目的

トップページでは「無駄合を定義する」などと大それたことを言いましたが、
当面の目的は、詰将棋の合駒において
『誰もが無駄合と認める合駒を定義すること』
とします。

誰もが認める無駄合

本来ならば詰将棋上の合駒は全て有効合・無駄合に分類できるはずなのです。
しかし実際には、「グレーゾーン」と言える合駒が存在します。
察するに無駄合の判定は各々の感性によってなされてきたのでしょう。
例えば、「この合駒は、あの合駒より無駄っぽい、無駄合っぽい」と感じることがあるはずです。
だからこそ、その判定が分かれることがあります。それが「グレーゾーン」です。
「グレーゾーン」にあたる合駒が含まれる詰将棋が投稿されることはあまりありません。（題材として使われることはあります。）
基本的にはその「グレーゾーン」を無視した、狭義の無駄合定義で詰将棋を考えるべきです。
その狭義の無駄合が、左図で言う「自明無駄合」です。
前述のグレーゾーンがある限り、正確な無駄合定義はほぼ不可能でしょうから、その自明無駄合を定義する事がこのwikiの目的です。

そこで何種類かの細かい定義を用意することにしました。
それらの定義は狭義無駄合、広義無駄合、最広義無駄合、例外無駄合で説明します。