※これは認識についての記事です。認識のことを気にしたら堂々巡りになったり認識迷子になったりする可能性があります。譜面が押せなくて困っていて、認識が悪いのではないかと思ってからこの記事を見ると良いと思います。
※この認識法の話は、16分でノーツがたくさん降ってくるLEVEL10以上の譜面に関係が有ることです。LEVEL9以下ではおそらく考えなくて大丈夫です。たぶん緑値とか白値を検討する方が先です。
目次
対比表
|
縦認識 |
横認識 |
概要 |
ノーツを縦に線でつなげていく感じ |
16分で何の同時押しが降ってきてるかを見る |
ハイスピ |
速い(?) |
遅い(?) |
目線 |
上(?) |
下(?) |
得意な譜面 |
16分に収まらない、ずれ譜面や16分+24分など |
16分乱打 |
苦手な譜面 |
繰り返し 4〜6つの同時押し 不均一な譜面 |
16分以外の、拍子にはまらない譜面 認識の容量を超える重発狂 |
|
16分乱打 |
普通 |
得意 |
ずれ譜面 |
普通 |
苦手 |
不均一な譜面 |
苦手 |
普通 |
同時押し譜面 |
苦手 |
普通 |
餡蜜 |
得意 |
苦手 |
その他特徴 |
同時押しなのに両手でタイミングがずれる可能性 |
先読みしない(皿や縦連で効いてくる一方でトリルや繰り返しが得意) |
横認識と縦認識とは
横認識と縦認識は、認識、つまり譜面の見方(見え方)の種類です。
Blue Rainの二重乱打地帯を例にして、縦認識と横認識の違いを図示します。
Blue Rainの中盤はこのような二重乱打です。
これをもし縦認識(たぶんこっちが普通の見方)で見ると
こんな感じで見えます。または操作認識も混ぜて(縦認識の一種のような感じ)
こんな感じで見えます。緑の線は、左手で叩く領域と右手で叩く領域を分ける線です。
おそらく普通に成長してきて☆10や11相当をやり始めた頃は、このどちらかの縦認識になると思います。
一方、横認識の場合、
こんな感じで見えます、というのは嘘で、こんな風には見えず、緑の線で囲まれた1つずつの区間が順番に見えます。
つまり、まず最初に見えるのがこれで、
次の瞬間見えるのが、
次に
次に
という具合です。
実際の所、人によっては縦認識も混ぜて、次への流れも考えている(線でつないでいる)のかもしれませんが、横認識では少なくとも、しっかり横向きにどんな同時押しであるかを見切ります。そしてとにかく、その目の前の同時押しを叩きます。(よって、左手の打鍵と右手の打鍵はタイミングが同期します。)
おそらく普通に成長してきて☆10や11相当をやり始めた頃は、同時押し譜面(Mind MappingやEDENなど)をするときにこの横認識をしていると思いますが、多重乱打(上の例のBlue Rainなど)でもこの見方を応用できるのです。多重乱打に対して縦認識ではなく(だけでなく)、横認識が(も)できるようになることで、多重乱打への対応力が格段に上がる(叩けるようになる)、という人が多くいます。(一方で、縦認識のみで多重乱打を叩き切るレベルになる方もいるのではいかと思います。)
ここで留意して欲しいことは、横認識では16分毎でノーツを見切る必要があり、全体を眺めていればよい縦認識に比べて、見切りの回数が多いため集中力を必要とすることです。つまり、「横認識しよう!」と思わないと大抵縦認識になります。
横認識をどうすれば実現できるかは、人によって違うと思います。たとえば私なら、目線を下げて視界を狭めずに狭い範囲を横長に力強く見る感じ、ですが、何も参考にならないでしょう。
縦認識が苦手とする譜面
ところで、二重乱打のような均一な譜面では縦認識も横認識も使えるのですが、それぞれ苦手とする譜面もあります。
まず縦認識が苦手とするのは、不均一な譜面(3-1乱打等)や4~6個のような多数の同時押し、BPMが遅い譜面です。
SPACE FIGHTの乱打なのですが、不均一な上にBPMが遅いため餡蜜でごまかすことも出来ず、縦認識だとミスが出やすいです。
不均一だとこのように枝分かれが多すぎて何がなんだか分からなくなってしまいます。
4~6個の多い同時押しも枝分かれが多いため見切りにくいし、形が複雑なため縦認識でつらつら眺めていると正確な形がつかめません。4~6個の多い同時押しは横認識の方が良いでしょう。
一番極端な不均一乱打は、歯抜け乱打です。歯抜け乱打とは、16分乱打を基礎にして、その16つの同時押しのうちいくつかがノーツなしの場合です。SPACE FIGHTにも、1拍目の2つ目、2拍目の2つ目、3拍目の2,3つ目に空白があります。この空白を認識しやすいのも横認識です。
低BPMの話が出ましたが、
縦認識は線の流れと手の動きの流れを対応させているため腕押しを混ぜるべきBPMで変に指押しのみになってしまうことがあるので、そうならないように気をつけます。(詳しくは
BPMと三打鍵区理論)逆に高BPMの曲ではさらさらっと取りきれることが多いです。
横認識が苦手とする譜面
次は、横認識が苦手とする譜面についてです。横認識は譜面が16分のグリッドに乗っていることを前提としているため、苦手なのは、ずれ譜面や縦連の譜面です。
天空の夜明けの譜面です。36小節目は横認識が適切なのですが、37小節目は16分+24分なので16分で横認識しても収まりきらず、48分で横認識しようとしてもそれは速すぎて間に合いません。
右のような16分に収まらない譜面を横認識で認識するのは大変です。縦認識で認識しましょう。
横認識の習得について
横認識の習得には打鍵力や打鍵法が大きく関連しているというのが当wikiの見解です。
詳しくは
認識と打鍵をご参照ください。
最終更新:2022年05月29日 07:13