神前滑稽詩

2005年01月07日(金) 19時57分-穂永秋琴

 
人の数は万を以って数えるけれど
杜の中だから二酸化炭素も平気
常緑樹は大喜びで光合成
人ごみの中でさえ新鮮な空気
手水は獣脂、煙は焼肉
香ばしい臭いに神様も落ち着かない

杜の中のビッグ・マーケット
あけましてお祭り騒ぎさ……
乱れ飛ぶ賽銭、神前は屋台の杜
口からあぶらを滴らせた子供
その手に握られた牛の串焼き
神も涎を垂らして境内を歩き回る


こんなことを考えながら熱田をぶらついた私は不敬でしょうか……

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穂永秋琴 2005年
最終更新:2014年03月18日 13:48