口径単装固定収束魔法素粒子要塞砲 10基

動力 主…スクラウディック社製 クレイゼン・アラストアMGE-800GⅢ推力統合機動式 2基

  補助…スクラウディック社製 フェイランズ・トーレカMGE-767SⅣ推力単装流動式 8基

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最終更新:2022年08月31日 18:58
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