ファンタズム帝立連合闘技場


ファンタズム帝立連合闘技場

ユグドラシル首都ファンタズムに存在する闘技場群。
規模や構造は様々で、神に捧げるための儀式としての闘技を行う観客席のないもの(画像・右下)から、
三十万人以上を収容可能なもの(画像・左上、画像は選手入退場用廊下)まである。

ドーム化も可能な最大のものは特にインペリアル・アリーナと呼ばれ、人間同士の戦いである通常闘技、
人間対魔物や悪魔の戦いである人魔闘技を始め、様々な戦いが行われる。
月に一度開催される皇帝杯では、その月に捕らえられた中で最も上質の魔物が解き放たれ、
人間側は人魔闘技を勝ち抜いた者の中から選ばれる最大5人が立ち向かう。
その際にはスクリーンに闘技の様子が映写され、後方の座席からでも見られるよう配慮されている。

魔物を撃破し、勝利を手にすることができれば、皇帝から一人一人に優勝杯と賞金10000レミス、
そして《勇士(勇者)/blaver》の称号が与えられが与えられ、さらに軍の特別遊撃部隊などへの就職も優遇される。
完全に撃破出来なかった場合でも敢闘賞が授与され、魔術師ギルドや戦士ギルドからオファーが来ることも多い。

そもそもは、初代皇帝バルバロッサが軍を強化するための人材を集めるべく、
実力のある臣民に賞金と引き換えに参加を呼び掛けたものが始まりである。
その際にはあまりに多くの者が参加を申し出たため、抽選が行われるほどであったという。

バルバロッサはこれほどまでに応募が集まるとは全く思っておらず、側近から総応募者数を報告された時、
素で「桁がおかしいだろう」とぼやいたと伝えられている。
そのため、始めは軍内の実力者に挑戦者を相手取らせる予定だったものが
挑戦者同士のトーナメント戦となり、それが第一回通常闘技大会となった。

その後バルバロッサは、これが国威高揚の効果があると考え、大規模な闘技場を帝都民総出で建設し、
軍の採用試験という側面だけでなく国民の娯楽という側面からも闘技を見られるようにした。

出場は無料で、しかも勝ち進めば進むほど栄誉と賞金が手に入るため、参加希望者は多い。
しかし地方戦からインペリアル・アリーナで皇帝の臨席のもと行われる上位戦まで進める者は、そう多くない。
通常闘技の主なルールは、武器は貸与制で、両手剣や片手剣、若しくは杖などを大きさと属性を指定して選び、
一対一で戦い、先に戦闘不能になった側の敗北となる。
また死者が出ないよう常に精鋭部隊が控えている。

また魔術礼装は、自前のものを許可制で持ち込むことができ、種族ごとに装着できる個数が異なる。
しかし人魔闘技にルールは無く、自らの持つ全ての力を出し切ることが許されており、
観客席と闘技場の間には魔導陣によって透明になるよう加工された特殊な防壁が張られている。

歴史上多くの人物がこの闘技場入り口の石碑に名を残しており、
凄剣竜ソルディムをたった二人で撃破し優勝したファビアン&レアンドルのバラデュール兄弟や、
手足が刃と化した変異種のBlack soldiersとの壮絶な一騎打ちの末勝利したエンリケ・アルメンダリスなどが有名。

彼らの多くは《騎士団/order》にも似た、軍から独立した精鋭部隊である《剣(闘)士団/gladiator》に入り
皇帝に仕え、ラウンズに移籍する者もいる。

インペリアル・アリーナの入場料は闘技場から一番遠い無料席から、2レミス以上かかる特等席まで様々である。
例外として皇帝の血族、もしくは皇帝の招待を受けた者は来賓として、入場料が免除される仕組みになっている。

ここでの競技の主催者は主に皇帝であるが、民間が独自に様々な競技を行う場合にも使用されており、
帝都でスカイドラゴンレースが行われた際のゴール地点にもなった。

現在でも帝国内最大級の娯楽施設として、
また自らの実力を最も手っ取り早く大衆に知らしめることが出来る場として、
多くの人間が集まる場所となっている。


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最終更新:2022年08月31日 18:57