グレーゾーン(2)例外無駄合XY(Z)型、XYZ型

冬眠蛙さんのブログ 無駄合判定その2.5を参考にしております。

例外無駄合=直ぐとって即詰みになる合駒。
XY型=Xで覗き王手し玉方が合駒をしたとする。その合駒をYで取りながら王手して即詰であり、且つその合駒がX型でないとき、その合駒をXY型とする。

XY(Z)型

例外無駄合で申し上げたように、XY型の殆どは自明無駄合です。
ところが、このXY(Z)型は無駄合と考える人も有効合と考える人も居るようです。

XY(Z)型=飛駒Xが覗き王手し玉方が合駒をしたとする。その合駒をYで取りながら王手するとZが新しく詰みに参加して即詰であるときその合駒をXY(Z)型とする。(XY(Z)⊂XY)
※XYZ型は全てZが新しく詰みに参加しますが、最後のXY(Z)⊂XYがXYZ型は含まないことを表しています。
読んだだけではよく分からないと思います。下図をご覧下さい。
3手目の局面の▲1四香がZにあたります。確かに3手目の局面で▲1四香が無いと詰んでいませんね。
つまりXY(Z)型は、間接的にZが参加するXY型とも言えます。

解釈

実はこのようなXY(Z)型は仲間内は全員無駄合と判断したのです。
しかし実際にXY(Z)型の詰め上がり図が問題になったこともあるようですし、グレーゾーンであることは確実のようです。

XYZ型

XYZ型=飛駒Xで覗き王手し玉方が合駒をしたとする。その合駒をYで取るとZで王手になり即詰であり、且つその合駒がX型,XY型でないとき、その合駒をXYZ型とする。
XY型のうち、という条件を省けばXYZ型もZが新しく参加します(但しZが王手)。
例外無駄合でも申し上げたように、XYZ型は全てグレーゾーンのようです。
Zが新しく参加する事が理由かはともかく、Zが新しく詰みに参加するものは自明無駄合の定義から除いたほうがいいようです。
また、XY(Z)型よりXYZ型の方が、より有効合に近いグレーゾーンと言えるでしょう。

例外無駄合における自明無駄合

従って例外無駄合における自明無駄合の定義は、XY(Z)型でないXY型をXY(Y)型と表すことにすると、
X型+XY(Y)型」と言えそうです。

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最終更新:2012年07月27日 02:27
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