ブランタ


旧都ブランタ

その場所には、人があり、社会があり、文明があった。
終わる事など有り得る筈がないと、誰もがそう思っていた。

しかし時が過ぎたある日、それらは一瞬にして炎に呑まれ、闇に没した。

一体誰だ。一体何故だ。平和だった我々の暮らしを、一体誰が奪ったのだ。

その問いに答える者は無い。
全ては物言わぬ、過去の遺物でしかないからだ。

彼らが嘗て崇め奉りし神像は、今もなお、変わらぬ笑みを湛えている。

もう戻らない彼らの栄華を、夢見ている。

+ タグ編集
  • タグ:
  • era2
  • era3
  • 旧世界遺物
  • 地名

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2014年04月03日 23:51
添付ファイル